日本形成外科学会 in 札幌その1 | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

先週後半は札幌で開催された第62回日本形成外科学会総会・学術集会に参加してきました。日本中の形成外科医が一堂に集まる最大の学会です。

 
北海道大学形成外科 山本有平教授が会長でした。
今年も沢山の講演、発表をさせて頂きました。今年は6講演(口演)と座長1つ。
初日はまずランチョンセミナーの座長。御講演されたのはラビアン(1927 nmツリウムレーザー)について八重洲形成外科の原伽耶先生、そしてピコ秒レーザーのピコケアについてマリアレディースクリニックの朝日律子先生。
ラビアンは肌質の変化を自覚しやすく、しっかりしたピーリング効果を得ることが出来るむき卵肌治療なので、当院で大人気のレーザーでもあります。原先生は臨床効果について各出力ごとの相違を含め詳細な解析をおこなわれ、データを蓄積されているようです。もっと我が国で普及してほしい治療機器です。
朝日先生は今流行りのピコ秒レーザーについて肝斑治療の有用性や各種色素性疾患への効果について詳しく分析された御講演でした。
若いお二人の学術に基づいた御講演を聴き、今後の美容医療業界は明るいなと安心。若いドクターの頑張りが邪魔されないよう盾になる役目もしなければいけないなと改めて感じました。
いつまでも自分が一番と思い込み古い考えを押し付けようとする医師もいますが、私は常に柔軟に、そして若い先生方がのびのび発言できるような環境をお手伝いしたいと思います。立場を利用した批判は何も生みません。議論して医学を進歩させる事こそが重要です。
 

 

 

 
そして午後は炭酸ガスレーザーhands-onセミナー。45分の講演を2つ、させて頂きました。
座長はいつもお世話になっている岩城佳津美先生。丁々発止のやり取りで楽しく進行しました。昨年も開催され好評を得たセミナーで、炭酸ガスレーザーの素晴らしさとは何かを伝えるのがお仕事。

 

 

 
夕方からは日本美容外科学会関連シンポジウムにて治療の安全性と有効性についての講演。手術、糸、注入剤、機器など各分野のエキスパートが名を連ねており、恐縮しつつも学会の機器関連の代表として指名頂き、様々な問題点などをお話しさせて頂きました。機器は万能ではありませんし、限界もあります。魔法の道具ではなく使う医師次第。時間が短いのが残念でしたが、まあまあ良い議論が出来たかな。
 

そして夜は岩城先生のお誘いで、仲良しの先生方と美味しい寿司。秘密の話を沢山。楽しい夜でした。仲間って素晴らしい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 
もちろん出張RUNも。学会初日の朝は大通公園を一人で。グルメのカロリーには敵わず、札幌では太りそう。。。。