幕末期を大河を期にと始めた方へ注意があります。

最近の歴史ブームで大河の主人公やその仲間たち(どこかの政党みたい)を知ろうと
歴史系雑誌やムックを手に取られる方も多いと思います。

それは非常に良いことです。
しかし手にとってパラーッとめくっておしまいで十分ですよ。
それよりもオススメするのは、主人公やその仲間たちに関する小説をまずは読む事です。今回ならば、司馬遼太郎の世に棲む日日を全巻…もしかして、ひきますか?
世に棲む日日と言うか司馬遼太郎センセの本は非常に分かりやすく惹きつけるような書き方をされて見えます。
幕末期全体に愛とか懐のデカさとか、どーんと任せとけ!的な情熱をもって書いてらっしゃる。もちろん小説なのでウソもありますが、それよりも楽しい事が大事です。

最初の数ページだけのつもりが、一冊、また次一冊と一日中そのことで頭が一杯になれますからね。
また睡眠導入剤がわりにもなりません。逆に不眠な日日が数日続きますので体調管理に気をつけて欲しいほどであります。


さて、問題の歴史系雑誌やムック。
これね、真面目な人、素直な人、初めての歴史の人ほど読まない方が良いんです。ゲームで戦闘能力は5で政治力が3とか人物を数値化する事があるように、それをやっちゃうんです。
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分かりやすい様に、慶喜ちゃんをあげてみました。ほら、5段階評価やってるでしょ?あと目立つ所、この時代に詳しい人なら、うーん?ってなりません?要は大まか過ぎるんです。
だったらそれこそ、こんな人でも大きな愛で包める司馬遼太郎センセの徳川慶喜を読んだ方が時代背景まで考えて書かれてるから色々把握できて自分の意見もある程度持つことが出来るようになります。
…因みにこの本、薄っぺらいです(笑)時間を気にせず早く読めますよ。

幕末好き全員にこの方の事を聞いたと仮定します。この方の評判は、見事に真っ二つに分かれます。
因みに私個人は良くない判断をします。
しかし彼がいなければ、明治維新はやってこないという、とても大事な事実があり慶喜ちゃん派から簡単に論破されてしまう。
論破されるからどうだと言うよりも色んな意見があって良しであり、後の人間があーでもないこーでもないと勝手にロマンチになってる話。歴史は変わりません。
だから↑の記事を鵜呑みにするのは、非常にまずい。
人物や出来事の評価と言うものは、自分の尺で考えて自分で数値化すれば良いのです。そしてそれは時に変わって当たり前で思い続ける必要もありません。(考え方の基本までは、この年齢だと変わりませんが。)
大事な事なので、二回言います。
何をしようが、考えようが歴史の事実を変えることは出来ません。

回り道のようで、回り道でない。一度回ってから、こーゆーのを読みたくなった時や参考にしたい時に読むと単純に楽しめます。雑誌やムックと漫才してる気分

とにかく今晩も楽しみましょう!