うなじ~後頚部の体操:風邪予防対策③

首まわり~うなじにかけての部分は風邪の引きやすさと非常に関連が強い部分です。私達、鍼灸師は首まわりを診察・触診させてもらう時、その手の感触から以下のようなことを感じて予想しています。

 

この人の首の左上後面に捻じれて、「気血」の巡りが悪い所があるよな

とか感じて、

 

きっと、この人がカゼを引くときは左の咽頭後面辺りからカゼを引くんだろうな

とか予想しています。(言わないことも多いですが・・・)

そして、本人に話をきいて実際と突き合せた感じの実感としては

 

ほぼ大体当たってるよな

という実感を持っています。それくらい、後頭部から項~肩背にかけては風邪との関連が強い所なのです。

 

東洋医学的な観点からは

東洋医学的な世界から観ると、後頭部から項~肩背にかけては身体を温める陽気・身体を守る衛気が通る交差点のような場所になっています。ここで、気血の巡りが悪くなり、気血の働き(温める・守る)が落ちると風邪の侵入を許してしまうという風に説明しています。

頭の付け根には風池(風邪が溜まる所?)、風府(風邪の中心?)、肩甲骨内側上部には風門(風邪の入り口?)など、・・・風邪とのつながりを想像させる名前のツボがあります。

風邪をひくと実際に・・・

実際、風邪をひくと、項~肩背が凝って固くなったり冷たくなることが多いです。また、反対に、ここが弛んで温まってくると喉や気管の違和感が納まり、呼吸が楽になってきます。そこで、風邪が侵入してくる前に、ここを弛めて気血の巡りを良くして防御力を高めておこうよというのが“うなじ~後頚部の体操”です。

 

うなじ~後頸部の体操

手順

 

  1. 背筋を真っ直ぐ伸ばす(立位でも座位でも可)
  2. 縮んでる頸を真っ直ぐ伸ばし、頭を胸の真ん中にのせる (背筋~頸~頭を出来るだけまっすぐにして重心軸を作ります)
  3. 頭が倒れていかないように重心軸を中心に頸を捻じっていきます。 (捻じりやすい方からしてください。左捻じりがしやすい方が多いと思います)
  4. ひっかかる所まで来たら、力を入れたまま10秒キープ
  5. 反対側を同様にします
  6. 動きがひっかかる所を上から順番に探しながら1.~5.を繰り返していきます。
  7. 首を動かしてみて、首全体が滑らかにスムーズに動くようになっていれば成功です!

 

ポイントは

  • 動かす前にしっかり伸ばして背筋~頸を真っ直ぐ立てること
  • 回転軸を崩さないようにコマのように頸をまわすこと
  • 動きの悪い高さや位置を探りながらおこなうこと

です。首の回転軸が崩れると動かせない高さや部位が出てきます。すると効果がちゃんと出せません。(じつは頸の縮み方には沢山のパターンがあり個人差があります。うまく伸ばせない方はご相談下さい。)

 

注意事項

  • 鋭い痛みや手先に痺れを感じる場合はしないで下さい。
  • 力任せに動かさないで下さい。
  • 風邪を引いてる時は無理にしないで下さい。

頸椎症やヘルニアがある人が、変な向きで踏ん張るとよけい悪くするかもしれません。頸部に炎症が起こっている時に無理に動かすと炎症をひどくする恐れがあります。風邪を引いてる時は筋の引きつりや炎症が起きやすいです。・・・あまりこういったことは起きないのですが、極端なやり方や誤った動きでは起こるかもしれません。注意して下さい。基本は予防法です。

 

追記

私の「からだ」の実感では、頸部が固くなったり強張ったりしてる時は、咽喉部~喉~食道といった部分まで動きが悪くなっています。ノドの動きが悪くなると、ノドについた菌やゴミといった異物を排出できなくさせているようです。そのために風邪を引いてしまうという説明も充分ありえると思います。。前回の「舌本の体操」の動きを利用して、みなさんも確認してみてください。


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