こんにちは。本当の愛と幸せを届ける講演家 中村美幸です。

ご訪問下さり、本当にありがとうございます。

このブログでは、小児がんを患った長男(渓太郎)との闘病、別れを通して知った「幸せ」や「愛」、「命」「生きること」について綴らせていただいています。

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「私、子どものことがかわいいと思えないんです…」

 

目の前の置かれた椅子に座るやいなや、彼女はそう切り出すと、ポタポタとこぼす涙でスカートを濡らした。
 
彼女は二人の子を持つお母さん。
 
日常的に子どもを怒鳴ってしまうことや、子育てからくるイライラに任せて子どもを否定してしまうことなどを途切れ途切れに話した。
 
 
下を向くそのお母さんに、「そっか…。かわいいと思えないことが辛いんだね…」と言葉をかけてみたものの、目の前で流し続ける大粒の涙と「かわいいと思えない」という訴えが、私の中でどうしても結びつかない。
 
 
(これは、自己嫌悪の涙なの?)
 
 
(それとも、困り果ててしまっている涙?)
 
 
(ん~・・・どちらとも思えないな・・・)
 
 
 
言葉に詰まった私は、スッキリしない胸の内を素直に尋ねた。
 
 
「どうして、そんなに涙が流れるんだろうね…」
 
 
すると、下に向けていた顔を急に上げて(なにをいっているの!)とでも言いだな表情で、そのお母さんは少し言葉を荒げた。
 
 
「だって、自分の子どもは大切でしょ!」
 
 
いきなり大きな声を出されてビクっとした私は、そのお母さんに同調するように言った。
 
 
「そっか。お子さんのことが大切なんですね」
 
 
すると…なにかに気がついたそのお母さんは、ハッとした表情をして顔を上げた。
 
 
「私、今そう言いましたよね。『子どもが大切』って…。」
 
 
涙を流していたかと思ったら、急に声が荒くなり・・・かと思ったら、ハッとした顔をするお母さんに戸惑い気味の私は、遠慮がちにまた同調。
 
 
「あ・・・はい。そうみたいです」
 
 
 
自分でも思いもよらない言葉が飛び出したことに驚いたそのお母さんは、照れくさそうに「あれ・・・??」とつぶやくと、お茶目の顔をして微笑んだ。
 
 
悲しみと愛情はいつだって表裏一体。
 
悲しみの裏には、必ずそれと同量の愛がある。
 
 
 
 
渓太郎と別れたあの日。
 
私は、鋭利な刃物で体中を切りつけられるような悲しみを味わった。
 
意識を失ってしまうほどのそんな悲しみを生み出していたものは、紛れもなく「渓太郎への愛」。
 
 
「愛」がなければ「悲しみ」は生まれない。
 
 
 

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本当に、本当にありがとうございます。

 

本を手にとってくださる皆様の一分一秒、そして、大切な人の命と人生の中に、たくさんの奇跡的な幸せを見つけていただけますように・・・。

存在そのものに、たくさんの愛が降り注ぎますように・・・。

―――心からの感謝を込めて。