【腹腔鏡手術、全8人で過失 群馬大病院が最終報告】 | 宮沢たかひと Powered by Ameba
http://www.asahi.com/articles/ASH33332YH33UHNB002.html

これこそ、私が先に書いた、「外科医のPeer Review」  の問題です。
http://ameblo.jp/miyazawa007/entry-11583488931.html

大学病院のように、診療科ごとの縦割り組織になると、相互の監視が不十分となり、今回のような問題が起こります。このような事件はけっして稀ではありません。

それぞれの診療科の学会が抜き打ちで緊急査察をするようなシステムでもつくらないと、このような問題はなくならないでしょう。

また、皮膚、すなわち侵入部が小さく低侵襲であれば、当然内部での手術手技の難度は高くなり、リスクが高くなるのは自明です。

その職人気質から、外科医は難度の高い手術に挑戦したがるところがあります。手術手技の難度が上がるのであれば、その手技を監視するガバナンスを構築できなければ、その施設には難度の高い手術をやらせるべきではありません。