先日京都で開催された不妊鍼灸ネットワークに参加し不妊専門クリニックのドクターの話を聴いてきました。
そこで問題となったのが患者さんの高齢化です。
そのクリニックでは40代の患者さんは、10年前全体の3割程度だったのが現在は6割近くまで増加しているそうです
高齢化による卵巣予備機能、卵子の質の低下が不妊治療の大きな問題点として取り上げられました。
この流れは今後も続いていくとみられ、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療の受診者も増えていくと思われます。
しかし高額な医療費という問題が大きくのしかかり、不妊治療は続けたいが経済的に治療を継続できないという話も多数聞きます。
こういった声に対し政府は小子化対策の一環として、今年の4月から不妊治療の保険商品の取り扱いを認可すると発表しました。
これにより生保各社は独自の保険商品の販売を開始する事になります。
未婚、既婚を問わず多くの女性に不妊治療の現状を知っていただく事で、早めの検査や治療につなげていく事が大事です
その中で不妊鍼灸の有効性や安全性が広まっていけば治療のさらなる相乗効果が期待できると確信しております。