目の下のたるみ改善レーザー | 美容外科開業医の独り言

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美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

今年初投稿です。

年末年始はプライベートで旅行、アドベンチャーしてきました。
 
 
年始より沢山のご予約を頂き、暫くは大変混雑しており御迷惑をおかけします。初診の方のご予約空きは3月頃となります。毎年の事ではありますが、春先までご容赦下さい。
 
さて、今年導入する機器第一弾。粘膜側から照射してたるみを改善するレーザーです。ヨーロッパで有数のレーザーメーカーの製品。
数年前に日本に何台か導入された機器ですが、当時は設定などが幾つか誤っており、評価が高まらずに埋没してしまいました。しばらく静観していましたが、メーカー本社の臨床責任者から詳しい理論を聞く機会があり、今まで国内で聞いていた話しと全く異なることに驚き、文献や臨床データなどを集めて検討しました。結果、理論の整合性がとれている事が分かり、かつどう照射すれば効果が出るのかも導き出されました。そのうえでモニターも実施、好結果を得ましたので導入となりました。
スムースアイリフトという手法で、目の結膜側から照射、つまり「あっかんべー」した状態での照射です。粘膜側だと目袋の脂肪が直下にあり、熱作用によって収縮しやすく、かつ粘膜は常に濡れていて熱に強いため、皮膚からの照射よりも圧倒的に有利なのです。いわゆる「肌の治療」ではありません。解剖学的構造を理解し、どこから(どの方向に)どれくらいの熱を与えれば効率的で有効かを考える必要があります。
もう一つのポイントはレーザーの波長と照射時間(パルス幅)モードになります。どう照射すれば効果が出るか、逆に言えばどう照射すると効果が出ないか、非常にユニークで、斬新です。
 
目の下の軽度の弛みに有効です。既に施術ご予約はお受けしています。また追加モニターも募集予定です。
詳細はいずれまた。