中村美幸公式ブログ - 「存在=愛」-

~天使になった子どもたちが教えてくれたこと~


テーマ:

過酷さがどんどん増していく一年間・・・。

 

悲しみが次から次へと襲いかかる一年間・・・。

 

 

渓太郎の体に腫瘍が発見されたときに抱いた「絶対に助ける!」という希望は、それが最も悪性度の高いガンだとわかった瞬間に「生きていてくれるだけでいい。」という悲願に変わった。

 

いくら治療を繰り返しても転移をしていく現実の中で、その悲願は「少しでも長く一緒にいたい」という細い細い祈りとなった。

 

そして、延命治療が始まると、その祈りは「生きていてくれてありがとう・・・」という感謝になった。

 

 

 

 

願いがはじかれるたびにストンと落ちた、絶望の闇。

 

 

 

這い上がっては、落ち、這い上がっては落ち・・・・。

 

 

繰り返すごとに、深くなる闇。

 

 

 

 

だけど・・・

 

グレー色の闇の中では見えなかった光が見えたのは、辺りが真っ暗になった時からだった。

 

 

 

 

「一緒に生きる」という願いがはじかれて、小さな胸が打つ鼓動の一回、一回のすばらしさに意識が向いた。

 

 

「未来」に目を向けることができなくなって、「今」ここに生きていてくれることに感謝が湧き上がった。

 

 

そして、渓太郎のぬくもりを感じた時、人の存在そのものが愛のかたまりなのだ気がついた。

 

 

 

 

そこでしか見えない景色がある。

 

 

 

 

だからもし、もう一度生まれ変わることがあったとしたら・・・

 

(すごくイヤだけど・・・  すごく、すごくイヤだけど・・・)

 

それでも私はまた、あの過酷な時間を経験したい。

 

 

 

 

一分、一秒の命を感じながら生きる毎日。

 

人の存在そのものが愛だと感じる日々。

 

それは、

 

これまで見たことがない美しい光がいくつも見えた時間。

 

 

 

それが、真っ暗闇の中で見た景色。

 

いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

中村 美幸さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります