いよいよ明日放送です!
あぁ、どきどきする!笑




今回わたしは、
市役所の職員、松尾綾子役。
そして
島原ことば指導としても
参加させていただきました。


今日は「ことば指導」のことを少し。





最初ことば指導のはなしを聞いたとき、
「ぜったい無理!」だと思いました。
そしてマネージャーさんにもそう言いました。笑


「指導」ってなんだか偉そうに感じてしまって、
(そんなことないのにね!笑)
わたしには出来ないよ!って思ったのです。


ですがたくさん考えていく中で、
なかなかできないことだし、
経験したもん勝ちじゃないか!
と思うようになり、
やらせていただくことにしました。

そして何より自分が生まれ育った町が舞台になるなんて。自分にできることがあるならばやった方がいい、と思いました。




去年のまだまだ暑い時期のことです。
台本を送っていただき、
セリフの方言を直していくところから
はじまりました。

もうね、緊張した!笑
脚本の荒井修子先生が作った本に、
ペンを入れていく。
「あぁ、なんてことをしているんだ」
と何度も思いました。笑

ことば指導の仕事だから、
当たり前なんでしょうけれど、
それでも、神聖なものに手を出してしまっている気がして、緊張しました。


そして、どきどきしながら打ち合わせへ。
演出の佐藤監督と、局長の遠藤さんと、
直したものを元に、色々とおはなしを。
目からウロコ、な発見がこの日の打ち合わせでたくさんありました

そして、
ウンウン言いながら、さらに直しを。

いろんなことを考えながら、直す。
ただ直すだけじゃなくて、それを演じる方、視聴者の方、このドラマが進む方向、たくさんのものを共有した上で、直す。
む…難しい。でも楽しい。

同時に、0から1にする作業をする脚本家の方はもっと苦しいんだろうなと実感しました。



全員分のセリフ音源を作り、お渡ししました。
このときも緊張!笑
イントネーションを伝えるもの、
なので、感情が乗らないほうがいいのか?
でも棒読みでは伝わらないし、、、
と、これは最後まで答えが分かりませんでした。
なので、
「何か不明な点があれば、いつでもおっしゃってください」の一文を盾に!笑
みなさんに送ってもらいました。
「あとはもう現場でだ!」と。笑



そして、撮影に入りました。
本当に本当に楽しかった!


けれど
うううう、悩む日々でもありました!笑


現場でのいかたが分からなかったんです。
自分のやるべきことと、
今までやってきたことが違うから
慣れなかっただけかもしれないけれど、
どうしていいか分からない時間が少なからずありました。


「役者であるわたしがことば指導をやること」に縛られていたんです。
でも改めてその意味を考えたときに、
「ああ、役者の味方でいればいいんだ」と。
それが頭に浮かんだ瞬間、楽になりました。
それ以外を一旦置いておいて、
そのことを全うすればいいんだと。



そんな自分の中での闘いで支えになったのは、
やっぱり周りの方々でした。
みんなで作品をつくりあげる、
そんな当たり前のことを、しみじみと感じたのです。




今回の演出、佐藤監督。
同い年なんです!!!
彼女の存在がわたしにたくさんの勇気をくれました。監督デビュー戦、分からないこともたくさんある中で監督は毎日前に進んでいました。
やりたいことを伝え、たくさん吸収しながら、
ときには闘いながら、前に進む監督。
佐藤監督のひたむきさが大好きになりました。
応援したくなるような人、です。

現場では
「初監督〜、初ことば指導の2人〜!」
とよく言われていました。笑






モニター前の2人の椅子!
こうやってずーっと現場にいました。






現場ではそれぞれの役割があって、
みんなで作品をつくりあげます。
モニター前にいることで、
今まで知らなかったことを知ることができました。スタッフさんの細かい動きも見ることができました。素晴らしいチームに参加することができて本当に嬉しかった。この経験が役者の自分にも影響したことは間違いないです。こんな機会をくださって本当にありがとうございました。そして やる と選択した自分にも、ありがとう!笑



たくさん思いを書いてしまいました。
でもまだ書ききれていないこともあります。

「役者の味方でいればいい」
なーんて偉そうなことを書きながら、笑
わたしはキャストの皆さんにも
助けてもらいました。

だからまた書くかもしれない。笑
書きはじめるとキリがないね。



こーんなに書いといて、アレですが、、
皆さんに純粋に作品を楽しんでいただけると幸いです。



わたしの地元 島原が舞台のドラマ
NHK BS プレミアム「かんざらしに恋して」
いよいよ明日21時から放送です。
よろしくおねがいします。



































最後まで読んでくれて
ありがとうございました。