結果、コスタリカ1-0イタリア

感じることが幾つか。

まず、思うのは日本の大会前の練習試合の相手がザンビア、コスタリカで弱敵ばかりだったから良くなかったと書いている記者たちがいたわけだが、そのひとたちがこの結果を見て何を書くのかが楽しみ(笑)

コスタリカは弱者の戦い方をしたとか書くような試合になるだろうと思っていたのだが、結果がだけでなく、内容的にもコスタリカはアウトサイダーではなかった。
前半にイタリアが守備的サッカーをしたにせよほぼ四つに組んでの戦いぶりは賞賛に値する。

コスタリカ戦のあとに、相手が弱いとかなんとか書いている記事があった中で、自分が何を書いたかと読み返してみると「結果は3-1だが、内容は互角。自分がコスタリカの監督だったら同じスタメンだったら次は勝つと考えているだろう。」と書いているのでニンマリ。

しかし、同じエントリの中で日本代表について「日本は練習試合を通じてコンディションをあげていくことに成功しつつあるようで、まずは良かった。」と書いたことは大きな見間違いだったようで、マスコミが書いているように気温は高くとも湿度が低いアメリカで合宿した結果として順応が足りなかったとみるのが妥当なのかもしれない。

大会全体の予想では「準備不足で臨まなければならない大会で勝ちあがるにはクラブチームのスケジュールで痛めつけられていない選手をどれだけ擁しているかが大きなポイントになっているように見える。」と書きながら「王道予想だがスペイン、ドイツ、イタリアあたりは順当に勝ち上がってくるのだろう。」と書いているのは我ながら間抜け(笑)

しかし、「一時代を築いたスペインのサッカーがこの大会でも結果を残すのか、それとも流行し始めているスペインサッカー封じ策が功を奏するのかが個人的には一番興味がある。」と書いているし、それより以前のエントリにバルサの凋落について「終わりの始まり」と書いているので、まあ、見えていなかったわけではないと言い訳しておく(笑)

後半、イタリアは攻め続けたがゴールを奪うことはできなかった。
ブランデッリの誤算は前半に守備的な戦いをしたときに失点するとは思っていなかったことだろう。
コスタリカは堅守カウンターのチームだが、ボールを持たせてしまえばたいしたことはないとみていたのでは…
しかし、コスタリカはロングカウンターもショートカウンターも、ポゼッションからの崩しも何でもできる融通の利くチームだった。

最後に主審の判定基準が微妙。腕で掴むのが一瞬だと流していて、今後どういう判定基準になるのか、選手の側の自主規制がないとしばらくは混乱が続くだろう。
それ以前にオフサイドの見方があきらかにおかしいし、他にも前半にイタリア寄りと言われても仕方がない決定的なミスがあったのはいただけない。