「MISTER LONELY ミスターロンリー」★☆☆☆☆

“マイケル・ジャクソン”としてしか生きられない男

“マイケル”

ある日、老人ホームでパフォーマンスをすることになった彼は

会場で“マリリン・モンロー”に遭遇

“マリリン”は意気投合した“マイケル”を

ものまねアーティストたちが集うスコットランドのコミューンへと誘う(シネマトゥデイ)



マイケル・ジャクソンが亡くなった

そんなマイケルをまねる人の物語

ちょうど1ヶ月前に観たのを思い出した



まず映画はボビー・ビィントンの有名な

「ミスターロンリー」の曲に合わせて始まる

「ロンリぃ~」

「アイアムそぉロンリぃ~」

はなうた混じりに観はじめる


孤独な“マイケル”は

“マリリン・モンロー”に誘われて

ものまねショーに参加するためスコットランドへ行く


そこに集まっていた

ものまねアーティスト達は


(マリリン・モンロー)

(チャーリー・チャップリン)

(リンカーン元大統領)

他には

(赤ずきん)

(エリザベス女王)

などなど


“誰かを”演じないと生きていけない人たち

(ってか)

(赤ずきんって・・・)


言いたいことはわからないでもないが

あまりにも“ものまね”のクオリティが低すぎる

誰一人 少しも似ていない・・・

(それが気になってストーリーどころではなくなってしまった)


しかも

村人しかいないような

スコットランドの田舎で

なんでわざわざ“ものまねショー”をしたいのか

目的がよくわからん

(ショーをすること自体が目的で)

(集まった同類の“仲間”と群れていたい)

(そんなことなのか?)


そのくせ客が集まらないと落胆するし

そんなに仲間内で仲いいわけでもなさそうだし


そして

ストーリーとまったく関係ない映像がちょいちょい入ってくる

貧しい国の尼僧さんたちのスカイダイブ

ほんとにまったく関係なさすぎる

(何かを象徴したいんだろうけど)

ホントにはてな?


とにかく

“自分さがし”というテーマはわかるけど

それ以外はよくわからんっ


よくわからん一本!



ちなみに

マイケル・ジャクソンが亡くなった今

彼のものまねをしている人たちは

大スター“エルビス・プレスリー”のものまねをする人みたいに

永遠のスターを思い出させてくれるような存在になるのかな

そしてマイケル・ジャクソンをリアルタイムで知らない人たちに

「マイケル・ジャクソンってこんな感じの人だったんだ~」って思わせる

(私がエルビスを知らないように・・・)



1993年
9月10日 9月11日

福岡ドームでマイケル・ジャクソンのツアー

「デンジャラス ツアー」

そういえば姉と母が行った


もう16年も前なんだね

私は当時

子供過ぎて興味がなかったけど

今となれば母も姉もうらやましいよ


そして続いて3ヶ月後の

1993年
12月7日~9日

マドンナ

「ザ ガーリー ショウ」


これにも行っていた母と姉

浮かれていたし、バブリーだったんだろうな~

時代だね~


1991年10月にバブルが弾けたと言われているが

地方(九州)で実感するにはタイムラグもあるだろうし

バブルの余韻なんだろうね


残り物の“失われた10年”しか知らないよ・・・

あ~せつない