ピコ秒レーザーの新型ハンドピース講演 | 美容外科開業医の独り言

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外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

週末は講演活動。

日曜午前中はCandela APAC virtual expert summit に参加。これは米国を代表するレーザーメーカー、Candela社の50周年記念の会で、アジア太平洋地区のドクターがオンラインで講演するという大規模な会です。本来は「リアル」に盛大に行われるものですが、昨今のCOVID-19流行の影響でバーチャルな会となりました。業界の誰もが知るアジアを代表するドクターが数多く講演。聴衆は2700名ほどの登録があったそうです。
私の講演はPigmentation master forumにて、ピコ秒レーザーのPicowayにおける新型ピコフラクショナルの効果について。相変わらずの下手な英語ではありますが、理論と効果を解説させて頂きました。肌の張りや薄いシミを均一化する効果についてです。質問の一部の趣旨が分からず、ちょっとグタグタになりましたが、まあご愛敬ということで。
講演者や座長は旧知のアジア人ドクター達ばかり。楽しい雰囲気でした。終了後も、近いうちにリアルで会いたいねと喋りつつ、ちょっと名残惜しかったです。
 
午後は国内向けのreal & virtual なハイブリッド型セミナーで講演。social distanceを取ったリアルは小規模、バーチャルは200名強参加のセミナーでした。ここではピコ秒レーザーの新型ハンドピース730 nmチタンサファイアの有効性を主に、そしてもう一つ炭酸ガスレーザーのお話しもさせて頂きました。
 
新しいピコ秒レーザーハンドピース730 nmチタンサファイアは、現行機種の中では最もパルス幅(照射時間)が短い246ピコ秒で、熱が殆ど発生せずに衝撃波でシミを取ることができます。このメリットは、照射後にかさぶたが浮き上がらず、多くの人がちょっと黒くなっただけと感じるような経過であることです。つまりダウンタイムが相当軽減されます。切れ味は従来のハンドピースの方が良いのですが、ダウンタイムの軽減や安全域の広さなどに優れており、非常に使いやすい印象です。顔全体に照射するピコトリプル施術の際に現在は主として用いていますが、仕事柄かさぶたが浮き上がったり、ケアをすることが難しい人にはポイントでも使用しています。
 
今回の出張先は、札幌でした。
宿泊ホテルは景色最高。しかしCOVID-19の感染増加が危惧されるために夕食以外の外出はなく、人との接触は殆どなく過ごしました。北海道に行った実感は殆どなし。。。。

夕食も業者にご配慮頂き、個室にて寿司。ししゃもの刺身!や、たち(鱈の白子)、毛蟹などを堪能しました。
 
 
 
 
人と接触しないということは,何となく寂しいです。