今日は One Directionの “What Makes You Beautiful” の解説をしてみます。
こんな感じ↓の曲です♪

 

 

 

 

 

この曲はたくさん勉強できるところがあるので、

最初から順番に解説していきますね。
最初の歌詞はこういう風になっています。
 


You’re insecure

Don’t know what for

You’re turning heads when you walk through the door

Don’t need make-up, to cover up

Being the way that you are is enough

 

 

最初の行の “ insecure” は「自信がない、不安だ」という意味です。

単語の最初に付く “in” には「〜でない」という意味があって、
in(〜でない)+ secure(安全だ、安心だ)= 自信がない、不安だ、ということですね。

 


他の単語としては…

 


in + active = inactive = 活動的でない、不活発な

in + convenient = inconvenient = 便利でない、不便な、面倒な

 
 

などがあります。なので、意味は「君は自信がない」ということですね。

 

次は、最初に主語の “I” が省略されていて、


 (I) Don’t know what for

 

 

となるので、「僕は what for が分からない」ということになりますが、 “what for” の意味は何でしょうか? 例えば、会話でこんな風に使います。


A: I need to leave early today.(今日は早く出なきゃいけないんだ)

B: What for? (何のために?)
 


 “what for” は「何のために?」という意味で、理由を聞きたい時に使います。

なので、最初の行と合わせて考えると、こうなりますね。

 

You’re insecure(君は自信がない)
Don’t know what for(僕にはその理由が分からない)


 

次は、こういう歌詞です。



You’re turning heads when you walk through the door
 

 

when you walk through the door (君がドアを歩いて通り抜ける時)が後半ですが、前半の “You’re turning heads” はどんな意味になるでしょうか?


もし、この表現を見聞きしたことがなくても、 “head” の意味は誰でも知っていると思います。「頭」ですね。そうすると「あなたは頭を turn させている」ということになります。

 

 

 “turn” には「向きを変える」とか「ひっくり返す」という意味があるので、だとすると、「頭の向きを変える」=「振り返る」という意味かなあ? と考える人もいるかもしれませんが、ここで注意すべきは、“heads” と、最後に s  が付いて、頭が複数形になっていることです。

 

 

人間には、頭は普通、1人につき1つしかありません。

生まれつきの異常とかでなければ、頭は1つですよね笑

 

 

歌詞では、複数の頭を turn させているということになるので、それはつまり、自分にある1つの頭ではなく、他の人のいくつもの頭を turn させている、ということだと考えなければなりません。

 

 

なので、 “You’ re turning heads” は「あなたは(他の人たちの)頭を振り向かせている」=「注目を集めている、魅力がある」という意味なのでした。


次も、先ほどと同じで、最初に主語の “You” が省略されています。


(You) Don’t need make-up, to cover up
(君には覆い隠すためのメイクは必要ない)


その次はこんな文です。


Being the way that you are is enough.


特に難しい単語が使われているわけではないですが、意味が分かりにくい人もいるかもしれません。

 

最後の方で “are is” と be動詞が2つ並んで出てきていますが、be動詞が2つ並んで出てくるのは普通ありえません。だから、ここは are / is という風に、間に区切れ目が入っていると考える必要があります。


Being the way that you are / is enough

 

 

is enough(十分である)が最後に来ているので、その前までがすべて主語で、「〜で十分である」という意味です。


主語の部分は “Being the way that you are” ですが、the way (that) ~ は、「道」の意味ではなく、「〜の仕方、方法」という意味で使います。例えば…

 

I like the way (that) you sing. (あなたの歌い方が好き)

 

 

もうちょっと意味を進めると(詳しい説明は省略しますが)、the way が「〜ように、〜みたいに」という意味にもなることもあります。

 

 

She sang the way (that) Mariah Carey did.
(彼女は、マライア・キャリーが歌ったみたいに歌った)

 

この使い方は、「〜ように」の意味の as で言い替えできます。


She sang as Mariah Carey did.
(彼女は、マライア・キャリーが歌ったように歌った)



この “as” の使い方は、映画『グレイテスト・ショーマン』の “This Is Me” の中の歌詞でも出てきます。
 

 

No one’ll love you as you are.

 

 

No one’ll love you(誰もあなたを愛さない)の後ろに “as you are” が付いていますが、ここの “as”は「〜ように」の意味なので、 “as you are”で「“you are” であるように」ということです。つまり、「あなたが存在しているように」=「あなたのそのままで」という意味です。

 

 

この “ as you are” とほぼ同じ使い方が、先ほどの歌詞で出てきた “the way that are” です。
 

 

the way (that) you are = as you are(あなたのそのままで)

 

 

the way (that) と as を入れ替えても、右と左は同じになりますよね?

 

歌詞に戻りますが、

 


Being the way that you are / is enough

 

 

で、主語がBeing the way that you are でしたね。 “the way that you are(あなたのそのままで)”の前にBeing (〜であること)が付いているので、「あなたがそのままであることは」という意味の主語でした。

 

 

それで十分だ(is enough)というわけで、すごく長い説明になりましたが「あなたがそのままでいることで十分だ」という、ごくごくシンプルな意味だったのでした笑。

 


次回はこの続きをやりますが、続きの歌詞は、こうなります。


Everyone else in the room can see it

Everyone else but you
 


どんな意味になるでしょうか?

“see” と “but” に注意して考えてみてくださいね(^ ^)

 

 

最後に、もう一度、今日の歌詞と和訳を載せておきます。


You’re insecure
(君は自信がない)

Don’t know what for
(僕にはその理由が分からない)

You’re turning heads when you walk through the door
(君がドアを通り抜けて歩いていくと、振り向く人がいるんだよ)

Don’t need make-up, to cover up
(覆い隠すためのメイクは必要ない)

Being the way that you are is enough
(そのままで十分なんだから)

 

今日は『歌うたいのバラッド』の英語バージョンの歌詞をやってみたいと思います。

この曲↓ですね。

 

 

 

 

日本語の歌詞は、

 

 

ああ、歌うことは難しいことじゃない
ただ声に身を任せ
頭の中を空っぽにするだけ

 

となっていますが、その部分の英語歌詞はこんな感じです。

 

 

Oh it isn’t hard at all

(ああ、それは全然難しいことじゃない)

Pouring your soul into a song
(魂を歌に込めて)
Open your mind and everything inside

(心の中にあるものを全部解放して)

Don’t think too much about it

(あまり考えすぎないで)

 

 

となって、その次の歌詞が、こうなります。

 

 

Just let the music take you over



どんな意味になると思いますか?

 

 

“let” は、「〜させる」の意味の “make” と同じで、「使役動詞」と呼ばれるものです(使役動詞makeの解説はこちら)。「使役動詞」は、 “make”、 “let” の他に、“have”、 “get” もあります。

 

 

目的語の後ろに「原形動詞(辞書に載っている形)」が来る場合の使い方は、 “make” も “let” も “have” も同じです( “get” だけ使い方が違います)。


☆ make/let/have + 目的語 + 原形動詞

  (目的語に〜させる)

 

   She made me stay home.(彼女は私に家にいさせた)

   Let me try this.(私にこれを試させてください)

   I’ll have her call back. (彼女に<電話を>折返しさせます)

 

 

☆   get + 目的語 + to 原形動詞(不定詞)

   I couldn’t get him to stay here.(彼をここにとどまらせることができなかった)

 

 

“make” も “let” も “have” も、目的語の後ろには原形動詞がそのまま来れますが、 “get” の場合は、目的語の後ろには to 不定詞(原形動詞の前に to が付く形)が来るという違いがあるということですね。

 

 

では、歌詞に戻ると、

 

 

Just let the music take you over

 

 

だったので、 “let” の後ろに、目的語の “the music” があって、その後ろに原形動詞の “take” が来ている形です。

 

 

なので、「その音楽に “take you over” させる」という意味になりますが、では、”take over” はどんな意味でしょう?

 

"take over" は辞書を引けば、「引き継ぐ、奪う、乗っ取る、支配する、占領する」などの意味が出てきます。直訳すると、「その音楽にあなたを乗っ取らせる」ということになりますね笑

 

 

どういうことかと言うと、「あなた」が主体ではなく、「音楽」を主体にさせるということだと思います。「あなた」が歌うのではなく、「音楽」に歌わせる。日本語歌詞よりも、ずっと音楽に没入する感じが出ていて、素敵な訳だと思ったので、ご紹介しました♪

 

 

最後に、今日の歌詞を訳を載せておきます(^ ^)

 

 

Oh it isn’t hard at all

(ああ、それは全然難しいことじゃない)

Pouring your soul into a song
(魂を歌に込めて)
Open your mind and everything inside

(心の中にあるものを全部解放して)

Don’t think too much about it

(あまり考えすぎないで)

Just let the music take you over

(ただ、その音楽に歌わせるだけ)

 

 

今日は、前回と同じ “(You Make Me Feel Like) A Natural Woman” の2番冒頭の歌詞をやってみたいと思います。 
この曲↓でした。

 

 

 

 

 

2番冒頭の歌詞は、次のようになっています。

 

 

When my soul was in the lost and found

You came along to claim it

 

 

一行目の最後の “lost and found”  は「遺失物取扱所」、要するに、落とし物や忘れ物を届けたり、取りに行ったりする場所です。なので、 訳はこんな感じになると思います。

 

When my soul was in the lost and found

(私の心が「お忘れ物センター」にあった時)

 

 

次の歌詞は “You came along(あなたがやってきた)” から始まります。

 

 

その次の “ to claim it” ですが、どういう意味になるでしょうか?

 

 

英語の “claim” は、日本語の「文句」に近い「クレーム」の意味ではほとんど使いません。

 

 

例えば、空港にある “Baggage Claim” はどんな意味か、考えてみてください。

 

 

“Baggage Claim”は、自分のスーツケースなどの荷物を受け取る場所ですね。自分の荷物を「求める」「主張する」場所ということです。自分の荷物にクレームをつけるところではありません笑

 

 

このように、英語の “claim” は「求める」「必要とする」「主張する」という意味で使うことが多いです。

 

 

なので、先ほどの “to claim it”  は、「it(= my soul)を求めて、受け取りに」というような意味なのでした。

 

 

私の心が、忘れ物や落とし物としてぽつーんと、「お忘れ物センター」に置き去りにされてたところに、それを取りに来てくれた人がいた、みたいなイメージです。

 

 

なので、こんな感じに訳してみました。

 

 

When my soul was in the lost and found

(私の心が「お忘れ物センター」にあった時)

You came along to claim it

(あなたがやってきた。それを受け取りたいと)

 

 

その言わんとしているところは、お分かりですよね?

とっても面白い表現をしていると思ったので、ご紹介しました(^ ^)

 

 

もう1つ、動画冒頭の1分くらいのイントロダクションについて、少し説明しておきます。これを最初に聞いた時、何のことを言っているのかよく分かりませんでした。

 

 

というのは、紹介している女性が 「私がアレサ・フランクリンのためにこの曲を作って、大ヒットになった」というようなことを言っているのですが、どう考えても、こんなに若い女性が、こんな昔の曲を書いたはずがないからです。

 

 

どうやら、この紹介をしている女性(Chilina Kennedy)は、“Beautiful” というミュージカルで、この曲を書いたキャロル・キング(Carol King)の役をやった人のようです。だから、この動画の冒頭でも、キャロル・キングに扮して紹介していたのでした。彼女が、どういう経緯で (You Make Me Feel Like) A Natural Woman” を作ることになったかという話をした後で、次のように言っています。

 

 

The woman who sang it was one of the great American artists of all time.

(その曲を歌った女性は、史上最高のアメリカ人アーティストの一人でした)

I would later do a version of it myself on “Tapestry” but it was different from hers.
(私は後々、『タペストリー』で、その曲を私のバージョンで歌ったけれど、それは彼女のものとは違いました)
Because …well, there is only one Aretha Franklin!

(だって、、、アレサ・フランクリンは一人しかいないから!)

 

 

『タペストリー』はキャロル・キングのアルバムなので、ここで彼女がキャロル・キングに扮していることが分かります。

 

 

この曲を作ったキャロル・キングは、アレサ・フランクリンの登場にすごくビックリしている金髪の女性です。サプライズでの登場だったようで、とても嬉しそうですね(^ ^)

 

 

最後に、今回の歌詞と訳を載せておきます♪

 

 

When my soul was in the lost and found

(私の心が「お忘れ物センター」にあった時)

You came along to claim it

(あなたがやってきた。それを受け取りたいと)

 

今日は、曲のタイトルが、どこを見ても、 “(You Make Me Feel Like) A Natural Woman” となっていて、最初にカッコが付いている曲です。

こういう曲↓ですね。
 

 

(この時、歌っているアレサ・フランクリンは70歳過ぎてます‼)

 

 

この曲の歌詞全体を訳すとすると、恥ずかしくて穴に隠れたくなってしまう感じなので笑、他のサイト等を見ていただいて…


サビが “make” の説明に良いかなと思うので、サビのところをやりますね。
サビの歌詞はこういう風になっています。

 

 

‘ Cause you make me feel

You make me feel

You make me feel like

A natural woman

 

 

“you make me feel” を何回も繰り返しているので、その繰り返しをなくして、シンプルな一文に書き換えると、こうなります。


‘Cause you make me feel like a natural woman

 

 

 曲のタイトルとほぼ同じですね。‘Cause は、“Because” の省略形なので、「〜だから」という意味です。その後に一文が続いているわけですが、その中の “make” はどういう意味になるでしょうか?


もちろん「作る」という意味ではないです笑


ここの “makeは、「〜させる」という意味 で、「使役動詞」と呼ばれます。


☆ make+目的語+補語

 

 

以上のような形式で、「目的語を補語の状態にさせる(目的語=補語にさせる)」(補語の説明はこちら)という意味で使います。
 

 

この曲の2番では、同じ “make” を使った次のような歌詞が出てきます。

 

 

I make you happy

 

 

“you” が目的語、“happy”が補語で、「“you”を“happy” な状態にさせる(you=happyにさせる)」ということですから、「私があなたを幸せにする」という意味になりますね。

 

 

こういう使役動詞としての “make” の場合、補語の部分に「動詞の原形(辞書に載っている形)」を入れることもできます。例えば、1番の歌詞に次のようなものがあります。

 

 

It made me feel so tired

 

 

“me(私)” が目的語で、 その後ろに “feel(感じる)” という動詞が来ています。

 

 

 “feel so tired” は「とても疲れていると感じる」という意味なので、まどろこっしいですが、「me (私)= feel so tired(とても疲れていると感じる)」状態にさせた(made)、ということになりますね。

 

 

つまり、「そのことは、私にとても疲れていると感じさせた=そのことで、とても疲れる感じがした」という意味になるのでした。


この文は、冒頭のサビの部分とだいぶ似ています。


You make me feel like a natural woman

 

 

でしたから、"me" が目的語で、その後に動詞の "feel" が来ている、先ほどの形と同じです。 

 

 

“feel like …” は「…のように感じる」という意味なので、「あなたは私に “natural woman” であるように感じさせる」という意味になります。

 


ここで、 “natural woman” についてなのですが、“natural” は「自然のままの、生まれつきの」というような意味です。

 

 

natural attitude(自然な態度)

natural voice(自然な声)

natural athlete(生まれながらのアスリート)

natural talent (生まれつきの才能)

 

 

とすると、“natural woman” を辞書的に直訳すれば「自然な女性」「生まれつきの女性」ということになりますが…「女性は、女性に生まれるのではなく、女性になる」というジェンダーの議論を踏まえるのだとすると、この訳をするのはちょっとはばかられます。

 

 

動画のコメントを見ると、こんなものが見られます。

 

 

Aretha ending the gender debate because everyone feels like a natural woman after this
《アレサはジェンダーの議論を終わらせる。だって、これを見た後は、みんな “natural woman” であるように感じるから》

 

 

I’m a 13 year old boy and she made me feel like a natural woman
《僕は13歳の少年だけど、彼女の歌を聞いて、僕が “natural woman” であるように感じた》

 

 

Even Obama felt like a natural woman

《オバマでさえ、彼自身 “natural woman”のように感じた(はずだよ)》

 

 

それに対するコメントとしては、笑いであったりとか様々ですが、少なくとも、そういうジェンダーを超えたメッセージ性があるということなのだと思います。


ということで、 “natural woman” は「そのままの私」と訳すことにして、こんな感じの訳にしました。


‘Cause you make me feel like a natural woman

(だって、あなたといると、そのままの私でいられるように感じるから)

 

 

次回は、2番の冒頭の歌詞をやってみたいと思いますので、その部分を最後に載せておきます。“lost and found” と “claim” に注意して、意味を考えてみてください♪

 

 

When my soul was in the lost and found

You came along to claim it

 

 

動画冒頭1分くらいのイントロダクションも少し説明しますので、 ご興味ある方は、もう一度見てみてください〜(^ ^)

今日は、前回のビートルズの “Let It Be” の違う一節を取り上げてみます。

 

 

こういう曲↓でした。

 

 

 

 

前回と同じような歌詞で、次のような部分があります。

 

 

I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
Speaking words of wisdom

Let it be

 

 

最初の一行以外は、前回と同じですが、 “ I wake up to the sound of music” の部分の “to” はどんな意味になるでしょうか?

 

 

“to” は、「〜へ、〜に」で最初に習いますが、ここでは to の前に “wake up(目覚める)” がありますし、後ろに “the sound of music(音楽の音)” があるので、「〜へ」だとすると、意味不明になってしまいます。

 

 

こういう場合の “to” は、「〜に合わせて、〜に応じて」の意味です。

 

 

例えば、

 

We danced to the music. (私たちは音楽に合わせて踊った)

 

 

 という風に使います。

 

 

なので、冒頭の歌詞は、I wake up to the sound of music (私は音楽の音に合わせて目覚める=私は音楽の音で目覚める) でした。

 

 

“to” の後ろには、「音」や「音楽」などがくることが多いので、歌詞で割と使われます。細かいですが、注意してみてください。

 

 

最後に今回の部分の訳を載せておきます(^ ^)

 

 

I wake up to the sound of music
(私が音楽の音で目覚めると)

Mother Mary comes to me
(マリア様が私のところにやってくる)

Speaking words of wisdom

(賢明な教えを語りながら)
Let it be

(「あるがままにしておきなさい」と)