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本年4月、防衛医科大学校出身の長谷和生氏が、第10代防衛医科大学校校長に就任しました。

http://www.ndmc.ac.jp/about/university_summary/features/

 

私が衆議院議員当時、2014年の安全保障委員会において複数回防衛医科大学校を取り上げました。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=44003&media_type=fp

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=43711&media_type=fp

 

その質問の趣旨は以下の三つに集約されます。

  1. 有事が現実として想定される中で、防衛医科大学校のあり方は今のままでいいのか?

  2. 防衛医科大学校病院は病院単体としては大赤字の病院であり、独法化を本格的に考えるべきではないか?

  3. 防衛医科大学校の校長人事は初代から慶應大学医学部出身の教授が就任しているが、人事が硬直化し、防衛医大全体の士気を低下させているのではないか?        

1.については検討が続いており、2.については困難であるとの返答でしたので、私の立場では今後の善処を期待する旨を述べるしかありませんでした。

 

三番目の防衛医科大学校校長人事については、16年間同校の脳神経外科学講座の教官として在籍していた経験から、必ず改革の方向に持って行きたいと考えていました。

 

まず誤解をして頂きたくないのですが、私は従来の慶応大学医学部出身の校長先生個人を批判するつもりはないことです。私が防衛医科大学校に在籍中に就任されていた校長先生方は尊敬に値する立派な先生方でした。慶応大学医学部自体を批判するつもりも全くありません。むしろ、同大学医学部は私にとっては憧れの医学部であり、優秀な人材を多く輩出している歴史ある素晴らしい医学部です。

 

ただ、日本の安全保障にかかわる防衛医科大学校という極めて特殊な組織ですので、そのトップ人事は現実的、慎重かつフェアでなければならないと思います。まず、有事が現実に起こりそうな今の東アジア安全保障環境の中では、防衛医科大学校のトップは真に安全保障と防衛衛生に精通した人材でなければ困ります。さらに、他の大学の医学部でもありそうなことですが、一つの大学医学部出身者しかトップになれないという人事環境は正常とは言えず、組織が硬直化し、職員の士気と病院のブランド力に影響します。

 

あらゆる組織に当てはまることですが、組織のリーダーを決めるにあたり「選考対象となる母集団の固定化」は避けるべきであり、「人材ソースの多様性」を妨げるべきではないということです。日本の組織では、学閥出身地等、とかく同じ系統の人材同士で群れる傾向にあります。日本の安全保障に深く関わる防衛医科大学校がこのような状況下でリーダーを選ぶようでは困るのです。

 

以上、とりあえず従来9代にわたって続いてきた一つの大学医学部出身者がリーダーになるという慣習は阻止できました。当時の小野寺防衛大臣とM審議官、現在の稲田防衛大臣等、防衛省内幹部の皆様の賢明なるご判断に敬意を表します。

しかしながら、
新校長の前途は多難です。日本の安全保障と防衛衛生にとって防衛医科大学校の真のあり方とはどのようなものかを改めて考察し、防衛医科大学校を魅力ある、レベルの高い防衛医官養成学校にして頂きたいと思います。

 

防衛医科大学校出身者が初めて校長となり、同校同窓会メンバーの方々は喜んでおられるようですが、将来、防衛医科大学校の質が落ち、国民の期待に応えられない事態となり、その原因が防衛医科大学校の卒業生が校長として続く結果であるとしたら、今回と同様、改めてリーダーの選び方や人材ソースについて再検討する必要が出てくるかもしれません。あるいは、防衛医科大学校の存在意義が問われるという方向に議論が向くかもしれません。

 

新校長におかれましては、上記のような懸念を払拭できるよう、心して同校の運営を進めて頂きたいと思います。

 

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