【宿命のカケラ】

 

私は、一風変わったコテコテ関西人の母親と、

秀才お気楽湘南ボーイのとの間、

ふっつーの家の長女として生まれました。

 

 

お恥ずかしながらあまり丁寧に育てられておらず、

放任すぎる我が家の子育て事情に

見かねた叔母が、

 

「私、女の子がほしかったの!」と

 

物心ついたころの私を

大層かまって育ててくれたのです。

 

当時、大実業家だった叔母は、

その後間もなく人生が大回転して、

算命学の私の師匠となります。

 

私と東洋哲学との出会いはそれから間もなく

のことですが、


とにかく我が家を構成する人員

(専業主婦のばあちゃん+全員職人)からは、

まったく思いもよらない、

縁もゆかりもない学問の気を、私は受け始めました。

 

 

さてさて、時は経ち、、、

 

ガラスの十代初頭、

東京で出会った自称霊能者というひとがいました。

 

霊能者というひとに会うのは、生まれて初めて。

男性でしたが、女性でした。

 

それきりあったこともない、彼女は
過去生と未来がみれるといって、
私のことを目の前に座らせて、

うんにゃらかんにゃらと目をつむり、

こう言いました。

 

「文字が見えます。本もたくさん。

中国人の学者。男。

その意思をあなたは引き継いで生まれている。

つまり、前世。

未来、あなたは文字についてたくさん学び

人に伝えています。」

 

ついでに、前世は巫女を得て、飛脚。

ともいわれてずっこけました。

 

 

さらにさらに、時は経ち、、、

 

 

あるサイキックなお客様に出会いました。

自称、天使の女性。

 

彼女に、まるで同じことをいわれて

忘れかけていたことを思い出したのです。

 

「スワンさんの背後に、うず高く積まれた

本が見えます。前世は学者さんですね。

国の機関にいて、古い何かを学んでいたようです。

そういうお仕事をされていくんですね」

 

 

鳥肌びっくりんこ。

だってその時は、まったく違う仕事をしていたのですから。

 

さらにさらに、時は経ち、、、

 

 

ある日、関西出張が決まりました。

その時たまたま、

元京浜東北線だった車両が、(鉄分多めです)

関西でお役目を果たし、卒業間近だという

鉄子情報を入手し、

 

そうだ!だったらその路線が走る、

沿線沿いにあった母の実家の駅を訪れてみよう

とふと思い立ったのです。

 


子供のころ、毎年夏休み中過ごしたその町に、

どこよりも郷愁を感じていましたが、

 

こんな機会でもなければ、

二度と降り立つことはないだろうと思ったのです。

 

 

 

「また来年な」

あの夏、涙ながらに、自転車を小脇に、

笑顔で手を振ってくれたおばあちゃん。

 

あの小さな駅はもう、昔の面影を残すところも少なく、
方向の記憶だけを辿って、進んでいきます。

 

仕事後のため、陽も落ちかけています。

 

母の昔の実家は、すでに知らない家族が住んでいて、
行けば行ったで、ちょっとさみしくなりました。

 

 

陽は落ちきり、

電灯もまばらで暗く、なんだかほんとに

とぼとぼ、夢の中の世界を

手探りに歩くような感覚で帰路を進みます。

すると、、、

 

ぼうっと提灯に灯りがともった

神社に出たのです。

 

その神社は、かの陰陽師

安倍晴明の母親にあたる、

葛の葉が祀られている神社でした。

 

びっくりんこ。

 

まさかこんな身近に、
陰陽師と関係するの神社があったとは知らずに

幼いころを過ごしていました。

 

ノーマークw

 

 

 

というわけで、陰陽五行など、

まったく縁もゆかりもない母親が、

この地をでて、関東で結婚し、私は生まれ、

まったく関わりのなかった実家で育ったのに、

 

結果的に、ここにたどり着いたわけです。

 

 

そうか。これが私の宿命。

そして、お仕事(天命)なのね。

 

そう思わざるを得なかったのです。

 

 

その後、私はこの仕事を正式に引き継ぎました。

勿論それだけがきっかけではないけれど。

 

 

宿命の欠片は、

ここに至るまで、あちこちに転がっていました。

 

 

あなたの宿命の欠片も、
振り返れば、辿ってきた道の上に、

ヒントが散りばめられているはず。
 

過去のことを振り返ることは、

意味のないこと、とするひともいるけれど、

 

私は、

過去にこそ、ネタがゴロゴロ転がってて、

後から気付いて、

うわ!そうだったんやとなったとたんに

 

それらは未来への道を開く、

ヒントと資源になってゆく。

 

答え合わせをする、オモロネタが

 

これまで歩んできた道の上に、

ゴロゴロと落ちているものではないかと

思っています。

 

だから、ときどき、

後ろを振り返ってみませんか。
 

後ろ向きで歩くのも、面白いんですよ^^