公開セカンドオピニオン講演会報告
(このマトリックスから72個の抗がん剤治療の常識をひねり出しました
web動画セミナーはメルマガ読者向けに今週末に公開予定)
昨日2018年5月13日、東京茅場町で、25名以上の参加者を迎え、50分ほどのwebセミナーと、恒例の公開セカンドオピニオン講演会ライブ動画配信を行いました。
4時間という長丁場で、消耗しますが、終了後の充実感は素晴らしいものです。
MONさんという方が書いてくれた、正午をまたぐこの東京支部会での飲食しながらの参加推奨文のおかげで、今回参加者が一斉にランチを持ち込んで食べているシーンは、個人的には大変面白かったです。
いや実は、学会なんかでは弁当食べながらの「ランチョンセミナー」というものが、必ずあるのです。
今回は、この東京支部会の報告をします。
参加者は乳がん、卵巣がん、すい臓がん、原発不明がん、肺がん、子宮体がん、大腸がん、前立腺がん、悪性リンパ腫と、毎回見事にバラバラのがん種になるのと、多彩な質問が非常に面白いです。
通常のセカンドオピニオンみたいに、詳細な診療情報を元に、ピンポイント的な質問回答ではありません。
そういったことなら、主治医から紹介状を書いてもらって、実際にセカンドオピニオンを受ければ良いだけです。
ここでは、病院では聞きにくい質問を得意としています。ということは、どんな質問でもOKということでもあります。
これをライブ動画配信ありの、ぶっつけ本番でやることの厳しさは、想像に難くないと思います。
しかし当方はぜんぜん平気、というよりむしろ得意とするところです。
質問されている方は、質問になれていないので、質問内容をしゃべるのに時間がかかったりします。
それが長いと、視聴者の中には少しイライラする人もいるようですが、自分としてはそれほど困りません。
なぜなら、話を聞いているときに、どういう切り口で回答しようかと思案している時間に充てているからです。
ピンポイント的な解答をしないのは、推測を元に助言しているからですが、それ以上の理由として、後で応用が利かないからです。
つまり、状況が変わったり、前提が外れたりしたときでも、相談者本人が、自分で考え判断できるような「対処する戦術」を助言するように心がけています。
これはまだ誰にも言っていませんでしたが、この形式は実は、自分の思考展開能力、アドリブトーク能力の鍛錬の場として活用してきました。
この質問回答形式はもう9年、200回以上のがん患者会やサロンで継続していますが、相当鍛えられましたね(笑)。
もちろんこのブログのコメント炎上にも稽古を付けてもらいましたが。
なぜ、こんなことをしているのか？
それは、がん患者さんの治療や生活が行き詰まったとき、あきらめず、色々な情報とアイデア、ヒントを突き詰めると、結構打開策が見つかるからです。
そこまでいかなくても、希望を持てるような方向を見つけられることも多いです。
勉強会で質問を受け、限られた条件の中、その場で解答しなければならないというプレッシャーのおかげで、超集中力ともいうべき、言わば「神が降りてくる」ような、発想亢進状態となります。
ということで、患者さん援助のボランティアをやっているように、周囲からは見えたかもしれませんが、実は自分の専門力トレーニングのためだったのです(笑)。
本当は参加者に「稽古代」を払わないといけないところなのでしょうが(笑)、勘弁してもらって、会議室代だけいただいています。
ところで、webセミナー「病院で教えてくれない抗がん剤の新常識2018」では、これでもかと言うぐらい、抗がん剤治療の知られざる常識を詰め込みました(72個！)。
ちょっとやり過ぎて、もう来月やるネタがなくなってしまうような錯覚を感じているぐらいです(笑)。
なにせ昨年から、毎月このセミナーをやり始めて、10本近く30分以上のwebセミナー動画を公開しています(がん治療相談Q&A動画は全く別個にやっており55個公開済で次の公開準備完了寸前の字幕付き動画が、すでに15本スタンバイ！)。
動画に進出して、まだ1年ちょっとと考えると、自分としては驚異的進歩です。
ま〜、なんとかネタをひねり出して、またwebセミナー開きますけど、東京支部会のたびに、〆切が設定されていると、なぜかできてしまうことに不思議(今回は開始20分前にようやくスライドが完成した)。
人間、やはり〆切がないとダメなようです。
そして、がんになった人は、ご自身の人生の〆切の存在と人生の時間の貴重さに気がつき、才能に目覚めた方々です。
・転んでもただでは起きない
・運命を逆手にとる
・別の人生を満喫する
という視点でチャレンジしましょう。
今回のwebセミナーは、例によってメルマガ読者には、1週間以内に、一週間期間限定の動画公開を行いますので、楽しみにしておいてください。
ーーーーー本日の動画ーーーーーーーー
マインドフルネスはがん患者さんに効果あるのか？Q&A#54
59歳男性、濾胞性リンパ腫切除後で寛解状態ですが、いつかは再発するだろうと言われています。
それはやむを得なくても、なるべくその時期を先送りしたいと思っています。そこで最近話題のマインドフルネスですが、がんに対してなんらかの効果はあるのでしょうか？
(04分12秒)
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がん治療の虚実のYouTube動画チャンネル
2018年は新規動画登録が加速度的に増大します。
がん治療に絶対役立つ動画を見逃したくない人は
チャンネル登録のメリットは…
(１)新着動画をいち早く見ることができます。
(２)公開セカンドオピニオンYouTubeライブが始まったら、メールで「お知らせ」がきます。Facebookをやっていなくても、良いと言うメリットもあります。
(３)すでに見た動画が区別されますから、無駄に同じ動画を見なくてもすみます。
チャンネル登録して、是非ともこのブログを応援してください。
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次回案内
◎ (第30回NPO法人宮崎がん共同勉強会東京支部会)
がん患者さんやその家族、あるいはがんについて興味ある人は誰でもご参加いただけます。
ご自身あるいは当該がん患者さんの診療情報をお持ちください。
セカンドオピニオン以上に、応用の利く助言ができると思います(ただし個別相談ではなく、出席者全員の前での助言となります)。
日時:2018年6月10日(日曜日) 11:00 ～ 15:00
場所: NATULUCK茅場町新館 3階大会議室
東京都中央区日本橋兜町12-7 兜町第3ビル 2F
東京メトロ東西線 茅場町駅から茅場町駅 12番出口 徒歩30秒
プログラム
11:00 開場(会場準備設定含むので、自由歓談)
11:30～12:00 ミニレクチャー
「未定」
12:10～12:50 自己紹介、近況報告
13:00 ～15:00 質疑応答(Facebook、YouTubeライブ動画配信あり、ただし出席者の顔は写りません)
(今回も懇親会はありません。7月から懇親会は同時開催します)
(一部の参加者にはありますとお伝えしましたが間違いでした。すみません。)
※ 今回40人限定となり、事前登録が必要です。
先着順で40人に達すると自動的に終了となります。
当日予約無しで来られた場合、お断りすることがあります。
申し込み開始は5月19日からで、このブログで案内予定です。
今後の東京支部会の予定日
平成30年 7月14日 (土) 11:00〜17:00 東京都 茅場町
(2時間の会場での懇親会あり)
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◎ 第68回宮崎善仁会病院院内がんサロンは2018年6月9日土曜日13:30～ 15:30です。
場所: 宮崎市新別府町江口950番地1 宮崎善仁会病院2F多目的ホール
予約不要です。
◎ 第98回宮崎がん共同勉強会
日時: 2018年5月26日土曜日
場所: 宮崎市新別府町船戸７３８－１
宮崎市郡医師会病院研修棟研修室。駐車場は病院
今回のテーマ:
「身内が、がんになる前に、家族として知っておきたかったことって何？」
11:30～13:00 患者さんだけの気軽なおしゃべり会
13:00～15:00 がん専門医によるレクチャーと質疑応答
15:00～16:00 FacebookとLINEなどを使ったスマホ勉強会をします。みん
なで教え合いましょう。
初めての方も気軽にご参加ください。
世の中がん関連ニュースは多くなりましたが、偽情報だらけです。一説によるとネット情報は半分以上が不適切出という論文もあります。
そこで、がんについてのニュースピックアップと現場の専門医としての評価と、意見を書く記事も随時入れていきます。
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バックナンバーは無く、後でさかのぼっての閲覧は不可能なので、今のうちに登録することをお勧めします。
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がんに悩む友人へのプレゼントとしてもご活用ください。
残念ながら近日中に絶版となるかも。
入手不可となる前にどうぞ。
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