こんにちは。本当の愛と幸せを届ける講演家 中村美幸です。

ご訪問下さり、本当にありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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先日、遊びに行った叔母の家で、トイレを借りたときのこと。

 

扉を開けて中に入った途端、目の前にあったカラフルすぎるトイレットペーパーが私の目を引いた。

 

ごちゃごちゃとなにかを描いていたのは、赤と緑の線。

 

 

(なにが描かれているんだろう?)

 

 

私はトイレットペーパーの隅をつまむと、ミシン目3つ分くらいの長さまでスーっと引っ張ってみた。

 

現れたのは、ギザギザとした「ひいらぎの葉っぱ」や「鈴」、「リボン」・・・

 

 

(ん???)

 

 

さらにトイレットペーパーをたどっていって、ようやくわかった。

 


(まさかのクリスマス柄!!)

 

 

目に入ったのは、サンタの帽子をかぶったガチャピンのイラスト。

 

 

(おばちゃん、季節外れだよ!ハハッ!)

 

 

用を済まし、トイレをあとにしながら(きっと間違えて、クリスマス用のトイレットペーパーをセットしっちゃったんだなぁ)と思いながら客間に向かうと、お茶を注いでいたおばちゃんにからかうように言った。

 

 

「おばちゃん。トイレットペーパーがクリスマス柄だったよ!」

 

「えー、あれはクリスマスの柄だったの。この間、ドラックストアのポイントで交換したんだけど、ちゃんと絵を見なかったからねぇ」

 

「季節外れだよー。ハハッ!」

 

 

そう笑ったのは、今月はじめ。

 

 

 

それから10日ほどして、おばちゃんから電話が来た。

 

キウイフルーツがたくさん採れたからおすそ分けをしてくれるとのことで、再びおばちゃんの家へ。

 

到着したのは、狙っていたかのようにお昼の時間。

 

あらかじめ準備してくれてあったご馳走が並ぶ食卓に座ると、おばちゃんは少し照れ笑いをしながら、申し訳なさそうに言った。

 

 

「この間はごめんね」

 

「ごめん?」

 

「さみしい気持ちにさせちゃったかな・・・と思って、反省したんだ」

 

「さみしい気持ち・・・?え?」

 

「トイレットペーパー・・・」

 

「え?トイレットペーパー?」

 

「クリスマス柄の・・・」

 

「クリスマス柄の?」

 

歯切れの悪いおばちゃんの口調に、いつまでたっても私の頭の中では「?」が舞う。

 

「クリスマスのこと、思い出しちゃったかなと思って・・・」

 

「クリスマスのこと?」

 

と言って、ようやく気がついた。

 

「あ~!あ~!!渓太郎のことね!なんのことかと思ったよ。ぜ~んぜん大丈夫!」

 

 

 

渓太郎が旅立ったクリスマスは、多くの人がワクワクしながらその日を待つ。

 

中には、一年でもっとも好きな日だという人もいるし、それが子どもだと、一番楽しみにしている日だったりもする。

 

そして私にとっても、クリスマスは大好きな日のひとつ。

 

だってその日は、渓太郎が私に、最大級のプレゼントを贈ってくれた日。

 

 

「小さなの幸せが見える目と、小さな心配ごとが見えない目」

 

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