一昨日の東洋館の舞台で、ネタをやっている最中に一番前に座っているおじさんから「頭を叩くなー!!」と怒鳴られた。

なんだ?野党議員が客席にいるのか?

怒鳴られた瞬間、私と客席には戦慄が走った。

相方に至っては、唇をブルブル震わせて明らかに動揺していた。

その後、相方は頭を叩くツッコミをしなかったが、それは段取りで決まっていたものであって、そのおじさんに怒鳴られたからではない。


そして何より自分で言うのもなんだが、怒鳴られる前まで結構ウケていた。

その怒鳴ったおじさんもそれまでゲラゲラ笑っていた。さらに怒鳴った後もゲラゲラと笑っていた。

え??
笑ってる?
一瞬戸惑った。
え?そういう着信音?
いや、そんな訳はない。

ということは面白いと思って叫んだのか?

おい!マジかよ!


寄席の文化の中で、芸人に客が野次を入れるというのがある。
芸人がうまく返し、また客席がドッと湧く。
それはあくまでも芸人の技術が高いのであり、客の野次が面白い訳ではない。

ところが客の中には、「ウケた」と勘違いする場合がある。
たまったもんじゃない。リズムが崩れるだろ!


まぁ、全てひっくるめて、後々にエピソードトークになるので、はっきりと否定する事は出来ない。


けれども!

ネタ中に怒鳴らないで〜〜、

客だけじゃなく、俺らもビビるだろ!

もしその日の舞台が、芸人人生を賭けた舞台だとしたらどうする気なんだ!

今度そのおじさんの仕事場に行って、怒鳴ってやろうかしら。もしくは頭じゃなくてネットで叩いてやろうかしら。
いや、そんな民度の低い事はやめよう。




今日思った事
カウンターのラーメン屋で長居するカップルの会話、大体しょうもない。