自転車と映画

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こんにちは。

前回、筋トレと共に自転車による有酸素運動に励んでいると書きましたが、5月頭にロードを納車してから二週間ちょい。

毎夜、地元を走り回るナイトライダー(ナイト違い)と化した梅津です。



もうどハマりもいいとこで、筋トレと有酸素運動の親和性だなんだと尤もらしいことを考えているようにみせて、その実自転車に乗りたいだけで筋トレはおまけになりつつあります。

もっぱら23時を過ぎた頃からおもむろに筋トレを始め、2時間後にはハアハア言いながら寝静まった夜の路上でペダルを漕いでいる訳ですが、ここまで自分を突き動かすものは一体何なのか、考えてみるに根底にあるのはただただ乗りたいという至ってシンプルな行動原理でなのですが、さらに理由をつけるとするならば幼い時分には最も身近な移動手段であったこの自転車という乗り物の素晴らしさを今一度思い出したというところが大きいように思えます。


思い返せば、かつてはどこに行くにも決まってそばにいたの自転車でした。

放課後、町が17時を告げるまでの一分一秒が惜しくて友達の待つ公園まで全力で向かう時も、

当時、僕たちの間でもっぱら希求されていたバスケットボールのリングがある公園を探すためボールだけを持って隣町まで冒険に出かける時も。

気がつけば本来の目的も忘れ、流れ行く景色に心躍らせながらペダルを回したものです。


雨風にさらされて錆びだらけになった何に使うのかよく分からない機械、蔦絡まる廃工場、ぼうふらの湧いたドラム缶、ザリガニよりレアな蟹のいる用水路、けしからん本が集積された林


そうやって少しずつ自分の世界が広がっていくことに焦燥感にも似た胸の鼓動を抑えながら早く明日にならないかな、なんてもどかしく眠りにつくことは、大人になった今では早々得られない時間だったんだなと思い込んでいました。

(書いていてふと、そういったはやる気持ちが好きで演劇やってるのかもと思いましたが )


ペダルを回した分だけ進み、己の足が耐えうる限りどこまでもいけるというそれ自体の単純明快さ、

そして大人になって何もかも知ったような顔した自分にもまだ自分の住む町にすら知らない顔があるという事実。

ただそれだけのシンプルな理由がペダルを回す力になるんですよねぇ

ある種の原点回帰なわけです。


兎にも角にも、色んなことが複雑に絡み合い頭を掻き毟りたくなるような日々を一旦脇にどけて、自転車というプリミティブな乗り物に身を任せてみるのもいいかもしれませんね。


でも、実際車道走ってると背筋が凍る思いをすることも多いのでくれぐれも安全運転で。

下手したら夜空を見上げるたびに思い出されることになりかねないので。

ではでは。

「ババ、ジョニーフッ!!





※ナイトライダー、夜空を見上げるたび〜、「ババ、ジョニー…フッ!!」とは……マッドマックス(1979)参照)