こんにちは。本当の愛と幸せを届ける講演家 中村美幸です。

ご訪問下さり、本当にありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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(産院で同室だった赤ちゃんはみんな、離乳食を食べているだろうか・・・)

 

(伝い歩きを始めただろうか・・・)

 

病室の窓から外を眺めていると、数日違いで生まれた子どもたちの顔が頭に浮かんだ。

 

 

(渓太郎も私の作った離乳食を5,6回は食べたかな・・・)

 

 

そんなことを思いながら視線を渓太郎に戻すと、小さな体の一部にでもなってしまったかのようなカテーテルが目に入った。

 

透明の管を目でたどっていくと、点滴スタンドにぶら下がっている透明の袋にたどり着く。

 

 

(この一滴一滴が、渓太郎の栄養源・・・)

 

 

私の作る離乳食に代わり、渓太郎の体を支えている点滴を眺めていると、かつて自分が嬉しそうにつぶやいていた言葉が頭に浮かんだ。

 

 

(今日は、ニンジンのすりおろしを作ってみようかな!)

 

(大根を茹でてみよう!)

 

(サツマイモをトロトロに煮こんでみよう!)

 

 

 

すると、次の瞬間・・・

 

ギュッと目をつぶりたくなるような映像が頭の中のスクリーンに映った。

 

 

 

どこかのお母さんのエプロン姿・・・。

 

 

 

幸せを奪われた気がした私は、そのお母さんに向かって、罵声を浴びせた。

 

 

「どうせ、かわいそうに…と思っているんでしょ!」

 

「うちの子は元気でよかったって・・・!」

 

 

そう言うと、自分の中から湧き上がる感情を「うらやましさ」と呼ぶことさえ悔しくて、冷静を装って映像をかき消した。

 

 

「別に、うらやましいわけじゃないけど・・・」

 

 

 

腕の中にいる渓太郎をぎゅっと抱きしめることはできても、顔が見られない。

 

顔を見て、涙をこぼしてしまったら、今、自分を支えている「強気」が消え去ってしまう。

 

「強気」がどこかに行ってしまわないように・・・胸の中に閉じ込めるように、さらに強く渓太郎を抱きしめると、心の中から聞こえてきたもう一人の自分の声。

 

 

(かわいそうに・・・)

 

 

誰からも決して言われたくなかった言葉が、自分の中からあふれた。

 

すると、もう一人の自分に、そっと包み込まれているような安らぎを感じた。

 

 

そして、しばらく(かわいそうに…)という言葉に包まれていると、ゆっくりと気が付き始めた。

 

 

 

うらやましさも、ねたましさも、自分を憐れむ大切な感情なのだ・・・と。

 

 

「うらやましさ」「ねたましさ」が生まれてくるのも、自分を愛しているからこそなのだと・・・。

 

 

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~*~* 「いのちと心のおはなし会」@大阪のお知らせ *~*~

 

11月17日・18日上平薫里さん主催による「いのちと心のはなし会」が大阪にて開催されます。
まずは、主催者としての愛にあふれた覚悟と、参加してくださる方への祈りの言葉の数々・・・ぜひ、こちらよりご覧ください。

 

 

魂と魂の触れ合いができることを楽しみにしております。