=*= お知らせ =*=

◎7月21日(日) ~ありのままを抱きしめる~いのちのおはなし会in安曇野

ドキュメンタリー映画「がんと生きる言葉の処方箋」にもご出演されている斉藤智恵美さん主催による「いのちのおはなし会」が、安曇野にて開催されます。(もしよろしければ、映画の予告編もご覧ください  ⇒  「がんと生きる言葉の処方箋」)

時間:13時~15時半

場所:蔵レストラン 清雅
参加費:3000円(ケーキ代・飲み物代含)
※定員に達しました

 

◎9月27日(金) 母子(ははこ)の心を紡ぐおはなし会 「我が子への愛は、いつでも両手の中に溢れてる」@静岡

時間:10時~12時

場所:静岡市内
その他の詳細については、決まり次第お知らせいたします。

 

その他、講演会などについてのご質問・お問い合わせはこちらよりご連絡ください。

 

中村 美幸オフィシャルサイトはこちら

 

 

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こんにちは。幸せを運ぶ語りびと 中村美幸です。

ご訪問下さり、ありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

・~・~・~・

 

その言葉が目に飛び込んできた瞬間、涙がこみ上げた。

 

―――『今日は ありがとう』

 

その言葉が刻まれていたのは、はじめて見た祖母の墓石。

 

28年前に亡くなった、父方のおばあちゃんのもの。

 

 

 

 

 

父方の実家には、お盆二日目にお参りに行くのが我が家の恒例。

 

私がお参りするのはいつも、迎え盆を済ませ、ご先祖様たちが帰ってきたお仏壇だった。

 

 

 

私の記憶が正しければ、迎え盆でお墓に行ったのは、小学校低学年の時に一度だけ。

 

集まったいとこと、ワイワイ騒ぎながら歩いたお墓までの道のりも、今ではまったく覚えていない。

 

 

 

それから何年も月日が流れ、私が短大生の時に祖母が他界した。

 

お通夜やお葬式には参列したもののお墓に行くことはなく、その後は一人で行こうにも、私一人では道順がわからない。

 

お墓に行くためには、どうしても父か母の付き添いだが必要だった。

 

 

「ねえ。おばあちゃんのお墓に行こうよ」

 

これまで何度も、両親をお墓参りに誘ったのだけれど、父の実家までは遠いこともあり、その度にはぐらかされた。

 

「じゃあ、お盆に行くから、その時にね」とか、「遠いから、そう簡単には行けないよ」とか・・・。

 

 

 

そして・・・

 

誘い続けて、28年目。

 

 

「ねえ。お墓に行ってみようよ。お父さんとお母さんが元気なうちに連れてって!」

 

そういう私に、先月、母はようやく重い腰を上げてくれた。

 

「わかったよ。じゃ、明日行こうか」

 

 

 

用事があって行くことができない父の代わりに、母は記憶をたどりながらお墓を目指してくれた。

 

「確か・・・まだまだまっすぐ・・・」

 

「もう少し行くと、橋が見えてくると思う・・・」

 

墓地公園なら、ナビ検索で行きつけるのだろうけれど、山際にある古い墓地だとそうもいかない。

 

「あった!橋!」

 

「そうここ!橋の横に車を止めて、あとは山に向かって歩いていけば、お墓があるはずだよ!」

 

 

久しぶりのお墓参りに、張り切って歩いていく母の後ろについて行くと、山際に並ぶ墓石が見えた。

 

 

「おばあちゃんのお墓は、これだよ」

 

 

母の指さす方向に目を向けると、真っ白な字で掘られた言葉が目に飛び込んできた。

 

 

―――『今日は ありがとう』

 

 

一気に涙がこみ上げて、言葉にならない。

 

 

(ずっと、ずっと待っていてくれたんだね・・・。おばあちゃん・・・)

 

 

 

 

 

実は・・・

 

祖母が亡くなる1か月ほど前、祖母は私宛に手紙を送ってくれていたのだ。

 

 

 

――――『おばあちゃんが天国へ行ったら、美幸ちゃんのことをずっと見守っているからね』

 

 

 

その言葉を見た瞬間、短大生だった私の心から、カッと怒りがこみ上げた。

 

「なに縁起でもないこと書いているのよ!」

 

そして私は、その手紙をビリビリに破いて、捨ててしまったのだ・・・。

 

まさか、その1か月後に死んでしまうなどとは思わずに・・・

 

 

 

そんなこともあり、祖母が他界してから、私はずっと考え続けた。

 

あの言葉のほかに、いったい何が書かれていたんだろう・・・。

 

おばあちゃんは、私になにが言いたかったんだろう・・・と。

 

 

 

 

そして先月。

 

やっとその答えがわかった気がした。

 

 

 

父の実家に遊びに行ったとき、祖母はいつも「美幸ちゃん、今日は来てくれてありがとうね」と言って私を迎えてくれた。

 

 

そして先月も、祖母はまったく変わらない言葉で私を迎えてくれた。

 

『今日は ありがとう』・・・と。

 

すると、あの頃と同じように、心の中が優しい温もりで包まれた。

 

 

 

おばあちゃんが手紙に書いた「ずっと見守り続ける」という言葉は、本当だった。

 

祖母はきっと、魂は永遠だということを私に残したかったのかもしれない。

 

 

 

 

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