突然ですが
アイコン変えてみました♡


さて今日は3/3、ひな祭り


すっきり晴れて暖かくなりそうで

良い休日♡



また職場のメンヘラ女子の嫌な言動で

生理前のホルモンバランスのせいもあり

気分が落ちかけています


なので今朝はモヤモヤを吹き飛ばすべく

ひさしぶりに起きてすぐお散歩へ!



前職の頃は朝時間の余裕もあったし

早朝のお散歩は割と日課だったけれど

今は朝起きて窓の外を眺める余裕がなく出勤してる


腕をブンブン振って

お尻と内腿、そしてお腹に意識をしながら歩いてると

大体頭が無になるのでお散歩は良い♡


そんな時

ふと耳に入ったココココ、、という音



コゲラさんがキツツキしてました!

一生懸命何かおいしいものでも見つけたのかな?

しばらく足を止めて見てしまったり


それから通り過ぎそうでハッと気づいて



梅♡


そういえばこのお散歩ルートには

近くなると匂いでわかる紅梅があったのだけど

もう散ってしまったのか、気付かなかった


帰り道、マンションの植え込みに春らしい寄せ植えがしてあって心が和みました

改めて管理してくれている人に感謝


朝のゆとり時間があると

普段は気付かなかった景色に感動してしまうものだわー


お花といえば、今日はひな祭りなので

昨晩買って帰ってきたお花も癒し♡



昔付き合ってた人が、ひな祭りには「女の子の日だから」と言って、お花とひなあられを必ずくれたのが忘れられない思い出だったりするのよね

その点は良い人だったよな〜


今日は散歩の後に買い物にも行って

立派なハマグリと菜の花をゲット♡

ひさびさにキッチンに立ってお吸い物とお浸しでも作る予定です



昨日は前日に思い立って

京橋のアーティゾンミュージアムへ




行くか行かないか、と年末から迷っていた

「マリー・ローランサンー時代をうつす眼」展が会期終了する週末でした




年明けに行ったキュビスム展で

マリー・ローランサンがまさかのキュビスムの人と知り


アポリネールとその友人たち(第2ヴァージョン)/1909年/ポンピドゥセンター




そういえば
2019年@横浜美術館に初めてローランサンへ興味が湧いたのだった




マリー・ローランサンといえば

こんな感じよね!


パステルカラーの水彩画

フワフワした少女像のイメージ


↑の「二人の少女」は1923年の作品ですが

なんとびっくり、1925年には日本で展示され、その後ずっと日本でコレクションされたという歴史的な作品!(石橋財団アーティゾン美術館蔵)



私のイチオシはこれ↓


「女と犬」

1923年頃/石橋財団アーティゾン美術館蔵


ワンコ、おかわーー♡


マリー・ローランサンの言葉で

「犬と愛人無しには生きていけない」

というのがあるくらい犬が好きなんだそうで


私もそんなセリフを残して世をさりたい←



他にも好みな色合いがいっぱいあって

服のコーデとか自分の制作物に取り入れたい色合わせが参考になるわ!


「牝鹿と二人の女」1923年/ひろしま美術館


ひろしま美術館ってよく見かけるけどいいコレクションを持ってるんだわ!

旅行の際はぜひ行ってみたいです



お花の絵もとても鮮やかなのに優しい色合い♡

これを参考にしてブーケを作ってみたいな!

「花束」1939年/マリー・ローランサン美術館


「花を生けた花瓶」1950年頃/マリー・ローランサン美術館



それにしても

ピカソもそうだけど

こんなに画風が変わるのもすごい


下の4点は全部自画像


左上から時計回りに

「自画像」1904年(21歳)

「自画像」1905年頃(22歳頃)

「自画像」1908年頃(25歳頃)

「帽子をかぶった自画像」1927年頃(44歳頃)

全てマリー・ローランサン美術館蔵



この時代にそう多く無い女性画家

男ばかりの中でたくさんの人と交流しながら学んで

ピカソなどの芸術家に認められていたことは本当にすごい

結婚後夫に伴われ亡命したけど離婚してフランスに戻り

再婚や出産などせずに死ぬまで描き続けたという信念の人



結婚は幸せではなく、その時に書いた詩にはこんなこと綴っている


    

「鎮痛剤」

退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。

不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。

病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。

捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。

よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。

追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。

死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。

(『月下の一群』より、堀口大學訳)


なんか、、


夫が酒浸りで妻(マリー・ローランサン)を放置した挙句の

「もっと哀れな女は忘れられた女」

という、、

泣ける、、、


しかもタイトルがね、「鎮痛剤」ですからね

むしろ心をえぐるような内容な気がしますが



晩年に描いたこの作品


「三人の若い女」1953年頃/マリー・ローランサン美術館蔵


背景に描かれたマリボー橋は

若くして亡くなった昔の恋人アポリネールを想って描かれたのだとか



マリーローランサンとの愛の終焉を書いたと言われるアポリネールの詩「ミラボー橋」(1912年)


    

「ミラボー橋」

ミラボー橋の下をセーヌが流れ
われらの恋が流れる
わたしは思いだす
悩みのあとには楽しみが来ると
日も暮れよ 鐘も鳴れ 
月日は流れ わたしは残る

手と手をつなぎ顔と顔を向け合おう  
こうしていると
われらのうでの 橋の下を
疲れた無窮の時が流れる
   日も暮れよ 鐘も鳴れ 
   月日は流れ わたしは残る

流れる水のように恋も死んでゆく 
恋もまた死んでゆく
命ばかりが長く
希望ばかりが大きい
日も暮れよ 鐘も鳴れ 
月日は流れ わたしは残る

日が去り月が行き 
過ぎた時も 
昔の恋もふたたびは帰らない
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れる
日も暮れよ 鐘も鳴れ 
月日は流れ わたしは残る

堀口大學 訳


なんか

せつない、、、


マリー・ローランサンが亡くなった際には

アポリネールからもらった手紙の束と一緒に葬られたというから(=ずっととってあった)

死ぬまで本当に好きだったんだろうな



マリー・ローランサンという人と人生を

そしてキュビスムから独自の世界を表現した作品と共にじっくり知ることができた

良い展覧会でした



会期終了間際の週末ではあったけど

夕方だったせいかこんなにゆっくり観ることができたし



音声ガイドを利用してじっくり鑑賞できて



とても良い時間を満喫



グッズはもう完売している商品が多かったので

やはり会期始めに来るべきだったわ!と強く実感です




実は鑑賞前にカフェでゆっくりし過ぎてしまって


同時開催中の「石橋財団コレクション選」はフロアは見ることができず、無念



アーティゾンはコレクションが素晴らしいので

またぜひ来たい!


今回の展覧会が予想以上に好きだったので

年間パスポートを買ってもいいな、と思ったのですが



今年はマリー・ローランサン柄♡



残念ながら販売終了していました〜泣