子育て通信62)アタッチメント不足が心配です | 幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

幸せのDNA …… 学校では教えてくれない大切なこと

心理相談員/生きがい・子育て講演講師の みやた あきら です

人はひとつでも居場所があると、生きていけるといわれています
居場所とは、ありのままの自分を受け入れてくれる場所、
「今のままでいいんだよ」と言ってもらえる場所です
あなたの居場所はどこですか?

今、子育てで注目されている「アタッチメント」。今回も、そのアタッチメントについてです。

 

 

 

相談


子どもの甘えを受け止める経済的余裕も、時間的余裕もありません。アタッチメント不足が心配だし、そんな子育てしかできない自分が、ダメな親に思えてしまいます。

 

考え方

 

子どもは、甘え(アタッチメント行動)を受け止めてもらうと、「ぼくは愛されている」と安心し、不安や寂しさといった不快な感情から抜け出すことができます。

ということは、お子さんの「欲しい」「ギュっして」「遊んで」「話を聞いて」という欲求を満たしてあげられなかったとしても、あなたの「大好きだよ」が伝われば、お子さんは安心します。甘えを受け入れられなくても、甘えを受け止めたことになります。



お子さんが、「~が欲しい」「~して」「~はヤダ」と言えるのは、気持ちを言葉にできているわけで、とてもいいことです。わがままではありません。

ただ親は、いつも子どもの思い通りにしてやることはできません。そんなときは、「ダメなものはダメ。でも嫌いだからじゃないよ、大好きだよ」と伝えてください。子どもが納得するかどうかに関係なく、それでOKです。

「いつも思い通りになる。だから愛されている」と思っている子より、「思い通りにならないこともある。でも愛されている」と感じている子の方が、自己肯定感が高いのです。

 

 

どうすればいい?

 

忙しいときには、「後でね」「これが終るまで待ってね」でいい。
時間ができたら、「待っててくれてありがとう。なあに?」と、こちらから声をかける。

子どもは、かまってもらいたいだけのときもある。用事が終るまで待たせるよりも、「じゃあ、〇〇を手伝ってくれる」と、参加してもらうのもいい(手伝いにならなくても)。

一日5分でいいので、二人っきりの時間を持つ。

「~を買って」「~をして」に応えてやれないときは、「ダメなんだよ。でも嫌いだからじゃないよ、大好きだよ」で通す。


このように、経済的・時間的余裕がなくてもアタッチメント不足を心配しなくていいのですが、気持ちに余裕がないと、なかなかこうはできません。

気持ちに余裕がないのは、あなたが一人で頑張って、いっぱいいっぱいになっているときです。「子育ては一人でするものではない」を思い出して、まわりに頼ったり、助けてもらったりしてください。

 

 

このブログに書ききれないことを本にしました。

 

やさしい気持ちで、自信を持って子どもに接することができるようになる一冊です。お買い求めは Amazon楽天で。

 

(「子育て通信62」完)
 

 

👉前へ:子育て通信61)子どもは船、親は港

👉次へ:子育て通信63)どこからが過干渉?
👉「子育て通信」一覧はこちら

 

 

 

 

 

 

◆少しでも多くの人に見てもらえるよう、ブログランキングに参加しています。
下のバナーをクリックして応援(投票)してもらえるとうれしいです。

【にほんブログ村】
にほんブログ村 子育てブログ 育児ストレス・育児不安へ  にほんブログ村 子育てブログ 第2次反抗期(思春期)へ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 生きづらさへ 

【人気ブログランキング】

 

 

 

◆ 「親も子も輝く子育て」の記事一覧
子どもへの接し方を少し工夫するだけで、子どもの目は輝き始めます。親も、優しい気持ちと自信を取り戻します。

 

 

◆ 「バックナンバーへようこそ」
過去記事をカテゴリーに分けて、読みたい記事を見つけやすくしてあります。

 

 

◆ 心に寄り添うメッセージ集~シリーズ「君へ」 
生きる希望を探している子どもたちに贈る、私からのメッセージ集です。
でも、子どもたちが一番求めているのは、お母さんやお父さんから、こう言ってもらえることではないでしょうか。

 

 

◆講演のご依頼をお受けします
子育て講演、PTA講演、生きがい講演、中高生向けのキャリア講演をうけたまわります。心あたたまる感動と、やさしい気持と、夢と希望をお届けします。

講演の詳細はこちら
講演に関連する記事一覧はこちら
講演のご依頼方法はこちら

 

 

◆みやた あきらの facebook はこちら