Ubuntuについて | 見よう見まねのブログ

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以前はDebianをメインで使っていましたが、最近はUbuntuも使うようになりました。

安定性も、アプリを余り入れない最小インストール構成の効果もあってか、大きな問題はありません。デスクトップはDebianと同じ、軽量なLXDEを使っています。

今回はUbuntuについて、日頃感じていることを書いてみました。

 

Ubuntuについては、wikiに詳しく紹介されています。英文の方がやや詳しい説明があります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu

https://en.wikipedia.org/wiki/Ubuntu_(operating_system)

 

主な特徴は以下です。

・UbuntuはDebainの不安定版を元に開発されている。

 Ubuntu packages are based on packages from Debian's unstable branch.

 (注) Debianは以下のバージョンに分類されます。

    安定版(stable)= 2015年4月リリースのJessie

    テスト版(testing)=2017年リリース予定のStretch

    不安定版(unstable)=sidと呼ばれる開発版

    実験版(experimental)

 

  但し、.debパッケージは共通でも、バイナリーレベルで完全な互換性は無い。

 これは、開発言語(gcc)のバージョン差異に起因するもので、ソースからビルドすれば良い。

 更に、Ubuntu 16.04から新パッケージ形式snapが導入された。

 

・ セキュリティ強化策として、

 userでログインするので、不用意にOSを壊したり、セキュリティホールを開放することを防止している。(Debianはrootでもログイン可能)

 Policykitの導入により、殆どのポートを閉じているため、ハッキング被害を防止できる。

 Firewallも組み込まれており、ネット接続時に防御できる。

 

道理で、Ubuntuのネットーンストールで特有のアプリを削除すると、Debianが出現する訳ですね。

ログイン画面がDebian 8

http://ameblo.jp/miyou55mane/entry-12166561135.html

 

UbuntuはDebianをベースに、多くの独自アプリを追加しています。

パッケージ形式も、.debとsnapの併用で、Debianから離れて独自路線を行く感があります。

デスクトップはUnityが標準ですが、旧式PCには重いですね。

 

Debain Jessieをメインで使っていますが、派手さはありませんが、信頼性は抜群です。

2015-12-30付記事で質実剛健のDebianを、「安心安全安定の三拍子揃ったLinuxなので、大満足です。」と評しましたが、その思いは今も変わりません。

いろんなLinuxを使ってみて

http://ameblo.jp/miyou55mane/entry-12111610424.html

 

Debianは、リポジトリに登録されたアプリも十分検証され、安定動作します。

一方、Ubuntu 16.04はリポジトリのアプリにも、正常動作しないものがあり。

 

(1)r8712u(Realtek RTL8192CU)で32bit版が無線LAN接続できない

Ubuntu 16.04 64bit版をネットインストール、r8712uが繋がった

http://ameblo.jp/miyou55mane/entry-12157117134.html

 ・ Ubuntu 16.04 32bit版固有の問題で、64bi版ではOK。

 ・ Debian Jessie 32/64bit版では問題無し。Wheezy 32bit版でも使えた。

 

(2)ウィルス対策アプリのClamTkが正常動作しない

ClamTkで隔離や削除ができない

http://ameblo.jp/miyou55mane/entry-12181232855.html

 ・ Debian Jessieでは問題無し。

 ・ バージョンアップに伴い、バグが発生した模様。

 

Unityに馴染めないユーザの多くが、より軽快で便利なMintに移行しています。

Debianをベースにした、Linux Mint Debian Edition (LMDE)もリリースされています。

MintはUbuntuとDebinaの両刀遣いで、いわば、良いとこ取りですね。

 

LXDEに代わるLXQtが開発中です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/LXQt

Ubuntu用非公式ISOが公開されていますが、64bit版のみです。

https://intialonso.github.io/

未だ試していませんが、LXDEから乗り換える価値があるかな?

 

OSシェアは、Win 90%に対し、Linuxは1〜2%の弱小連合なので、余り独自路線に走らず、同じ土俵で切磋琢磨し、ユーザに広く愛されるものを作り上げて欲しいですね。

本家と派生でアプリが共用できなくなるのも、問題です。

Ubuntuは企業がバックにあり、Win同様、自分だけの世界にユーザを囲い込みたいのでしょうか?

 

弱小の群雄割拠乱世かな