「落ちていた毛布と大谷翔平、そして掃除の不思議な力」

今日、お昼を食べて山手幹線沿いを歩いていると、道路に毛布が落ちているのを見つけました。

その瞬間、「ああ、これは自分の役目やな」と自然に思い、車が通り過ぎるのを待ってから道路に出て、毛布を歩道側に寄せました。落とした方が気づきやすいように、きちんと綺麗に折って歩道の台の上に置いておきました。

こういうことをすると、自分でもすごく気持ちがいいものです。ただ、実際にはあまりやる人はいないんじゃないかなと思います。だけど、私はこういうことがとても大事だと考えています。

例えば私は、コンビニのトイレに入った時も、トイレットペーパーの切れ端が床に落ちていれば必ず拾って捨てます。次にトイレを使う人が気持ちよく使えるよう、常にきれいな状態で出ることを心がけています。

マンションのエントランスに落ちているゴミについても同じです。多くの人はそのゴミに気づいてはいるものの、「これは管理人さんの仕事、役名です」「掃除の人がやる仕事だから」と拾うことはしません。これは当然当たり前のことだと思います。でも私は、あえてそれを拾うようにしています。誰かがさりげなく落ちているゴミを拾うことで、そのマンションに住む人たちの心が少しでも美しくなったり、気持ちよく暮らせるようになると思うからです。

創業当時から地域の清掃活動をしています

でも「掃除」や「ゴミ拾い」って、なんとなく地味でダサいようなイメージがつきまといますよね。私も正直なところ、コンビニのトイレットペーパーを拾う時に、少し恥ずかしいような気持ちがありました。

でもそんな中、すごく嬉しいことがありました。それが大谷翔平選手のゴミ拾いのエピソードが話題になったことです。大谷選手は目の前に落ちているゴミを一度通り過ぎても、すぐ戻って拾うそうです。「ゴミに『お前はそれでいいのか』と問われているような気がする」という大谷選手の言葉を聞いて、本当に素晴らしいなと思いました。

ゴミ拾いを、あのスーパースターが当たり前のように行っている。それを知ってからは、私自身も「大谷翔平もやっているんだから、これくらいやって当然だろう」と胸を張ってゴミを拾えるようになりました。

もう一つ、最近めっちゃ嬉しかったことがあります。それは、イエローハットの鍵山さんがやっている「日本を美しくする会」の三宮清掃活動に参加した時のことでした。

👇日本を美しくする会に参加した時の写真です

👇掃除が終わったあと全員で感想をシェアします

👇これだけのゴミが集まりましたーー！

👇掃除道具は綺麗に並べます。

月に一度、三宮をみんなで掃除する会なのですが、正直言って、周囲から見るとそんなにカッコいい活動ではないかもしれません。むしろちょっとダサいように映るかもしれません。

しかし、私は掃除が好きですから、喜んで参加しました。するとその日、高校3年生の女子高生がこの清掃活動に参加してくれていたのです。彼女に「どうして参加したの？」と聞いてみると、「インターネットで見つけて参加しました」と言ってくれました。しかも、その後さらに彼女はわざわざ私にメッセージを送ってくれて、「自動車学校に合宿に行った先の浜辺にゴミがいっぱい落ちていたから、自分で拾いました」という報告をしてくれたんです。

👇女子高生が送ってくれた写真です。

👇これだけのゴミを集めてスゴイです！

他の人から冷ややかな目で見られるかも知れない

でも彼女は自らの意思で掃除する事を選択した。

ほんとめちゃ素晴らしいです！

👆彼女が集めたゴミです。

この出来事が本当に嬉しくて、「やっぱり掃除って大事なんやな」と心から感じました。

それと、もう一つ不思議なことがありました。JR灘駅駅付近で夜中に掃除をしているご老人がいました。気になって声をかけてみると、そのご老人は「実はずっとここを掃除しているんです」と話してくれました。そして、ただ掃除をするのではなく、ゴミを拾う時に「お疲れさま」「ありがとう」と、ゴミに感謝しながら掃除を続けているそうです。

なんと、そのご老人はもともと癌を患っていて、病院からも「治らない」と言われていたのだそうです。しかし、ゴミ拾いを続け、ゴミに感謝しながら掃除をしているうちに、奇跡的にその癌がなくなってしまったというのです。

この話を聞いた時、本当に驚きましたが、掃除やゴミ拾いには目に見えない不思議な力があるんやな、と思わずにはいられませんでした。

ゴミ拾いや掃除というのは、本当に地味なことです。でも、この小さな行動が、人の気持ちを明るくしたり、周囲の環境を美しくしたり、時には自分の人生すら変える力を持っているのだと、今強く感じています。

私自身も、これからもずっと掃除を続けていこうと改めて決意しました。

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