がん治療の虚実 -3ページ目

膵がんの森永卓郎さんはなぜいきなりステージIV?(57万回再生!)

◎膵がんの森永卓郎さんはなぜいきなりステージIV? (57万回再生!)

(16分)

 

■ はじめに

───────────────────

あけましておめでとうございます。

人生何が起こるかわからない事を思い知らされるような、激動の2024年が始まりました。

「あとでやれば良い」

ところが、その「あと」がないかもしれないことを胸に刻んで、毎日を充実させていきたいものです。

将来の不安を感じるのは当然ですが、四六時中不安な人は、今をおろそかにしていないか自己チェックしてください。

■ がんと登山コラム(5)今回のついで戦略

───────────────────

山にようやく登ったあとの、ちょっとしたおにぎりやカップ麺が異常においしいことは繰り返してお話ししてきました。

なぜ、苦労して登山して、インスタント食品や不自由な食事をしに行くのか理解できない人も多いでしょう。

ポイントは人生は制限があるから楽しめるというものです。

 

例えば、テレビゲームなどは昔から星の数ほど発売されていますが、開発会社が最も力を入れているのはどこか?

それはゲームバランスです。余りにも難しすぎるゲームは「クソゲー」とか言われていますが、一方で簡単にクリアできるようなゲームは誰も見向きもしません。

発売前に、このゲーム難度調節が非常に手間をかけていていることは、余り知られていません。

 

同様にどんなにすごいごちそうがあっても、いつでも簡単に食べることができると感激も薄れるものです。

じゃあコンビニ食でもインスタント食でもなかなか食べられないようにれば良いかというと、それだけのために制限したりがまんする気にはならないでしょう。

 

しかし、筋力をつけるため、代わり映えのしない日常生活から脱出し、今まで目にしなかった光景にようやくたどり着き、自分の体力を再確認できた達成感の中、周りには何も食料がない状況で精一杯用意した簡素な食事が、これほど深い味わいがあるとはなぜ今まで気付かなかったのか?

 

という心境になれるため、登山用の料理本はたくさん出ているわけです。

 

次に最近見つけた非常に興味深い本を紹介します。

 

■ 本日の有用記事

───────────────────

ーーーーここから一部引用ーーーー

考えや行動を変える時間が残されている人にとって、死の床にある人たちの後悔の念が役に立つことがある。もちろん、人生を振り返ったときに何を後悔するかは人それぞれだ。だが、多くの人に話を聞くと、共通のパターンが浮かび上がってくる。 オーストラリア人のブロニー・ウェアは、長年、緩和ケアの介護者として数多くの患者を看取ってきた。彼女は、余命数週間の患者たちに人生で後悔していることについて聞いていたそうだ。そのなかで、もっとも頻繁に耳にした「5つの後悔」をテーマにしたブログ記事は大きな話題を呼んだ。このブログは後に書籍化もされている。その5つのうち上位2つの後悔は、本書の主張にも重なる。

最大の後悔は、「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きればよかった」であった。他人が望む人生ではなく、自分の心の赴くままに夢を追い求めればよかった、と。

人々は、自分の夢を実現できなったことを後悔していた。自分の心の声に耳を傾けず、誰かに用意された人生を生きていると、人生の最後に大きな後悔を抱くのかもしれない。

多くの人々が、人生の最後に「働きすぎなければよかった」と後悔するのもそのためだろう。よく言われるように、「人生を振り返ったとき、オフィスで長時間を過ごさなかったことを後悔する人などいない」のである。

実際、ウェアが患者から聞いた後悔のなかで2番目に多かったのは(男性の患者では1位だった)は、「働きすぎなかったらよかった」だ。これは、まさに私が本書で主張していることの核心だとも言える。

「私が看取った男性はみな、仕事優先の人生を生きてきたことを深く後悔していた」とウェアはつづっている(女性にも仕事をしすぎたことを後悔する人はいたが、患者の多くは高齢者であり、まだ女性が外で働くのが珍しい時代を生きてきた人たちだ)。

さらに、働きすぎは後悔しても、一生懸命に子育てしたことを後悔する人はいなかった。多くの人は、働きすぎた結果、子どもやパートナーと一緒に時間を過ごせなかったことを後悔していたのだ。

「いずれ失われること」に目を向ける効用

ここで、深呼吸して考えてみよう。

人はいつか死ぬ。人生の最後にこれまでを振り返ると、さまざまな後悔が浮かんでくるー。

そんなふうに考えるのは、とても憂鬱に思えるかもしれない。いつかは永遠に失われるものに目を向けるなんて、わざわざ悲しい気持ちになるつもりなのか、と。

だが意外にも、もうじき失われてしまう何かについて考えると、人の幸福度は高まることがある。

そのことをよく表す、大学一年生を被験者にした心理学の実験がある。一方のグループの学生には、30日後にキャンパスから遠く離れた場所に引っ越すことを想像させ、今後の30日間の行動を計画させた。つまり学生たちにとってこの期間は、大学生活を通じて出会った人と会ったり、気に入った場所を日常的に訪れる最後のチャンスになる。この30日間、1週間ごとに、学生たちはその週の自分の行動を記録した。

もう一方のグループには、特に何も指示は与えず、普段どおり過ごすように指示した(当然、学生たちは残り少ない学生生活を満喫しようとしたりはしなかった)。

その結果、何が起こったか?

30日後に引っ越すことを想像したグループの学生は、そうでない学生に比べ、幸福度が上がっていた。特別な何かをするにせよ、いつもと同じことをより楽しもうとするにせよ、残された時間が少ないと想像するだけで、学生たちは充実した時間を過ごせたのだ。

この実験から学べるのは、

 

「人は終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まるということだ。」

 

見知らぬ土地を観光するとき、私たちはこれと同じような体験をする。滞在期間が1週間だとしたら、最終日までのあいだにできるだけたくさんの名所を訪れ、ツアーやアクティビティにも積極的に参加しようとする。

遠くに住む友人に会いに出かけたときも同じだ。一緒にいられる時間は限られているから、その貴重なひとときを最大限に味わいたいと思う。

だが、自宅にいるときはそんなふうに行動はしない。私たちは、いつもの日常がこれからも続いていくのを当然だと考え、積極的に誰かと会ったり、どこかに出かけたりはしない。それはある意味で当然だ。誰もが忙しく毎日を過ごしているのだし、毎日を旅行中のような気分で過ごすのは非現実的だ。

ーーーーここまでビル・パーキンス. DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール (pp.174-175). ダイヤモンド社. 

https://amzn.asia/d/j5bztf3

より一部引用ーーーー

 

【当方のコメント】

がんになって、今まで何のために頑張ってきたのかわからなくなった人や、将来への希望が断たれたと感じている人も多いでしょう。

しかし上記の文章で分かるように、人生の〆切に気がついた人だけが悟れる、「人生は時間そのもの」という考え方で、逆に幸福感を増強することも可能なはずです。

たとえ平均寿命まで生きられないとしても、その分内容の濃い人生時間を送るような工夫をする契機にしてみてはどうでしょうか?

YouTubeがん防災チャンネルでは、こういった病院が教えてくれないがん治療人生の工夫の仕方を動画で提供しています。

 

───────────────────

 

■ お知らせ

───────────────────

上記のがん防災チャンネルで、熟慮した結果メンバーシップを開始しました。

https://www.youtube.com/channel/UCVX2pB43fTkQVd3x_Ss5Jwg/join

 

YouTube上で1600本以上(多すぎてどこから視聴すれば良いのか分からないと言う声が)の動画を投稿してきましたが、がんについての踏み込んだレクチャーは一般受けしにくく、YouTube上では視聴数が減ってしまい、評価が下がってしまうのが問題でした。

しかし、腰を据えてがん治療の最新知識を知りたい方々もいるはずです。

一方でもっと深くがんを学べる「専門書が教えないがんをここで学ぼう」通称がんここというオンラインがん勉強会もありますが、ZOOM顔出しでのやりとりがなかなかハードルが高い人も多いでしょう。

さらに個別にセカンドオピニオンを受けたくても、遠くの病院にかかるのが難しい、金額が高すぎるという問題も生じます。

こういった問題を少しでも解決するための方法としてYouTubeメンバーシップを開始しました。

 

<3つのレベル>

レベル1、がん防災チャンネル応援団(バッジ+名言集PDF) 月額190円

  • 特典1 継続期間に応じたバッジ
  • 特典2  チャットに使える絵文字
  • 特典3 がん相談飲み会でのチャットへの優先対応
  • 特典4 押川名言集PDF提供「どんな時でもまだやれることは必ずある」「大きくならなけば判定勝ち」などのがん治療人生で大切な考え方をことわざにしたPDFです。クリアファイルに入れてお守りとして活用してください。

レベル2、もっとがんを学び隊 月額490円

こちらではレベル1の特典に加えて

  • 追加特典5→月1回のメンバー限定のライブ配信質問し放題のメンバーシップ限定のライブを行います。毎月1~2回を予定しています。
  • 追加特典6→月2回のメンバー限定の特別動画→もっと深くがんを学べる「専門書が教えないがんをここで学ぼう」通称がんここ特別限定動画(25~40分)を月2回提供します。
  • 追加特典7→通常動画コメントへ可能な限り優先的に返信します
  • 追加特典8→がん防災チャンネルメンバーシップ限定LINEオープンチャット

 

レベル3、10人限定がん相談プレミアサポート組 月額12000円

こちらではレベル1、2の特典も含まれています

グループでのセカンドオピニオンになります。

  • がんが何も分からない方、希望が持てない方、濃厚な励ましがほしい方向けです。チャットからの相談に対し、がん治療以外も含めて、押川がありとあらゆる手を尽くして助言と元気づけを行います。
  • 毎月1か2週目と3,4週目水曜日21時より月2回の10人限定ライブを1時間行います。
  • StreamYardなどを使ったライブ参加(顔出し無し可)で直接押川に質問できます。

 

 

※もちろん、メンバーシップに入らなくても今までのがん防災チャンネルファンの方へのサービスは従来通りです。

メンバーシップはこちらをどうぞ↓

https://www.youtube.com/channel/UCVX2pB43fTkQVd3x_Ss5Jwg/join

 

 

◎2023年8月18日刊行・まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか? (990円)

Amazonカテゴリーランキング1位獲得記念!

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

 

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

◎消化器がん女性向けSNS「ピアリング・ブルー」

https://bleu.peer-ring.com/

 

がんになって、がんが縮小すれば良いかというとそんなわけないのです。

がん周辺、特に人間関係の悩みはつきません。

でもそんなことは主治医には相談できないのが普通です。

となると、同じ立場の方々としゃべりたいと思いませんか?

顔出し無し、匿名で、家族や隣人にはいいにくいことで何でも遠慮なく相談できる、あるいは相談しているところをのぞき見できるピアリングブルーがお勧めです。

ぜひ一度のぞいてみてください。

医療監修している押川も時々コラムを書いていますよ。

 

↓こちらにたくさんの方々の日々の悩みや助言がたくさん積み重ねられています。

https://bleu.peer-ring.com/diaries

 

アプリiOS版 

https://apps.apple.com/jp/app/peer-ring-bleu-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC/id6468465375

 

アプリAndroid版 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.peer_ring.bleu

 

閲覧は男性でもできますので、ぜひ手に入れてみてください。

 

■ がんここ通信───────────────────

 

がん治療の副作用をかわす戦略編!

最終回は、なんと!

 

「抗がん剤をいつやめるか?どうやめるか?」

 

そもそも、患者にとって治療をやめるのは怖いし勇気がいること。。

 

そんな究極のテーマを取り上げました。

 

22名のご参加。

 

レクチャーポイントは↓

‥‥‥‥‥‥‥

 

・「抗がん剤をいつやめるか?どうやめるか?」という専門書が実際に出版されている!

 

・抗がん剤をいつやめるか?やめないとどうなるか?

 

・抗がん剤をどうやめるか?コミュニケーションがカギを握っている!

 

・各ドクターの「私はこうしてやめている」証言

 

・「やめどき」をめぐるサポートにはどんなものが利用できるのか?

‥‥‥‥‥‥‥

 

「抗がん剤を唯一無二と思ったら不幸になります」と押川勝太郎先生。

 

→そもそも、抗がん剤治療を受けられるか否かには前提条件がある

 

→抗がん剤治療の定義は、より良く、より長く生きるための手段

 

「がんは個人差がすべて」押川名言集より。

 

専門医から直接、がんに関するあらゆる知識を学べる『がんここ』

 

関心のある方はどうぞお気軽にいらして下さい

・毎月2回、第2・第4(木)20:00~開催

・会の前半は押川によるレクチャー、後半はブレイクアウトルームでの少人数討論となります

・最後に各ルームのエッセンスを報告してもらい、全体討論をいたします

・見学(顔出しなし、声なし)もOKです・後日の録画視聴もOK

・過去のアーカイブ動画すべて見放題、押川のレクチャースライドもすべてダウンロードできますhttps://community.camp-fire.jp/projects/view/460455

 

───────────────────

■ 匿名相談用LINEオープンチャットより

───────────────────

◎ 私は59歳です。                   タモキシフェン治療中の再発でもタモキシフェン+イブランスで効果的な治療が出来ますか?

【当方のコメント】

そういった形での臨床試験デザインが組まれて一部有効だったと発表されていますが、現時点ではまだ保険適応になっていませんね。

また仮にやったとしても効果あるかは、分かりません。なぜならタモキシフェン無効での上乗せ投与の試験デザインの臨床試験がないからです。

↓を参考に

https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2023/2023-02-20

 

◎押川先生 先生の見解を伺いたいです。

肺腺癌ステージ4で、今セカンドラインの治療で、ドセタキセル単剤で治療しています。

ファーストラインでは、カルボ➕アリムタ➕キートルーダで7回 その後キートルーダ単剤治療

5回後増悪

胸膜癒着術後 遺伝子変異適応無し 現在の治療ドセタキセル単剤継続中です。

主治医は効果があるうちは、継続しますとのことです。

少し疑問に思ったのは、

ドセタキセル単剤でなくアリムタとの併用治療は出来ないのか?

また 6回で終わると思っていたので、その後アリムタでの維持療法とかは考えられないのか?

ドセタキセルの副作用がキツイので、これがずっと続いていくと思うと、メンタルがやられてしまいます。

今の段階でセカンドオピニオンも受けづらいし…

直接主治医に提案するのも、はばかれるし…

先生の見解を伺いたいです。よろしくお願いします。

 

【当方のコメント】

別に主治医に質問してみても良いと思いますよ。

ただせっかくなのでここで一般的なことを書きます。

がん薬物療法は、単剤での治療効果がデータとしてあるとは限らず、他の薬剤との併用での臨床試験データしかない場合があります。

その場合単に相乗効果による奏功率だけではなく、副作用の度合いも調べています。

ドセタキセル+アリムタでの臨床試験がないため、効果だけではなく、副作用もどうなるか分からないため、推奨出来ないでしょう。

アリムタは確かに副作用は少ないですが、ドセタキセルに追加するメリットも不明です。逆にマイナスアルファの作用が出るかも知れません。

ドセタキセルがキツいのであれば、継続出来る程度に減量してもらうほうが現実的だと思います。

効果があっても継続出来なければ、意味がないからです。また無理な治療だと逆に体力と寿命が減ってきます。

 

◎押川先生、よろしくお願いします。

今年2月、右胸乳がん部分切除、リンパ節2個切除、放射線治療完了し、現在ホルモン治療でアロマターゼ阻害薬を服用中です。

今度、帯状疱疹ワクチンを打つ予定ですが、右腕に打った場合、リンパ節が腫れて、乳がん再発と間違われるとかあるのでしょうか?

 

5月にコロナワクチン、6月に肺炎球菌ワクチンを左腕に打ち、肺炎球菌ワクチンで蜂窩織炎になりかけました。なので、できれば同じ左腕に打ちたくないです。よろしくお願いします。

 

【当方のコメント】

コロナワクチン接種で同じ腕側の腋窩周囲リンパ節が主張することがあるのは当初から問題視されており、CT検査で確認された時は再発と反応性リンパ節腫脹の区別をするよう、経過をおっていく必要があると公式な声明が出されています(反応性リンパ節腫脹は時間経過とともに縮小することが多い)。

帯状疱疹ワクチンはコロナワクチンより副反応が楽なことが多いようですが、その辺の事情は同じなので、事前にご自身の事情を主治医に話せば、最初から注意して経過をおってくれると思います。

 

◎押川先生おはようございます。   局所初再発で脇の下に2cmの悪性腫瘍がみつかり癒着などで直ぐに手術が出来ないので腫瘍が小さくなる治療を先にとの事でしたが、6年前の治療で、放射線は、右胸全摘した胸と右脇の下3個の転移の腋窩リンパ節切除した右脇の下と鎖骨から首にかけてあります。抗がん剤は術後にFEC3回とタキソテール3回をしました。       その後タモキシフェンを飲んでました。                    担当の先生はもうあまり手術の事は考えないで共存の方でねということで、積極的に腫瘍を小さくするということを考えない治療を始めるという事になってますが私はまだなんの治療もしてないのに共存と言われる事が納得いきません。            やりたい治療があれば色々ありますよ!といいタモキシフェン+イブランスをおすすめしますといわれたんですが押川先生は今脇の下に出来た2cmの悪性腫瘍を小さくするのにどんな薬で治療すると小さくなる確率が高いと考えられる抗がん剤でも分子標的薬でもホルモン剤でもなんでも受けたいと思ってます。   押川先生の考えられる薬物を教えて下さい。 よろしくお願いします。

 

【当方のコメント】

これは初発の腫瘍なら、薬物療法で縮小して手術が理にかなっているのですが、再発の場合、大抵は多くの微小転移のうち、最も大きい腫瘍が画像診断で見えていることが多いため、手術という局所療法では治しきれない、再々発の可能性が高くて局所療法のダメージが大きすぎて、その人のがん治療人生全体でのデメリットが大きいということを意味しているのだろうと推察します。

どうしても治したいというお気持ちは分かりますが、薬物療法をやって、長期的に遠隔転移が出てこなければ、再手術という選択肢もあるかも知れない、という程度に考えておいた方がいいということでしょう。

 

◎67歳男性です。昨年9月に膵頭癌告知されゲムシタビン+TS-1を開始直後に薬疹で中止→11月に膵頭十二指腸切除手術→12月に肝臓とリンパ節に転移でステージⅣと判明 ゲムシタビン単独治療が6月に6クール終わり 同時期から腹が苦しくなりだし 腹痛増大と吐き気でドンドン食べれなくなり苦痛を取り除く緩和ケアと造影CT造影MRI検査受け、現在結果待ちとオキシコンチンとオキノームの適量を探る入院中です。薬の飲み過ぎもある死、一日中腹がパンパンでオキノームを飲んでも苦しくて我慢出来ずに困ってます。腹も右の背中も痛くなってます。

手術で減った体重が14キロ増えていましたが この2ヶ月で6キロ落ちて体力も落ちました。先程シャワーを浴びたら右側の腰のくびれが無くなっており、不安です。検査の結果について医師から説明が無いのも大きな不安の一因です。どうしたら良いのでしょうか?

18日に相談した続きです

造影CTや造影MRIを撮っても肝臓の癌の再発なのか、膿の塊なのか分からず29日にPETCTの予定です。この痛みの原因や何がどうなっているのか分からないままで、現在は腹痛背中痛もドンドン酷くなり、カロナール500mgを4回/日とオキシコンチン15mgを12時間置きに服用とオキノーム 5mgを4回/日位服用しています。検査で原因がハッキリすれば抗がん剤等の積極的治療が出来るのか、緩和ケアだけの対応になるのか分からず不安が渦巻いてます。出来ることなら動ける内に阿蘇や久住をドライブしたりしておきたいのですが そんな事は出来るのでしょうか?体調が持ち直してから行くべきか、行ける内に先に行くべきか悩んでます。因みに九州迄は飛行機で行き、レンタカーで妻の運転で行きたいです。膵臓がんは悪くなり出したら気持ちの整理が追いつかない程速く余計に不安になります。

【当方のコメント】

身体症状悪化していくのは、すごく不安になると思います。

痛みの原因を特定するのは、根本的な治療法選択のためにとても重要ですが、それとは別に、痛み自体をコントロールするための鎮痛剤をいろいろ試すことも大変大事です。

旅行もいきなり遠出するより、近場での予行演習をすると良いでしょう。

実際に遠隔地に旅行出来るかどうかは主治医の判断次第ですが、まずはそういう意向を文書などで確実に主治医に伝えないことには、主治医がその計画に沿って治療計画を立てられないので、まずは相談でしょう。

一番の問題は、あなたの不安を主治医が把握していない可能性があることです。

色々問題はあるでしょうが、その上でやれることを探すためには、まず主治医に正確にご自身の心境や不安、計画を伝えることだと思います。

 

◎大腸癌ステージⅣ  2次治療に入りました。

現在フォルフォリ療法+パニツムマブです。

1クール目に体重や年齢(62歳)などから計算したMAX量を使用し、2クール目の為に採血した結果、白血球、好中球減少し治療はスキップとなりました。

一次治療の時も白血球・好中球減少して抗がん剤を減量し治療をスキップしてましたが、腫瘍マーカーが上昇傾向となり、その機会にセカンドオピニオンを受けて、セカンドオピニオンの医師より返書にて「ジーラスタ」の提案がありジーラスタを施注しながら一次治療の抗がん剤量を増やし治療しましたが、腫瘍マーカーは3桁となり2次治療となりました。先生に自分のことを伝えるために手紙を毎回書いて提出したりしてますが、なかなか・・・

今回もジーラスタを使用しながら治療を・・・と思っておりましたが・・・

案の定、白血球・好中球減少

次回は減量します・・・と主治医はおっしゃいますが、1次治療の時のことよぎります。

 

ジーラスタは、そうそう使えるものではないのでしょうか?

また、内服薬のロイコンなどは効果がないのか適応でないのでしょうか?

 

先生は、白血球減少などにはどのようにされているのでしょうか・・・

先行き不安になってきました。

 

治療は患者もちゃんと勉強して・・・と二人三脚で行きたいのですがなかなか。。。

よろしくお願いいたします。

 

【当方のコメント】

G-CSF適正使用ガイドライン 2022年10月改訂 第2版より引用

ーーー

システマテイツクレビューの考察|・|まとめ

(1)益

G―CSFの一次予防投与の有無を比較した文献はRCT2編であつた。OSについてG―CSF一次予防

投与の有効性は示されなかった。FN発症率は、G―CSF一次予防投与によって有意に減少していたが、非投与群のFN発症率は6.5%と低かつた。感染による死亡は両群ともに0%であつた。これらより、G―CSF投与の益は小さいと判断した。

(2)害

G―CSF投与により疼痛は有意に上昇した。

(3)患者の価値観・好み

患者の価値観。好みについて、エビデンスに基づく評価はできていないが、FN発症率を低減させる

などの望ましい効果や、疼痛などの望ましくない効果の受け止め方にはばらつきがあり得ることを考慮した。

(4)コスト・資源

コスト・資源について、エビデンスに基づく評価はできていないが、G―CSF使用によってコストが

かかることを考慮し、G―CSF使用によって得られる益が、コストや資源に見合ったものであるかどうかも含めて検討した。

(5)まとめ

G―CSF投与のOSへの有用性は示されなかった。FN発症率をわずかに低下させることが示された

が、G―CSF非投与群のFN発症率は低く、臨床的に意味のある益とは言えないと判断した。一方でG―CSF投与による疼痛は増加することから、大腸がんのがん薬物療法において、G―CSFの一次予防投与を行わないことを弱く推奨する。

ーーー

・簡単にまとめますと、強力なFOLFOXIRI療法などでは活用される場面はありますが、G―CSF(ジーラスタ)投与は大腸がんでは余り益はなさそうだと思われます。実際使っているがん治療医は少ないでしょう。なぜなら短期間で完治に持って行けるほどの大腸がん薬物療法はないですし、回復を早めても、骨髄機能を増強させるわけではなく、トータルでは薬物療法を増強させるほどではないと思われるからです。(回復が早くても、次の治療ですぐ白血球が下がって治療延期となるなど)

ロイコンに関しては白血球減少は多少防げても、それによる発熱性好中球減少症という実際の不利益を軽減させるデータがないので、治療ガイドラインにも記載がありません。こういった事実を持って、手紙作戦で主治医にメリットがあるかどうかを質問してみてください

当方は、副作用に応じて抗がん剤を減量しても、最大の効果は得られると思っています。

大事なのは継続性です。

 

 

★がんに罹患したばかりで混乱している方々を対象に、地元の様々な職種の方々と共同して匿名相談用LINEオープンチャットを作ってみました。

2チャンネルのLINE版みたいなゆるゆるの掲示板です。

この敷居の低さで、がん治療以外の困りごとについても、どこまで支援出来るか試してみようと思います。

 

◎オープンチャット「がんサバイバーの為の専門職によるサバイバル術(よろず相談室はこちらです)」での質問

 

https://line.me/ti/g2/E3g3SnUWR9YXkfjhjNs-ew?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎オープンチャット「がん専門医の部屋」より質問

https://line.me/ti/g2/xTnTW-Omnx6V2gZDhV2fpg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎以下より押川勝太郎の全てのSNSを全部一括チェック可能です。

↓↓

https://lit.link/oshikawa

 

 

◎   第166回宮崎がん共同勉強会

日時:   2024年1月21日日曜日 13時〜15時(11:30〜オンラインお茶会)

がん治療を受けている患者さん同士で一緒にLINEミーティングで勉強してみませんか

 

場所: 宮崎市 フィオーレ古賀看護専門学校+オンライン

11:30 LINEミーティングでオンラインお茶会

 

13:00〜15:00 がん専門医レクチャーと質疑応答+おしゃべり会

 

今回のテーマ:「がん治療をどこであきらめる?」

 

初めてオンラインで参加する方、下記URLから


事前登録(初回のみ)をお願いします。
 
(詳細も分かります)

  
https://sites.google.com/view/miyazakigkkb-online-entry

下記宛てに葉書あるい、メールで事前予約をお願いします。 (ただし予約無しで当日現地参加可能です)

〒880-2101 宮崎市跡江3782  竹上 とも子 宛  メールアドレス : tomoko37tkg@gmail.com

電話 ; 090-1166-7880

申込に際して以下事項をご連絡ください。

1氏名

2LINEで名前(オンライン参加時確認用)

3年齢

4性別

5がん種

6参加者種類(本人、家族など)

7居住地(都道府県)

8緊急時 電話番号


 


 

ーー参加資格ーー

 

・がん患者本人とその身内

・がんに興味ある常識人

・医療関係者

・会の和を乱さず、配慮できるかた

 

当日11:30ごろよりLINEからご参加可能です。(事情で開始が遅れることもあります)

 

内容はがん治療医・押川勝太郎のミニレクチャー20分+LINEミーティング参加者の自己紹介+おしゃべり会。

 

申込は以下のメルアドから申し込んで、下の方にあるLINEリンクをタップして参加してください。

 

【申込方法】

↓ここからメールで申し込んでください↓

 

https://forms.gle/yniE4krztjY9iE2z9

 

 

当日は色々トラブルもあるでしょうが、ご容赦ください。

 

ーー参加約束事ーー

 

話された個人のことは、ここに置いて帰り、他の場所では話しません。他言は厳禁です。

健康食品や健康器具などの物品を勧めたり販売することはしません。

宗教団体への勧誘はしません。

他の人が受けている治療は、自分に合うとは限りません。医師に相談しましょう。

大切な時間です。参加された方が平等に話せるよう、お互いに気を配りましょう。

安易なアドバイスや励ましをされると、負担になることがあります。お互いに聴き上手になりましょう。

 

ーー個人情報取り決めーー

当日の会で収集した個人情報は外部へ漏らすことはしません。

ただし、個人を特定できない形でのFacebookライブ動画配信、YouTube動画チャンネル登録、学会発表などに使用します。

 

ーーーがん防災マニュアルの無料配布ーーー

皆さんの応援のおかげで大好評で、がん防災マニュアル冊子版が遂に20万部近く印刷・配布されようとしています。

この一冊28ページでで、がん予防、発病時の対応方法、家族の支え方や職場関係、経済的支援の受け方、情報の探し方から怪しいがん治療の見分け方等、がん治療人生のざっくりとした全体像が短時間でつかめます。今まで類書がなかった画期的な「一家に一冊」のPDFです。 

 

無料PDF版はずっとあったのですが、やはり気軽に手に取れる冊子版の良さは捨てがたいものがあります。

今回3冊の無料冊子+諸経費=280円で入手できます。

またもっとまとめて購入することも簡単にできるようになりました。

さらに今まで面倒だった支払い方法も

クレジットカード、アマゾンペイ、ドコモ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、銀行振込が利用できます(それぞれ別の手数料がかかることがあります)。

 

こちらから↓入手してください。

がん防災マニュアル無料PDF or 冊子版入手リンク

https://www.gh-ouendan.com/ganbousai

 

 

ーー書籍紹介ーー

 

◎孤独を克服するがん治療~患者と家族のための心の処方箋~

https://www.amazon.co.jp/dp/4434262491/

1,620円

Amazon

がんに悩む友人へのプレゼントとしてもご活用ください。

 

 

本日も19時からがん相談飲み会です(新年1回目!ゲストは木下先生&ざいちゃん)

本日も19時からがん相談飲み会をします。

◎がん緩和相談飲み会第191回+我慢強いざいちゃんのみんなに伝えたい失敗談←DEEP二次会

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

飲み物を片手に何でも質問してください。

毎月第一日曜日は緩和ケア医の木下寛也先生に20時頃から参加してもらいます。

チャット欄から緩和ケア関係の質問をどんどんしてください。

・繋がる届く緩和ケア/木下寛也 チャンネル↓

www.youtube.com/@early-palliative-care

21時からのDEEP二次会テーマは「我慢強いざいちゃんのみんなに伝えたい失敗談」です。

・卵巣がん ざいちゃんチャンネル↓

www.youtube.com/@zaichan

 

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。

本日も19時からがん相談飲み会です(2023年ラストライブ!)

本日も19時からがん相談飲み会をします。

 

◎がん相談飲み会第190回+がん治療の文句は俺に言え !←DEEP二次会

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

飲み物を片手に何でも質問してください。

21時からのDEEP二次会テーマは「がん治療の文句は俺に言え !」です。

 

この一年感じたがん治療への不満をチャット欄にぶつけてください。

押川がその怒りを全て受け止めます。

 

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。

 

ーー書籍紹介ーー

まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?(光文社新書)

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

(990円)

本日も19時よりがん相談飲み会です( ^ ^ )/□

本日も19時からがん相談飲み会をします。

◎がん相談飲み会第189回+がん患者の情報発信どう思いますか?←DEEP二次会

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

飲み物を片手に何でも質問してください。

 

21時からのDEEP二次会では、皆さんにもなじみが深い「がん患者の情報発信」について、みなさんといっしょに考えてみたいと思います。

視聴者の方々も色々なご意見をチャット欄からお知らせください。

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。

がんの最も意外な不意打ちとは?(みんな知らない)

◎がんの最も意外な不意打ちとは?(みんな知らない)

(26分)

 

■ はじめに

───────────────────

今年もあと1週間で、なんだか時間の流れがすごく速く感じます。

がんに罹患して、その症状で苦しんでいる人にとっては時間は長く感じるものですが、目の前に次々にやるべき事が出てくると、時間の長さを感じにくくなるようです。

YouTubeを始めてもう6年経っていますが、皆さんのおかげで継続できているのは大変感謝しております。

一方で、6年もかけてチャンネル登録数が5万ちょっとというのは当初の計画からはずいぶん遅れているのも事実です。

これは人生なかなかうまくいかない事の一つかも知れません。

YouTubeでの他にたくさんの医療チャンネルが出現し、とうの昔に追い抜かれている現状を考えると残念な気持ちも出てきます。

しかしこういった場合は以下のように考えればいいのです

・単に視聴者数を増やすために意義の薄いセンセーショナルな動画を作っているわけではない

・がん情報の動画図書館を作るのが主目的だから、ニーズが多くなくても、重要な動画は作ってきた。

・視聴数やチャンネル登録数が増えないからこそ、毎日色々な医療情報を手に入れ、一般の方向けに分かりやすく表現、説明するにどうすれば良いか研鑽を続けられた。

・単にYouTube動画単独での勝負ではなく、有用ながん関連情報を提供していただける多くの医療者やサバイバーを紹介する動画、ライブの自分独自のメディアの場所として確立できた。

・おとなのがん教育、がん防災啓発の場としてぶれずにやってきたため、YouTube外の多方面の方々からのお声がけをいただき、世界が広がった

・何と言ってもライブ視聴者からのダイレクトの質問と要望のおかげで、今のがん治療の隠れた問題点を教えていただき、一緒に改善方法を考え、さらにその経緯を多くの視聴者の学習のために提示続けることができた。

・好不調があれど、持続可能な新しい医療ジャンル(動画・SNS)としての地位を世の中に示せた。

 

ということまでが、実は前置きでした(笑)。

 

実のところ、がんに罹患した人生も同じように考えてほしいわけです。

がんになって、悔しい思い、絶望感、将来の展望が描けない、今の症状が苦しい、人間関係が壊れた等たくさんの苦しい思いをされている方も多いでしょう。

 

その事に関しては、陳腐な表現ですが、ご同情を申し上げます。

 

しかしそこで終わるのではなく、隠れたチャンスを探してほしいと切に願っています。

 

「悪いことは悪いことばかりではない」(と押川名言集の一つとしてクリアファイルに入れています)

 

という言葉を作ったのですが、事実は事実だとしても、見方を変えることで今まで気がつかなかった人生の予想外の価値、転機、再評価を得ることが出来るかもしれないということです。

 

どう見方を変えるかは、ご自身の努力はもちろんですが、意外と他の患者さん、サバイバー、友人からアイデアをいただける事も多いので「社会的交流」が大事になります。

もちろんがん防災チャンネル・がん相談飲み会でもチャット欄から多くの視聴者がヒントをもらえるはずです。

そのためにはまず「行動」しつつ考えるという習慣を作れると良いですね

■ がんと登山コラム(4)今回のついで戦略

───────────────────

先日、筑波山に登ってきました。

実は直前までは時間あったらまた高尾山に登ろうかなと考えていたのです。

ところが当日東京のホテルがなかなか空いておらず、都内の東側のホテルに決まったとき、これはちょっと足を伸ばして茨城県の筑波山まで電車で行けるんじゃないかと思ったわけです。

登山そのものは苦しくも楽しかったのですが、下山直後の素晴らしい紅葉の場があり、その場で即動画収録しました。

意外とその場に集まる観光客は少なかったのは、筑波山に登る目的で来ていた、下山時には疲れて長居する気力がなかったからだと思いました。

登山する趣味ができたことが、ついでに思いもよらない素晴らしい紅葉動画撮影にたどり着けたわけです。

「行動」することでやはり世界は広がりますね。

そしてその時に備えた日頃の準備もチャンスを広げる秘訣です。

 

■ 本日の有用記事

───────────────────

◎禁酒・節酒が食道粘膜の前がん状態を改善し、食道および頭頸部の発がんを予防することを世界ではじめて明らかにした

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2023-12-22-1

ーーーーここから一部引用ーーーー

禁酒・節酒を継続したひとは禁酒・節酒できなかったひとに比べて約8.5倍の頻度でヨード不染帯の程度が改善し、さらに食道がん、頭頸部がんの発生割合を80%抑制しました。この成果は、食道がん、頭頸部がんの多発発生は、禁酒・節酒をすることで前がん病変が減少し、多発性の発がんを抑制することを世界で初めて臨床的に明らかにするとともに、食道および頭頸部の発がん予防に活用されることが期待されます。

ーーーーここまで一部引用ーーーー

【当方のコメント】

がん罹患後の禁酒については、色々な意見がありますが、食道がんや頭頚部がんでは禁酒した方が絶対良いといわれていました。

その根拠が証明されたわけですが、ちなみにこの京都大学の武藤学先生は20年以上前に国立がんセンター東病院で研修していたときの内視鏡部の上司でした。

───────────────────

 

■ お知らせ

───────────────────

 

◎2023年8月18日刊行・まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか? (990円)

Amazonカテゴリーランキング1位獲得記念!

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

 

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

◎消化器がん女性向けSNS「ピアリング・ブルー」

https://bleu.peer-ring.com/

 

がんになって、がんが縮小すれば良いかというとそんなわけないのです。

がん周辺、特に人間関係の悩みはつきません。

でもそんなことは主治医には相談できないのが普通です。

となると、同じ立場の方々としゃべりたいと思いませんか?

顔出し無し、匿名で、家族や隣人にはいいにくいことで何でも遠慮なく相談できる、あるいは相談しているところをのぞき見できるピアリングブルーがお勧めです。

ぜひ一度のぞいてみてください。

医療監修している押川も時々コラムを書いていますよ。

 

↓こちらにたくさんの方々の日々の悩みや助言がたくさん積み重ねられています。

https://bleu.peer-ring.com/diaries

 

アプリiOS版 

https://apps.apple.com/jp/app/peer-ring-bleu-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC/id6468465375

 

アプリAndroid版 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.peer_ring.bleu

 

閲覧は男性でもできますので、ぜひ手に入れてみてください。

 

■ がんここ通信

───────────────────

【がんここ副作用編軽減術】

がん治療の副作用をかわす戦略編

5回目は、病院では決して教えてくれない、副作用を軽減するための具体的交渉術を取り上げました

26名のご参加

 

ゲストレクチャーは、

トップアスリートから一般人まで幅広い層にトレーナー活動をしておられ、がん専門運動指導士としても活躍中の石野田 神さん

 

「がん治療により全身状態が悪化すると疲れるから動かない動かないから体力が低下するという悪循環に陥ります」

と石野田さん

 

日常生活でどんな工夫が必要か、どの筋肉を意識すべきか、具体的に教えて下さいました

 

押川先生のレクチャーポイントは

‥‥‥‥‥‥‥

抗がん剤副作用が強くなる5つの原因

抗がん剤副作用を軽くしてもらえない5つの原因

副作用をがまんすると寿命が短くなる理由

副作用対策次第で人生の質も長さも決まる理由

病院では教えてくれない、副作用軽減の具体的交渉術

‥‥‥‥‥‥‥

「区間賞をとることを目指してはいけません。完走することが重要です」

と押川 勝太郎先生

 

がん治療で、人生を犠牲にしてはいけません

がんここで副作用の正体を学び、心豊かな人生を生きてまいりましょう

 

第8シーズンラストの 12/28(木)は、なんと

『抗がん剤をいつやめるかどうやめるか』です

  ↓単発参加URL

   https://gankokofukusayo1.peatix.com/

 

『がんここ』お気軽にご参加ください。

・毎月2回、第2・第4(木)20:00~開催

・見学(顔出しなし、声なし)もOKです

・過去のアーカイブ動画すべて見放題、押川のレクチャースライドもすべてダウンロードできます

こちらは↓月会員用

https://community.camp-fire.jp/projects/view/460455

 

───────────────────

■ 匿名相談用LINEオープンチャットより

───────────────────

◎私は58歳です。              2010年0期でホルモン陽性ハーツー陰性の乳がんで2017年に局所再発して右胸全摘リンパ節郭清してタモキシフェンの治療中6年目で局所再再発して治療が、始まりましたが、癒着してて取り残しになるので取れませんと言われました。         お薬をやって小さくなれば手術できる可能性もあります。と言われました。                 私は出来れば腫瘍を取る治療をして欲しいと思ってます。先生はタモキシフェン+イブランスと言われましたがタモキシフェンで治療中の再再発だったのでリュープリン+フェソラデックス+イブランスは私に出来ますか?と聞いたら                    副作用はタモキシフェンより強くなるとの事ですが出来ますと言う事でそちらで治療始めました。                        リュープリン+アロマターゼ阻害薬+イブランスで治療は出来ますか?と聞いたら            うちでわやってないと言わました。  一般的にない治療の組み合わせなのでしょうか?  私の行ってる病院だけがやってない治療なのでしょうか? よろしくお願いします。

【当方のコメント】

閉経後の女性において乳がんの治療でリュープリン(ルプロレリン)を使用するケースは比較的少ないです。リュープリンはGnRHアゴニストの一つで、主に閉経前の女性において卵巣のエストロゲン産生を一時的に停止させるために使用されます。これにより、ホルモン受容体陽性の乳がんの成長を抑制します。

 

閉経後の女性の場合、エストロゲンの主な源は卵巣ではなく、末梢の脂肪組織でのアンドロゲンからの変換によるものです。そのため、アロマターゼ阻害薬が閉経後のホルモン受容体陽性乳がんの治療の主流となっています。アロマターゼ阻害薬は、エストロゲンの産生を阻害することで、がんの成長を抑制します。

 

閉経後の乳がん患者において、リュープリンを使用することは一般的ではありません。しかし、閉経前、または閉経の状態が不明確な女性の乳がん患者において、リュープリンとアロマターゼ阻害薬、そしてイブランスの組み合わせ療法が考慮されることはあります。

その病院での方針なのかも知れません

◎セカンドオピニオンをお願いして来週予約できてた大学病院から電話がありセカンドオピニオンオを受けるにあたって転院の希望があるようですがそれは出来ませんといわれましたので、セカンドオピニオンで治療の事など聞いて今診てもらってるがんセンター病院から改めて 転院の手続きをしてもらう事は可能でしょうか?と聞いたらそれも受けることは出来ないです。といわれました。今診てもらってるがんセンター病院からの紹介状、診療状況などの書類を提出済みです。 治療中の転院はできないものなのでしょうか?県内の病院で通える所は他にありません。手続きのやり方が悪かったのでしょうか?

【当方のコメント】

セカンドオピニオンを転院の道具にされることを病院側は警戒するものです。

もちろん担当医がよしと判断する場合もあるでしょうが。

こちらの動画を参考にしてください↓

がん患者の転院が嫌がられる理由・旅先#49

 

◎検査入院から退院してきたのですが...

結果気になっていた足の不調は脳のMRI検査では原因がわからず、きっと抗がん剤の副作用ではないかと...

それより、入院当日から24時間の栄養点滴をずっと続けていたんですが...血糖値が急激に上がってしまい3日目に吐き気が出て、なんとか食べられてたご飯も全く食べられなくなってしまった為、本人の希望で点滴を止めてもらい1日早く退院してきたんですが、帰ってきてからもずっと不調を訴えていて昨日の夜胃痛が酷過ぎて苦しんでいたので緊急外来へ行きました。

検査では下痢が続いているので血液の水分が足りなく脱水症状も起こしているとの事で本来なら入院なんですが本人が入院を拒否した為、点滴をして帰りに痛み止めをもらってとりあえず帰ってきました。

原因としてはやはり24時間の点滴だったのでしょうか...?

連投すみません。

昨日緊急入院になりました。

自宅で出来ることは限られていたので、後は病院にお任せしようと思います。

 

【当方のコメント】

24時間点滴自体が問題というより、その点滴に含まれているブドウ糖の総量や身体の状態により高血糖となる事は良くあります。

担当医もその辺のことを考えているはずで、がんの病状進行による可能性は高いでしょう

 

◎最近帯状疱疹のCMを見る事が多すぎる為、少し気になってしまいました。

(68歳男性胃がんステージⅣです。)

帯状疱疹ワクチンについて、シングリックスは化学療法をしている患者でも大丈夫という情報を得ましたが、

一方で副反応の情報もあり、どっちがいいのかな、、と悩んでいます。

接種する際は主治医に確認しますが、

押川先生の癌患者の帯状疱疹ワクチンについての考えを聞かせていただけたらと思います。

 

【当方のコメント】

抗がん剤中に帯状疱疹を発症する患者さんは多いので、当方も推奨しています。

副反応が心配といっても、コロナワクチンよりずっと楽で、抗がん剤治療の副作用のほうがずっときついと思いますが。

 

◎お世話になります

日曜日のがん相談飲み会でお世話になっていました、くまと申します。

大腸癌から、腹膜播種、肝臓転移、肺転移しました彼女ですが、8月8日の晩、22時過ぎに亡くなりました。享年57歳でした。

2年前から、いろいろと相談にのって頂き、ありがとうございました。

最期は、骨転移、腹水からの足のむくみ、黄疸症状になり、彼女の希望から、自宅での訪問看護になりました。

血縁関係のある娘中心の看護になり、ここ2週間ほどで、一気に悪化し、8月8日の晩に僕と娘が看とる中、息を引き取りました。

最期はだるさから、苦しんでいて、生きるのが辛いと言っていましたので、楽になれて良かったと思います。

ラインで申し訳ありませんが、ご報告申し上げます。

 

【当方のコメント】

そうでしたか。治療も看護も色々なアクシデントと制約があって大変だったと思います。

詳しいご報告ありがとうございました。

 

◎押川先生、初めまして。

突然ですいません。がんリセット療法についてお聞きします。ネットでがんリセット療法というのを知りました。この療法を実施した方の治療経過などを見させていただくと効果が出ているようで興味を抱きました。実際は有効な治療方法なんでしょうか?

 

【当方のコメント】

理論と細胞・動物実験データだけの文章で、がんに効果あるかのように錯覚させる詐欺療法ですね。当然治療ガイドラインには載っていませんし、こういったトンデモがん治療を浮かび上がらせるために治療ガイドラインは作成されたと考えてください。

 

◎人間ドッグでガンが見つかり。

治療方針が今週末に決まります。

藁にもすがる思いでして

ネット見ると免疫を上げると書いてある

漢方薬でエビデンスも獲得している

生薬漢方って服用してみたいと思いますが ホントに免疫力がアップするのか?疑問です。押川先生のお考えを教えてください。

 

【当方のコメント】

漢方薬は薬物療法の症状緩和効果は一部報告がありますが、免疫力を上げるというのは漠然としていて、本当の意味では保険認可されている免疫チェックポイント阻害薬などしか、がんを縮小する効果はありません。

エビデンスがあるというのもがん縮小に関してはありません。

↓のサイトで個別に調べられます。

厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/doc/

 

◎2月からパクリ+アバスチンを始め今に至り腫瘍マーカーも200越えが前回で120位まで下がりCT

でも特に目立つ所もないと言うことだったのですが、今回140位に上がってしまい次回CTをみてお薬をいまより少し弱い薬に変えるような話をされましたが、そもそも月三回を白血球の下がり具合で二回に減らし薬の量もその時によって三割から一割に減らしているようなので、そもそも規定の量を満たしていないので数値が上がるのは仕方ないのかと思ってましたが、主治医の先生とは合わなくこの治療を始める時から先生が変わってしまってどうも納得がいきません。三割減と二割減はかなり違いますか?との質問に正直違いはありません。との回答でした。今週火曜日に治療を行い一割減で行いました。ちょっと体調がすぐれない事をはなしたら抗原検査をさせられ、その時は陰性でした。木曜日にコロナ陽性となってしまい、治療の病院に連絡をし、伝えたのですがお大事に!と言うことでなんの助言も頂けず、木曜日と金曜日、高熱でコロナで死ぬ人の気持ちがわかったような気がしました。話は戻りますが、治療方針はやはり薬を変えた方がいいのか、もう少し今ので続けた方が良いのか?それと次に使うと思われる今のより弱い薬の名前を教えて下さい。よろしくお願いします。先生もお休みでお盆中なのにいつもすみません。

 

◎がん薬物療法は、体表面積や体重に合わせて一応初期投与量でスタートしますが、実際には副作用の出方によって、その人が継続出来る量に調節するのが当たり前です。

そして治療効果は腫瘍マーカーでは普通判断出来ませんし、意味もなく早く切り替えると、使える薬が残り少なくなってしまいます。

↓を参考にしてください

 

◎腫瘍マーカー不安な人向け動画シリーズ

https://youtube.com/playlist?list=PLyGMI6rINRd0Vb4M52cBeVmlHQzKuBVd5

 

腫瘍マーカーについてはものすごく誤解が多く、ノイローゼの方も珍しくありません。しかしこの動画シリーズでかなり精神的に楽になるはずです。

◎現状で少し数値が上がった時にたまたまコロナで食欲がなくカロリー高めのアイスとかオレンジジュースを飲んで下さい。とか言われましたが、今までの経験でどんなにがんにいいと言われる食品を食べたりしてましたがまったく効果はなく食べ物に左右はしないと言うことがなんとなくわかりましたが、朝全粒粉のライ麦パンと豆乳とザクロジュースを飲んでたらなんとなく体重が健康的に落ちて数値もよかったのですが、食べ物ですのでさすがに毎日は飽きてしまい止めてしばらくしたら数値も上がり、この状況で高カロリーなアイスとか食べるのはがんには危険でしょうか?心配になり聞いてしまいまし

 

【当方のコメント】

甘いものなどがんには全く関係ありません。

がん治療に、玄米療法と糖質制限食は危険だ!!「がん治療における食事療法の落とし穴」part II

https://youtu.be/4pzyFNEACxU

 

◎55歳子宮頚がんリンパ節2箇所転移で、再発した時にTC➕bev➕キートルーダを6クールで終了と言われていました。初めは喜んでいましたが、古村比呂さんや多くの人はその後もbevやキートルーダをやってます。だんだんなぜ私は維持療法をしてくれないのかと不安になりました。主治医に理由を聞いた所、即答せず調べてから⁇来週に決めましょうみたいになりました。MS Iは陰性だから?とも思えませんが。副作用が強く出てもいません。初めからやらない理由はどの様な事が考えられますか?

 

【当方のコメント】

子宮頚癌再発時のベバシズマブの維持療法は、その有効性が明らかではありませんが、キイトルーダの維持療法は元の試験デザインからありだと思います。

ただ、個々の患者さんの副作用などの事情で変わることがあるので、質問してみると良いでしょう。

 

★がんに罹患したばかりで混乱している方々を対象に、地元の様々な職種の方々と共同して匿名相談用LINEオープンチャットを作ってみました。

2チャンネルのLINE版みたいなゆるゆるの掲示板です。

この敷居の低さで、がん治療以外の困りごとについても、どこまで支援出来るか試してみようと思います。

 

◎オープンチャット「がんサバイバーの為の専門職によるサバイバル術(よろず相談室はこちらです)」での質問

 

https://line.me/ti/g2/E3g3SnUWR9YXkfjhjNs-ew?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎オープンチャット「がん専門医の部屋」より質問

https://line.me/ti/g2/xTnTW-Omnx6V2gZDhV2fpg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎以下より押川勝太郎の全てのSNSを全部一括チェック可能です。

↓↓

https://lit.link/oshikawa

 

 

◎   第165回宮崎がん共同勉強会

日時:   2023年12月24日日曜日 13時〜15時(11:30〜オンラインお茶会)

がん治療を受けている患者さん同士で一緒にLINEミーティングで勉強してみませんか

 

場所: 宮崎市 フィオーレ古賀看護専門学校+オンライン

11:30 LINEミーティングでオンラインお茶会

 

13:00〜15:00 がん専門医レクチャーと質疑応答+おしゃべり会

 

今回のテーマ:「がん患者と主治医はなぜ意見衝突する?」

 

初めてオンラインで参加する方、下記URLから


事前登録(初回のみ)をお願いします。
 
(詳細も分かります)

  
https://sites.google.com/view/miyazakigkkb-online-entry

下記宛てに葉書あるい、メールで事前予約をお願いします。 (ただし予約無しで当日現地参加可能です)

〒880-2101 宮崎市跡江3782  竹上 とも子 宛  メールアドレス : tomoko37tkg@gmail.com

電話 ; 090-1166-7880

申込に際して以下事項をご連絡ください。

1氏名

2LINEで名前(オンライン参加時確認用)

3年齢

4性別

5がん種

6参加者種類(本人、家族など)

7居住地(都道府県)

8緊急時 電話番号


 


ーー参加資格ーー

 

・がん患者本人とその身内

・がんに興味ある常識人

・医療関係者

・会の和を乱さず、配慮できるかた

 

当日11:30ごろよりLINEからご参加可能です。(事情で開始が遅れることもあります)

 

内容はがん治療医・押川勝太郎のミニレクチャー20分+LINEミーティング参加者の自己紹介+おしゃべり会。

 

申込は以下のメルアドから申し込んで、下の方にあるLINEリンクをタップして参加してください。

 

【申込方法】

↓ここからメールで申し込んでください↓

 

https://forms.gle/yniE4krztjY9iE2z9

 

 

当日は色々トラブルもあるでしょうが、ご容赦ください。

 

ーー参加約束事ーー

 

話された個人のことは、ここに置いて帰り、他の場所では話しません。他言は厳禁です。

健康食品や健康器具などの物品を勧めたり販売することはしません。

宗教団体への勧誘はしません。

他の人が受けている治療は、自分に合うとは限りません。医師に相談しましょう。

大切な時間です。参加された方が平等に話せるよう、お互いに気を配りましょう。

安易なアドバイスや励ましをされると、負担になることがあります。お互いに聴き上手になりましょう。

 

ーー個人情報取り決めーー

当日の会で収集した個人情報は外部へ漏らすことはしません。

ただし、個人を特定できない形でのFacebookライブ動画配信、YouTube動画チャンネル登録、学会発表などに使用します。

 

ーーーがん防災マニュアルの無料配布ーーー

皆さんの応援のおかげで大好評で、がん防災マニュアル冊子版が遂に20万部近く印刷・配布されようとしています。

この一冊28ページでで、がん予防、発病時の対応方法、家族の支え方や職場関係、経済的支援の受け方、情報の探し方から怪しいがん治療の見分け方等、がん治療人生のざっくりとした全体像が短時間でつかめます。今まで類書がなかった画期的な「一家に一冊」のPDFです。 

 

無料PDF版はずっとあったのですが、やはり気軽に手に取れる冊子版の良さは捨てがたいものがあります。

今回3冊の無料冊子+諸経費=280円で入手できます。

またもっとまとめて購入することも簡単にできるようになりました。

さらに今まで面倒だった支払い方法も

クレジットカード、アマゾンペイ、ドコモ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、銀行振込が利用できます(それぞれ別の手数料がかかることがあります)。

 

こちらから↓入手してください。

がん防災マニュアル無料PDF or 冊子版入手リンク

https://www.gh-ouendan.com/ganbousai

 

ーー書籍紹介ーー

◎孤独を克服するがん治療~患者と家族のための心の処方箋~

https://www.amazon.co.jp/dp/4434262491/

1,620円

Amazon

がんに悩む友人へのプレゼントとしてもご活用ください。

 

 

本日も19時よりがん相談飲み会です(ゲストはワンステップ代表 長谷川一男さん)

本日も19時からがん相談飲み会をします。

◎がん相談飲み会第188回+がん患者をみんなどう見てる?アンケート取ってみた←DEEP二次会

 

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

飲み物を片手に何でも質問してください。

21時からのDEEP二次会では、NPO法人肺がん患者の会 ワンステップ代表の長谷川一男さんが中心になって作り上げ、今年の日本癌治療学会患者支援プログラムで最優秀ポスターとなった「がん患者に対する『偏見』や『思い込み』に関するアンケート調査」を一般公開していただきます。

・ワンステップ【がんサバイバー】チャンネル

https://www.youtube.com/@user-fz5sy5mr2y

視聴者の方々も色々なご苦労やご意見をチャット欄からお知らせください。

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。

本日も19時よりがん相談飲み会です(ゲストは廣橋猛先生)

本日も19時からがん相談飲み会をします。

◎がん相談飲み会第187回+がんになった緩和ケア医がみんなに伝えたいこと←DEEP二次会テーマ

 

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

 

21時からのDEEP二次会では、緩和ケア病棟と在宅医療の二刀流で有名な廣橋猛先生をお招きして「がんになった緩和ケア医がみんなに伝えたいこと」をご紹介します。がんの専門家ががんになった場合の心の変遷、気づきについて語ってくれます。チャット欄からどんどん質問してみてください。

・廣橋先生が、2023/12/1に出版されたがんばらないで生きる がんになった緩和ケア医が伝える「40歳からの健康の考え方」のリンク↓です。

https://amzn.asia/d/69aINGc

 

・廣橋先生のX(Twitter)アカウントは↓

@hirohashi_med

視聴者の方々も色々なご苦労やご意見をチャット欄からお知らせください。

 

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。

 

ーー書籍紹介ーー

まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?(光文社新書)

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

(990円)

19時よりがん相談飲み会です!

本日も19時からがん相談飲み会をします。

◎がん緩和相談飲み会第186回+75歳の親にもがん患者にも知ってほしい筋トレと食事療法←DEEP二次会20231203

 

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

毎月第一日曜日は緩和ケア医の木下寛也先生に20時頃から参加してもらいます。

チャット欄から緩和ケア関係の質問をどんどんしてください。

21時からのDEEP二次会では、12月1日に「75歳の親に知ってほしい!筋トレと食事法」を出版された大坂貴史先生をお招きして、高齢化した親に無関係とは言えないがんと老化、運動と食事療法について語ってもらいます。

 

◎75歳の親に知ってほしい!筋トレと食事法 (大坂貴史先生著)

https://amzn.asia/d/6eI5AoF

 

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。

 

ーー書籍紹介ーー

まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?(光文社新書)

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

(990円)

山崎元氏のがん保険無用論は本当か?

◎山崎元氏のがん保険無用論は本当か?【がん専門医が解説】有名人がん解説シリーズ

(21分)

■ はじめに

───────────────────

ある男性の話ーー

高齢の親が、足がもつれて転倒し、肩を痛めた。

もともと運動はやっていたが、加齢現象で足の筋肉が衰え、ちょっとしたことでつまづくことはよくある事。

本人は腕が上がらず、手術が必要かもとしょげかえっていた。

しかしその息子は毎日iPhoneでテレビ電話(FaceTime)、共有メモ、音声入力の方法を教えて、利き腕が使えない不便さを逆手にとって、スマホのテクニックを指導していった。

そうでもしないと日常生活で相当制限されるし、入院したときはまだ面会も制限されるため、いきなり孤立するから、その母親は必死になって音声入力を練習して、日々の病状を日記につけるようになった。

すると、けがした母親はむしろ元気になって、このテクニックを覚えて、後日仕事に活用しようという意欲がでてきたとのこと。

またふだんあまりやりとりがなかった家族間のコミュニケーションの機会が増えたのも喜んでいるとのこと。

ーー

人生は三つの「坂」があります。

上り坂、下り坂、まさか、です。

不運だと嘆く時間があったら、近親者や隣人の力を借りて、これから新しく世界を広げるために時間を投入するほうがいいでしょう。

今までは高齢だから難しいと思ってあきらめていたICTも、必要性が分かったら本気で学びたいと思うものです。

がんになったとしても、その不運を逆手にとる戦略がとても大事ですね。

■ がんと登山コラム(3)

───────────────────

前回の続きから

登山の面白さはいろいろあっていっぺんには言い切れないのですが、下山後に次の登山のためにどんな装備を買いそろえるか、新調するかという事を考えるのも楽しいものです。

誰も助けてくれない厳しい状況に自ら踏み込むわけですから、装備品の不備は毎回とても目立ちます。

せっかく調子よく登って達成感があったのに、下山中に靴のサイズが合わずつま先がぶつかってつらかったことが連続してありました。

専門店に行って事情を話し、足のサイズ、うち履きなどの加工してもらって、次の登山の時に全く足が痛くなかったのは大変うれしいことでした。

また大量の汗をかいても速乾性のある登山用の衣服も買いそろえるとその快適さに驚きますし、ついつい次の装備をほしくなるものです。

もちろん危険性が伴うのが登山なので、余り危険な山に登ろうと思っているわけではありませんが、毎回新しい発見があるのが楽しいものです。

苦労しててっぺんに登った後のコンビニおにぎりや、冷やしカップラーメン(水入れただけ)もこれほど美味しいものかと驚くぐらいです。

つまり日常生活であって当たり前のものが、山にはないのです。

これってがん治療人生に近いものがありませんか?

失われて、あるいは制限されてそのありがたみを実感するがん治療人生は、決して不幸ばかりではなく、立ち止まって自分の人生の価値を再確認する良いチャンスと思ってしまうのもありではないでしょうか。

 

■ 本日の有用記事

───────────────────

◎がん代替療法、情報とどう付き合えば 島根大病院臨床研究センター長・大野智教授に聞く

https://www.asahi.com/articles/DA3S15805248.html

ーーーーここから一部引用ーーーー

健康食品「天然=安全」ではない、治療の機会逃す場合も

 補完代替療法で気をつけるべき点は、まず健康被害があるかもしれない、ということです。

 

 「健康食品は食品で天然由来成分だから、薬の副作用のようなマイナス面はない」と思う人もいるようですが、じんましんや下痢などの症状が出ることも、肝臓など内臓に影響することもある。

〜〜中略〜〜

人間には、「高額なものほど良い」という認知バイアスがあります。「これだけ払ったんだから、きっと良いことがある」と信じたくなるのは分かりますが、本当にその価格に見合う価値があるか、冷静に考えてほしいです。

ーーーーここまで一部引用ーーーー

【当方のコメント】

補完代替療法は高いものほど価値があるような錯覚があります。

これは結構やっかいで、たとえ役に立っても値段が安いと価値がないような錯覚が出ることもよくある事です。

病院で出させる薬は抗がん剤以外では自己負担額が結構やすいので、余りありがたいという意識が出てこないのも困ったものです。

───────────────────

 

■ お知らせ

───────────────────

◎【クリアファイル付】録画視聴チケット・がん防災まんが「まんが押川先生 抗がん剤は危ないって本当ですか?出版記念講演会(8/26開催済み)」(2000円)

https://oshikawakouen.peatix.com/

 

2023/8/26に大好評で終了した『まんが押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか?出版記念講演会』の録画視聴チケットです。

押川名言集オリジナルクリアファイルのおまけ付き!(こちらがメインかも)

この押川名言集クリアファイルには50個以上のがんのことわざが詰まっています。

この名言集それぞれに準じた動画集再生リストQRコード付きです(今どんどん撮影して動画が増殖していきます)。

なお収益は学校がん教育が取り残した部分を補完するための、がん防災まんが寄贈のために活用させてもらいます。

 

◎2023年8月18日刊行・まんが 押川先生、「抗がん剤は危ない」って本当ですか? (990円)

Amazonカテゴリーランキング1位獲得記念!

アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/4334100163

 

楽天ブックス→ https://books.rakuten.co.jp/rb/17574006/

◎消化器がん女性向けSNS「ピアリング・ブルー」

https://bleu.peer-ring.com/

 

がんになって、がんが縮小すれば良いかというとそんなわけないのです。

がん周辺、特に人間関係の悩みはつきません。

でもそんなことは主治医には相談できないのが普通です。

となると、同じ立場の方々としゃべりたいと思いませんか?

顔出し無し、匿名で、家族や隣人にはいいにくいことで何でも遠慮なく相談できる、あるいは相談しているところをのぞき見できるピアリングブルーがお勧めです。

ぜひ一度のぞいてみてください。

医療監修している押川も時々コラムを書いていますよ。

 

↓こちらにたくさんの方々の日々の悩みや助言がたくさん積み重ねられています。

https://bleu.peer-ring.com/diaries

 

アプリiOS版 

https://apps.apple.com/jp/app/peer-ring-bleu-%E3%83%94%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC/id6468465375

 

アプリAndroid版 

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.peer_ring.bleu

 

閲覧は男性でもできますので、ぜひ手に入れてみてください。

 

■ がんここ通信

───────────────────

【がんここ副作用編・不安】

 

がん治療の副作用をかわす戦略編!

4回目は、私たちを苦しめる「がんの不安」「副作用の不安」、どんどん増幅してしまう「不安」との向き合い方を取り上げました。

 

4名の医師を含む26名のご参加

レクチャーポイントは↓

‥‥‥‥‥‥‥

・がんも怖いが副作用も怖いジレンマ

 

・不安が強くなる5つの主な理由

 

・不安は漠然としているからやっかい

 

・患者が不安に対処する方法は病院では教えてくれない

 

・不安に立ち向かう7つの具体的な方法とは

‥‥‥‥‥‥‥

 

「不安を感じること自体は、ごくごく普通のことです」

と押川勝太郎先生

 

・不安は漠然としているから厄介

・でも、その不安を伝えないと効果的な支援はしてもらえない

 

「病気について悩むのは1日10分だけ」

押川名言集より

 

人生は時間そのものです。

がんここで副作用の正体を知り、不安を蹴散らしながら、人生を生きてまいりましょう。

 

次回 12/14(木)は、がん専門医がこっそり教える主治医との交渉術!

『患者ができる副作用軽減交渉術とは?』です

・抗がん剤副作用が強くなる5つの原因

 

   ・抗がん剤副作用を軽くしてもらえない5つの原因

 

   ・副作用をがまんすると寿命が短くなる理由

 

   ・副作用対策次第で人生の質も長さも決まる理由

 

   ・病院では教えてくれない副作用軽減の具体的交渉術

6. 抗がん剤をいつやめるか? どうやめるか?(こちらは2023/12/28開催)

 

   ・「抗がん剤をいつやめるか? どうやめるか?」という専門書が実際に出版されている!

 

   ・抗がん剤をいつやめるか・やめないとどうなるか

 

   ・抗がん剤をどうやめるか・コミュニケーションがカギを握っている

 

   ・各ドクターの「私はこうしてやめている」証言

 

   ・「やめどき」をめぐるサポートにはどんなものが利用できるのか?

  ↓単発参加URL

   https://gankokofukusayo1.peatix.com/

 

『がんここ』お気軽にご参加ください。

・毎月2回、第2・第4(木)20:00~開催

・見学(顔出しなし、声なし)もOKです

・過去のアーカイブ動画すべて見放題、押川のレクチャースライドもすべてダウンロードできます

こちらは↓月会員用

https://community.camp-fire.jp/projects/view/460455

 

───────────────────

■ 匿名相談用LINEオープンチャットより

───────────────────

◎乳がんステージ1でオペ~放射線治療し、オンコDXを経て、2023年4月よりTC療法(ドセ+エンドキサン4回)開始しました。

6月の3回目投与後では、トイレに行くのが精一杯の寝たきり状態が1ヶ月ほど続き、これ以上は耐えられないと希望して、最終投与は中止してもらいました。

副作用は最終投与から1ヶ月以上経過した現在もいろいろありますが、特にふわふわした眩暈が、投与毎に期間が長くなり、3回目から現在にかけてはまだ続いてます。

生化学検査上は、貧血もなく、正常範囲だそうで、主治医からは眩暈についての薬はない、とのことで処方はありませんでした。

普段のかかりつけ医にも聞いてみたところ、同じような回答でした。寝たきり状態を加味して、脱水のアドバイスもいただきましたが、気をつけて水分摂取しても、症状に変化は感じません。

そこで、症状を抑える薬はないとしても、こうしたら回復が早くなるかも。試してみるといいかも。のようなことがありましたら、なんでもいいので是非教えていただけたらと思います。

 

【当方のコメント】

質問者が何歳なのか分からず、限られた情報であり、もちろん正式な診断でもないので一般論として解説します。

抗がん剤治療後(特に強力な古典的抗がん剤を長期に頑張りすぎる場合)に全身倦怠感、ふらつきなどの後遺症が残る方は少なくありません。

がんでなく、抗がん剤治療をしない一般人でもめまいはあり得るわけですから、抗がん剤が原因と特定はできないものの、抗がん剤の直接的な副作用と、それに伴う長期的な臥床がフレイル(介護手前の虚弱)、身体を支える筋肉量低下を引き起こしている可能性はあります。

これは薬で動向なるものではなく、少しずつ運動療法、いわゆるがんリハビリテーションを進めていくことが重要だと思います。

主治医に抗がん剤治療中ほとんど寝たきりだったということは伝えておられたでしょうか。こういった場合は、抗がん剤の減量や投与期間延期しないと身体のダメージが強すぎて、生活が成り立たなくなる事になります。

 

◎夫なのですが、昨年の9月に大腸がんで肝臓やリンパ節転移ステージIVと宣告されました。

抗がん剤治療ををしながら

年明けに大腸がんの切除手術をして今はまた抗がん剤治療の繰り返しで副作用と毎日戦っています。

因みに抗がん剤は

アービタックス

オキサリプラチン

フリオロウラシル

(8クール目になります。)

そこでご相談なんですが...

いろんな副作用がある中で、最近右足の痛みが酷く歩きづらくなり何度か転んだりもしています。

これは抗がん剤の副作用なのか若しくは転移の可能性があって痛むのかとても不安な毎日を過ごしております。

可能性としてはどちらなのでしょうか?

【当方のコメント】

オキサリプラチンの末梢神経障害のためしびれだけではなく、感覚異常のため転倒リスクが出てくる事もあります。しかしまだまだ色々な要因があります。

実際に診察して検査をする医師でも、正確な診断が難しい場合が少なくない事を考えると、当方に回答を求めるのは危険でしょう。

書いていることをそのまま手紙にして主治医に送って、診察日を繰り上げてもらってください。

↓こちらをどうぞ↓

命取りとなるがん再診予定日の落とし穴・旅先#178

https://youtu.be/wWI1xSE7BNU

 

◎中咽頭癌で昨年10月手術して今年5月に肺と肝臓に転位しました。肺は手術して肝臓は重粒子受けるつむりです。その後抗がん剤 シスプラチン受けたいのですが、先生に抗がん剤シスプラチン受けたいと言っていいもんでしょうか?

 

【当方のコメント】

別に要望してもかまわないと思いますが、なぜシスプラチンが良いのかという理由もつけて手紙を書くと、もっとしっかり対応してくれるでしょう。

 

◎乳癌の肝臓転移で今年の1月から3週毎にエンハーツで治療中です。9月に造影CT検査の予定ですが、エンハーツの点滴後なのですが、造影剤を点滴しても大丈夫?なのか心配です。毎回エンハーツの点滴後血圧が下がります(90台)倦怠感も強く顔色も悪くなります。ご回答を宜しくお願い致します。

 

【当方のコメント】

造影剤はアレルギーが一番の問題ですが、血圧は直接的には関係ないものです。

症状と血圧が低い状況を看護師が把握していれば、検査に行って良いか判断してくれるでしょう。

一番の不安解消は、上の文章をそのまま主治医に手紙で質問することです。

 

 

◎私ではなく、母(現在74歳)が2年前に乳がんになり、それからこの2年で

左乳全摘出→左肺に新たに癌、3分の1くらい摘出→腰圧迫骨折で入院→股関節に転移→後頭部の脂肪の塊と思われる出来物を切除手術。そこから癌細胞があった。→右肺に転移。

と言うような感じで、、、

薬も副作用がキツかったりで色々変わって

最近はベージニオという薬ですごい副作用の下痢が酷いときがあったけど、頑張って耐えてました。

1ヶ月に一回お尻に注射をしたりもしていました、

しかし昨日、右肺の転移がわかりまた薬が変わり、、

カペシタビン錠というのになりました。

こんなに色々なところに転移があると、もう寿命もそんなにないのでしょうか?

私は直接病院の先生には会えてなくてどんな状態なのかわからなくて。

この先どうなるのかすごく不安です。

 

【当方のコメント】

どのくらいの元気さがある分からないし、「寿命もそんなにない」とは月単位か年単位のことをいわれているかわからないので、回答しにくいですね。

ただがんになったらがんが原因で寿命が終わると思い込んでいる人が多いので↓の動画を参考にしてください。

また会えない主治医には心配事を個条書きにして手紙を書き、電話説明のアポイントメントを取ってもらうといいでしょう。

不安は少しずつ事実を明らかにすることで軽くなっていくでしょう。

がんでは死なないがん患者・旅先#130

 

 

 

◎ご回答ありがとうございます。

その場合、セカンドオピニオンや主治医によってスタンスが違う場合、出来る主治医、セカンドオピニオンをどこの病院にすれば良いのか、やみくもに探す方法以外ないのでしょうか?

【当方のコメント】

地域差があるため、一般的な情報がなく、大きな病院のセカンドオピニオンを探すことになるでしょう。病院のサイトには案内が書いているはずです。ただし違う診療科のドクターにセカンドオピニオンする事をお勧めします。

 

◎後腹膜の脱分化型脂肪肉腫術後の再発しているものです。

 

今はヴォトリエントを内服しています。

今後放射線治療も視野に入れていますが

陽子線治療、BNCTの方が効果があるのでは?と思っています。

保険適応になるかわかりませんが

希望すれば適応外でも治療してくれるのですか?

放射線とどちらが効果期待できるとお考えでしょうか?

 

【当方のコメント】

陽子線については情報を持っている主治医でないと判断できないでしょう。

骨軟部腫瘍に対する重粒子線治療について

https://www.nirs.qst.go.jp/hospital/patients/indications/04.php

「原則として病理検査にて肉腫と診断され、多発転移がなく、かつ切除非適応と骨軟部肉腫専門医(主に整形外科医)から判断された方が適応になります。手術後再発や、照射後再発も適応になることがあります。金属が入っている場合は適応外の場合があります。」

 

BNCTの保険適応症は 切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌 となっており、適応外では無理でしょう。効果よりも安全性の方が問題となるためです。

病院設置型BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)について

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/radiation_oncology/bnct/index.html

 

◎押川先生 回答ありがとうございました

お陰様で26日の血液検査では血色素も

二桁になり徐々に回復傾向なので予定通り8日から抗がん剤➕キイトルーダが始まります

先生がいつもおっしゃる様に抗がん剤治療には体力と栄養が必要な理由や今となっては遅いですが、術後に禁酒禁煙が必要な理由を説明していてくれたらと思ってしまいます

良いのか悪いのか病気について何も調べない主人にとっては、家族が言う事は耳をかさないので‥

どんな病気も同じだと思いますが

病気になった人に付き合う家族のメンタルも是非触れていただけると有り難いです

 

【当方のコメント】

本人が全く家族に耳を貸さないので、次の受診時に主治医からこういった点を指導してほしいと手紙を事前に送っておくと良いでしょう。主治医が気がついていないことが多いからです

 

◎68歳男性

胃がんステージⅣ

肝転移、リンパ転移、腹膜播種あり

便秘と飲み込みにくさが症状として現れ、入院後、胃がんと診断されました。

(病理は低分化型)

余命は6ヶ月と言われました。

 

食道の下〜胃の上部に腫瘍があり飲み込みにくさの要因となっているようで、

胃瘻を作り、その後外来化学療法(SOX+オプジーボ)をしています。

最近、3クール目の投与日でした。

 

(他の選択肢として、ステントを入れ、経口摂取できるようにする選択肢も挙げてくださいましたが、腫瘍が小さくなってステントが胃内に落ちた時に手術でとらないといけないとの事で、主治医の意見も聞き、胃瘻を選択しました)

 

1クール目は入院下で開始、投与1週間後に退院し、その辺りから嘔吐(1日4回)、その後下痢(4日程)、その後は比較的元気

 

2クール目はエスワン、エルプラット共に減量し、投与5日目〜12日目辺りで1回/日の嘔吐が5回 下痢はなし

エスワンは4回スキップ

ケモ後、数日は元気、2週目後半からも体調良さそう

 

3クール目は投与翌日のラコール注入後嘔吐あり

、、そして、現在です

 

メトクロプラミドは適宜使用していますが、吐き気落ち着いたかな、と言う時に吐いてしまうこともあり、上記の回数吐いてしまっています。

 

食事に関してはラコール半固形1500キロカロリー/day(調子によって減量)と、

豆腐やバナナ、プリンやゼリー、果物等は気分に合わせて経口摂取しています。

体重は、入院前と現在とでは58キロ→50キロとなりました。

(退院後からは大きな変化ありません。)

 

主治医は、毎回診察で化学療法続けれそうですか?と聞いてくれて、4クール終わったら検査をしてみましょう。

との事でした。

副作用や家での生活も伝えています。

 

本人の調子の良いときは短時間ですが畑仕事をしたり、車で一緒に買い物についてきます。

仕事は休職中、

オキシコンチンにて痛みのコントロールもできています。

 

質問

①今後化学療法を続けていくかは検査の結果も踏まえてですが、やめ時、はどの様に考えていったらいいのでしょうか。

 

②嘔吐の回数は多いのでしょうか。

ラコール注入後に嘔吐する事が多いです。(他、何か間食した後もあります)

 

③CT等による評価について

3クール終了辺りかな、、と思っていたので、4クール後に検査しましょうと聞いて、あ、まだか、、と思ってしまいました。

今のところ病状に大きな変化なく経過しており、患者の為のガイドラインには2〜3ヶ月に1度とあったのでなんでかな、と思ってしまいました。その場で質問すれば良かったのですが、、、

4クール終了後の予定としてる理由は何か考えられますか?

抗がん剤が少しでも効いてくれればと思う反面、しんどい姿を見るのは嫌なので早く今の抗がん剤の評価を知りたい、と思ってしまいます。

 

今後、主治医の先生にも相談しようと思いますが、押川先生のご意見伺いたいと思っています。

長文失礼しました。

よろしくお願いします。

 

【当方のコメント】

①化学療法のメリットが感じられなくなった時がやめ時です

②食道胃接合部の腫瘍圧迫によるもので、液体も胃内に流れるのに時間がかかるとそうなるのかも知れません(画像情報ないので推測です)

③検査は治療方針が変わる可能性があるために行いますから、自覚症状悪くなければ、もう少し判断を後に持っていきたい場合は検査間隔が空きます。

 

★がんに罹患したばかりで混乱している方々を対象に、地元の様々な職種の方々と共同して匿名相談用LINEオープンチャットを作ってみました。

2チャンネルのLINE版みたいなゆるゆるの掲示板です。

この敷居の低さで、がん治療以外の困りごとについても、どこまで支援出来るか試してみようと思います。

 

◎オープンチャット「がんサバイバーの為の専門職によるサバイバル術(よろず相談室はこちらです)」での質問

 

https://line.me/ti/g2/E3g3SnUWR9YXkfjhjNs-ew?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎オープンチャット「がん専門医の部屋」より質問

https://line.me/ti/g2/xTnTW-Omnx6V2gZDhV2fpg?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

 

 

◎以下より押川勝太郎の全てのSNSを全部一括チェック可能です。

↓↓

https://lit.link/oshikawa

 

 

◎   第165回宮崎がん共同勉強会

日時:   2023年12月24日日曜日 13時〜15時(11:30〜オンラインお茶会)

がん治療を受けている患者さん同士で一緒にLINEミーティングで勉強してみませんか

 

場所: 宮崎市 フィオーレ古賀看護専門学校+オンライン

11:30 LINEミーティングでオンラインお茶会

 

13:00〜15:00 がん専門医レクチャーと質疑応答+おしゃべり会

 

今回のテーマ:「がん患者と主治医はなぜ意見衝突する?」

 

初めてオンラインで参加する方、下記URLから


事前登録(初回のみ)をお願いします。
 
(詳細も分かります)

  
https://sites.google.com/view/miyazakigkkb-online-entry

下記宛てに葉書あるい、メールで事前予約をお願いします。 (ただし予約無しで当日現地参加可能です)

〒880-2101 宮崎市跡江3782  竹上 とも子 宛  メールアドレス : tomoko37tkg@gmail.com

電話 ; 090-1166-7880

申込に際して以下事項をご連絡ください。

1氏名

2LINEで名前(オンライン参加時確認用)

3年齢

4性別

5がん種

6参加者種類(本人、家族など)

7居住地(都道府県)

8緊急時 電話番号


 


 

ーー参加資格ーー

 

・がん患者本人とその身内

・がんに興味ある常識人

・医療関係者

・会の和を乱さず、配慮できるかた

 

当日11:30ごろよりLINEからご参加可能です。(事情で開始が遅れることもあります)

 

内容はがん治療医・押川勝太郎のミニレクチャー20分+LINEミーティング参加者の自己紹介+おしゃべり会。

 

申込は以下のメルアドから申し込んで、下の方にあるLINEリンクをタップして参加してください。

 

【申込方法】

↓ここからメールで申し込んでください↓

 

https://forms.gle/yniE4krztjY9iE2z9

 

 

当日は色々トラブルもあるでしょうが、ご容赦ください。

 

ーー参加約束事ーー

 

話された個人のことは、ここに置いて帰り、他の場所では話しません。他言は厳禁です。

健康食品や健康器具などの物品を勧めたり販売することはしません。

宗教団体への勧誘はしません。

他の人が受けている治療は、自分に合うとは限りません。医師に相談しましょう。

大切な時間です。参加された方が平等に話せるよう、お互いに気を配りましょう。

安易なアドバイスや励ましをされると、負担になることがあります。お互いに聴き上手になりましょう。

 

ーー個人情報取り決めーー

当日の会で収集した個人情報は外部へ漏らすことはしません。

ただし、個人を特定できない形でのFacebookライブ動画配信、YouTube動画チャンネル登録、学会発表などに使用します。

 

ーーーがん防災マニュアルの無料配布ーーー

皆さんの応援のおかげで大好評で、がん防災マニュアル冊子版が遂に20万部近く印刷・配布されようとしています。

この一冊28ページでで、がん予防、発病時の対応方法、家族の支え方や職場関係、経済的支援の受け方、情報の探し方から怪しいがん治療の見分け方等、がん治療人生のざっくりとした全体像が短時間でつかめます。今まで類書がなかった画期的な「一家に一冊」のPDFです。 

 

無料PDF版はずっとあったのですが、やはり気軽に手に取れる冊子版の良さは捨てがたいものがあります。

今回3冊の無料冊子+諸経費=280円で入手できます。

またもっとまとめて購入することも簡単にできるようになりました。

さらに今まで面倒だった支払い方法も

クレジットカード、アマゾンペイ、ドコモ払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い、銀行振込が利用できます(それぞれ別の手数料がかかることがあります)。

 

こちらから↓入手してください。

がん防災マニュアル無料PDF or 冊子版入手リンク

https://www.gh-ouendan.com/ganbousai

 

 

 

19時よりがん相談飲み会です

本日も19時からがん相談飲み会をします。

 

◎がん相談飲み会第185回+がん患者も遠くに行ける・キャンサードライブとは?

 

不安と疑問が錯綜するがんという病気に対して、飲みながら気軽に専門家に質問できるライブです。

21時からのDEEP二次会では、「がん患者も遠くに行ける・キャンサードライブ」をご紹介します。

視聴者の方々も色々なご苦労やご意見をチャット欄からお知らせください。

※がんとがん治療は十人十色、個々の患者さんで全く事情が違うものです。ご自身の治療相談は主治医と相談の上決定してください。