広島市内のこども園で、子育て通信「えがおがいっぱい」を発信しています。その第37号(2023年1月号)は、「子育ての後悔」です。
私も、子どもの気持ちや子育てのことが分かったのは、今の仕事を始めてからです。自分が子育て真っ最中の頃を思い返すと、あんなに怒らなければよかった、もっと甘えさせてやればよかったと思うことばかりです。
でも、知らなかったことを後悔するのではなく、今それを知ることができて良かったと思うようにしています。そして、その都度軌道修正していけばいいと。
ですから私は、あの頃伝えたかったなという言葉に気付いたら、今それを伝えるようにしています。子どもたちはもう社会人ですが……。
この子育て通信を読んだり、子育ての勉強をする中で、これまでの子育てが間違っていたと後悔します。
「厳し過ぎたのではないか」「細かいところまで口を出し過ぎていた」「もっと抱きしめてやればよかった」などと、気づくことがあります。 気づいたときは、軌道修正すれば大丈夫です。
子どもはそういった場面に出会うと、「〇〇できない自分はダメな子だ」「ありのままの自分は愛されない人間」と、一時的に自分を否定する気持ちを持ちます。でも、抱きしめられたり、「大すきだよ」と言われるなど、愛されていることを確認する経験をすることで、すぐに回復します。
たとえば、厳しく叱られても、「またママのガミガミが始まった」と平気な顔をしているなら、「ママは怒るけど、ボクを嫌いだからじゃないんだ」と安心しているわけですから、心配ないということです。
心配なのは、厳しすぎるしつけなどが続くことで、自己否定感が子どもの心に定着することです。萎縮したり、親の顔色をうかがってビクビクするようだと、心配な状態ということになります。
ただ、もしそうだとしても、親は子どもを愛していないわけではありません。叱り過ぎていたと気づいたなら、「叱りすぎてたね、ごめんね。大すきだよ」と、子どもの誤解を解いてください。 子どもが、「ママはボクのことを大好きなんだ」と思えたなら、子育てをやり直すことができたということです。
完璧な子育てはありません。子育てに手遅れということもありません。
◆ 「これまで〇〇し過ぎていたかな」「もっと〇〇してやればよかった」と気づいたときは、後悔するのではなく、「今それに気付けてよかった」と考える。
◆ 『子どもの甘えは受け止め、自立・反抗している時は見守る』『子どもの気持ちを認める』『友だちと比べるのではなく、ありのままの我が子を受け入れる』『親が考える幸せと子どもの幸せは違う』……そういった、子育ての基本を思い出して軌道修正する。
◆ 「叱りすぎてたね、ごめんね。大すきだよ」などと、子どもの誤解を解く。
◆ 「子育てに完璧はないし、手遅れということもない」「この子はこの子でいい、私はわたしでいい」と繰り返しつぶやく。
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(「子育て通信37」完)
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