こんにちは。本当の愛と幸せを届ける講演家 中村美幸です。

ご訪問下さり、本当にありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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精神科「千曲壮病院」の患者さまに向けて、院内サロンをオープンさせていただいたのは、今から4年前。

 

高橋栄店長と、アロマ部門主任小川原寿美さんとともに考えたサロンの名前は「リラクゼーションサロンcle(クレ)」

 

「鍵」という意味を持つフランス語「cle」と名付けたのは、「患者さまに心のカギを開けもらえる場になりたい・・・」という思いを込めて・・・。

 

 

オープンしてみたものの、すべては手探りの状態からのはじまり。

 

院長先生ご夫婦に支えていただきながら「自分たちに何ができるのか・・・」と、試行錯誤を繰り返しました。

 

そんな「リラクゼーションサロンcle」も先月、5年目を迎えました。

 

 

その大切なオープン記念月に、なんと・・・!

 

 

cleでの活動が「日本精神科医学会学術会」にて発表されました。

 

 

 

発表内容は「化粧療法講座」

 


 (写真・動画とも病院の許可をいただいて掲載しております)

 

 

今からおよそ一年半前。

 

「メイクによって、患者さんの心にエネルギーが蘇ることもあるんじゃないかな・・・」と言いだしたのは高橋店長。

 

そう言ったのも束の間、「ボクはメイクの持つ潜在的な力を信じたい!」という言葉を残し、化粧療法士の資格取得のため、店長自ら受講に行きました。

 

店長の資格取得と同時に、病院スタッフの皆さんの力をお借りして、実際、患者さまに化粧療法を行わせていただくことになり、私はアシスタントとしてお手伝いをさせていただくことになりました。

 

 

 

行わせていただいた「化粧療法講座」は6回コース。

 

普段メイクをすることのない入院生活をされている患者さまは、最初は「何をするんだろう・・・」と戸惑い気味。

 

しかし、2回目、3回目と回を重ねると、あちらこちらから聞こえてきたのは、前向きな声や喜びの声の数々。

 

 

「今度は、アイシャドーもつけてみたい!」

 

「前回は、レッドの口紅を付けたから、今日はピンクにしてみる!」

 

「私はどの色が似合うと思いますか?」

 

「今日は化粧療法の日だから、髪もきれいにまとめて来ました!」

 

 

そんな声が飛び交う中、昔の自分を思い出してくださる方もいらっしゃいます。

 

 

「昔、仕事をしていた時は毎日お化粧をしていました。だからお化粧は得意です」

 

「実はね。私、美容師だったのよ」

 

「うわー!きれいになった!私、今まで一度もお化粧をしたことがないの。だからこれが初めてのお化粧・・・」

 

 

ご自身を愛おしく思われている姿に私は、何度も涙がこぼれそうになりました。

 

 

 

そして先日。

 

「化粧療法講座」を最初に受けてくださった患者さまが「cle」にお越しになったとき、その手にはプラスチック容器が握られていました。

 

 

「ねえ、見て。」

 

少し照れた顔で患者さまがフタを開けると、その中には一通りのメイク道具が・・・。

 

「ありがとう!今でもお化粧してくれているんだね」

 

そう言う店長に患者さまは、嬉しそうに一言。

 

「うん!」

 

わざわざ患者さまが届けに来てくれたのは、「笑顔」と「幸せ」。

 

 

それは、「自分たちには何ができるのか」を考えることも大切だけど、「何をしてもらっているのか」を感じ、大事に受け取らせていただくことの方が大切なのかもしれないと思った瞬間でした。

 

 

cleは週に1度のペースで営業しておりますが、私がお手伝いさせていただくのはその半分。

 

月に2回やってくる、人のたましいや温もりに触れる時間。

そして、cleは私にとって、大切なことを学ぶ場所。

 

 

 

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