#928 男系/なんですかこれは? | 水増されば舟高し

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モットーは「日々進歩しなければ今日の自分は昨日の奴隷である」。料理、スポーツ、書籍、美術、現代社会問題を通じ、ステキで自立し自律した大人とは何かを考えるブログ

津呂

 ▲津呂港。

  右は、土佐国守、紀貫之の石碑。海が荒れてなかなか出航できなかった。

  左は、ここを港として整備した野中兼山の石碑。


 土曜日は新宿と表参道でお買い物。
 日曜日は鶴巻温泉から本厚木まで12、3キロほど歩く。



 最近、皇室典範を改正するかどうかのニュースが多いですね。

 男系とか女系とか聞くと、僕はある一つの小説を思い出す。

 大原富枝の『婉という女』(講談社文芸文庫)

 だ。


 時は江戸時代はじめのころ。

 土佐藩草創の礎を築いた執政がいた。野中兼山という男だ。

 兼山は堤防を固め、用水路を整備し、新田を切り開いた。天然の良港がない土佐に港も作った。


 しかし、その終わりの見えない土木作業に領民が根を上げる。

 さらに、兼山の独裁振りに周囲の家臣も反感を抱いた。こうして兼山は失脚。幽閉され、囚われの身のまま急逝する。


 悲惨だったのが家族だった。家族は高知県の西の果て宿毛に幽閉される。
 子どもたちはみな結婚を禁じられ、その幽閉は40年間男系が途絶えるまで続いた。


 この小説は、生き残って放免された3人の兼山の娘のうち、四女の婉を描いたものである。
 彼女が投獄されたのは4歳の時だった。幽閉生活の中で弟と一緒に長兄から学問を学びながら、「婉という女」は静かに、激しく揺れながら生きる。


 やがて兄が死に、続いて弟も狂死する。

 こうして男が亡くなって再び外に出たとき、婉は43歳になっていた。


「男系」とか「女系」ってなんなんだろう。
 イメージで言うんじゃなくて、もうちょっと勉強してみたい。


 ここから余談。

 とあるサイトにこのbl;ogが紹介されて、今アクセス数が凄いことになっております。まぁ、これは今回だけじゃないし、冷静に受けとめておりますけどね。


 対象の記事は、#926の「女性の顔は男性の顔の5倍の価値がある!?」です。

 結構性差ネタってみんな気になるみたい。


 参考までに、12日のアクセスと、5日のアクセスを掲載しておきます。


0205

 ▲2月5日のアクセス状況。この日は11人来ている。毎日これぐらいが平均。


0212

 ▲2月12日18時までのアクセス状況。見にくいけど、543人来ている。


 なんじゃこりゃ。全然違うじゃん。


 しかも、知らないところで僕の記事が議論のイケニエ?になっていた。自分の記事に関して知らない人たちがコメントを寄せ合っているのが面白い。

 ところで、出典を出していなかったですね。僕が参考にしたのは、「労働能力喪失率」 です。


 これを見ると、7級1051万円の補償がある「女子の外貌に著しい醜状を残すもの」と「両側の睾丸を失ったもの」の労働能力喪失力は同じ56%です。

 現代社会で生きていく女性としての価値("人間としての"、ではない)の56%が顔で、同じくその男性の価値の56%が睾丸というのは、なかなか酒場の議論のネタとしては格好のものかもしれない。