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長野県松本市の一級建築設計事務所です
住宅を中心に設計をしています
設計のあれこれ、現場レポート、日常のことなどなどを綴ります

先におつたえしておきます、結構長くなります。

2020年もすでに18日目となりました。

 

こちらでブログを書くようになってまだ4投稿目なのですが

 

今日は、こちらのブログをはじめた理由と、

これからの宮澤建築設計室について書きたいと思います。

 

実は昨年父が他界しました。

今日は月命日、3ヶ月です。

 

父の亡くなった日、この日をさかのぼること数年前…

私は事務所のホームページをつくるため

ドメイン取得と、レンタルサーバーの契約をして

ホームページの作成をした日だったのです。

 

昨年の契約更新時、レンタルサーバーが新しいものになったらしく

ドタバタしていてちいともそれに気付いておらず…

新しいサーバーにするために自分でチョイとやらないといけない作業

すっかり怠っておりました。

 

更には数年前突然ホームページ作成ソフト?の開発提供元が、

他者に移管し開発をやめてしまう…という出来事がありまして

なんだかややこしくなってしまいお手上げ…

 

使えているのでしばらく様子をみていた訳です。

 

そして、年末に落ち着いた頃

しばらく書いていなかったブログを数件アップしたのですが

年明けのある日、消えているではないですか!!

 

そこからはいくらアップしても更新されないという日々でございました。

 

どうやらその突然消えた日は新サーバーへの手続きの期限だった

模様。。。

 

はてさて、どうしたものか…

バタバタあがいてみましたが、

無駄な時間だと気付きまして

 

年末の投稿の振り返りからシレーっと

こちらでブログを再開した次第です。

 

どうぞよろしくお願い致します。

 

ホームページにつきましては

新たな道を模索中です。

 

 下へ続く…

 さて話を戻しまして

父は7年間闘病していまして

昨年はいよいよ病院に通う事も出来なくなり

元来うちが好きな父は在宅診療、看護を受けていました。

 

それでも亡くなる2週間前まで介助は必要でしたが

自分の足でトイレまで歩いて行っていました。

というか、自分の足で行きたかったのだと思います。

 

父の通り道は廊下からトイレまで手すり

必要に段階ごとに、DIY好きの兄が来ては

丁度良い高さに設置していました。

 

それでも、手すりにつかまらず懸命に歩いていました。

目的地まで何とかたどり着こうとすることに集中しているので

声を掛けないと手すりの存在を忘れているんですよね。

 

家で介助をしていた私は、父の日々の変化をずっと見てきました。

そして色んな話をしました。

 

最後懇願されたことがあります。

 

我が家は、細長くて奥行がふかーいうなぎの寝床の典型。

 

両隣にはギリギリに住宅が建っていまして、

(現在は西隣は空き地)

一度に工事できるような状態ではなく

(1階に)トイレのある方は、かれこれ30年前に

そして今生活している居間は10数年前に建て替えているのです

 

ということはですね。

その20年くらいの間の差が激しいわけです。

 

トイレ、洗面、浴室、そこへ至る廊下が寒いんですね。

温度差が半端ないのです。

 

父が懇願したのはコレでした

真夜中に起こされて真剣にお願いがあると…

昼夜が逆転してしまい、よく真夜中に話をしました。

 

頼むからトイレを部屋から直接行けるようにして

歩いていくのも大変だし、これから寒くなる、

俺はもういいけれど、お母さんが困らないように。

 

手の力もなくなっているなか、書くものが欲しいと言って

何やら図を描き残しました。

 

温度差なく、そして移動距離を少なくしてほしいという事でした。

残念ながらその願いをかなえてあげることは出来ませんでしたが

 

人は最期になにを思うか(人によって違うと思いますが)

そんなことを学ぶ時間でもありました。

 

よく『地球最後の日、何を食べたい?』

なんて会話をしますが、

父の場合は最期に残る思いは食ではなくて住環境でした。

 

ん~、なかなか我が家でそれをかなえるのは…

それでも、経験したこと、父との時間は私にとって宝物です。

 

これから先に私に出会う方に

少しでも良い環境をご提案していこうと改めて思うのでした。

 

これはただ温熱環境が良ければいいわけでなく、

暮らす方が穏やかにすごせるように

その場がそこに暮らす人にとって心から快適でいられるよう願って

設計をしていきたいと思います。

 

しばらく、静かにくらしてきましたがまた頑張ろうと思います。

色々悩んだ時期でしたが、力強く助けて下さる方々のお陰で

何とかまたあるきだそうとしている次第です。

そういう方々に出会えたことも宝です。ありがとうございます。