名作「3丁目の夕日」シリーズを作ったチームだけに、思っていた以上にファンタジーでしたが、面白くて夢中で見てしまいました。
時空を超えて起こる冒険にロマンも感じました。
鎌倉を舞台にした作品だったので、風景も風情がありましたし、堺雅人さん演じる正和の不思議な空気感ともぴったりでした。
奥さん役の高畑充希さんは年が離れているから余計に可愛い奥さんに見えて、ほのぼのしてしまいました。
ミステリー作家でもある正和が、日常で起こる不思議や問題を解決しているところも楽しめたけど、幽霊や魔物が出たりする展開には驚きました。
序盤の事件も実は繋がっているのが凄いと思いました。
もはや黄泉の国に電車で行くシーンがありましたが、不思議な世界観が先に広がっていたので驚くどころかわくわくして見てしまいました。
途中で高畑さん演じる亜希子が貧乏神からもらったお茶碗が物語終盤でいい役割を果たすのも作り方がうまいなぁと感心しました。
登場人物の中に堤真一さんや安藤サクラさんなども出て来て豪華さも感じました。
コメディっぽくもありましたが、それ以上にロマンと夫婦の愛を感じる素敵な作品でよかったです。
宇多田ヒカルさんの歌うエンディング曲「あなた」もすごく良かったです。
エンドロールも誰も立ち上がることなく見ているくらいでした。
そういえば、エンドロールの画像自体も本編で出てきたアイテムが映し出されていくので、どうつながっていたか分かり最後まで楽しませてくれる作品になっていました。