ウルトラアクセント | 美容外科開業医の独り言

美容外科開業医の独り言

美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

先週末はアクセントウルトラ(施術名:ウルトラアクセント)の学会発表・講演が続きましたので、ちょっと改めて内容を整理。

一般の人にお伝えしたいことの第一は、魔法の治療ではないものの確実に脂肪細胞が減少するということです。
効果が絶対に見えるようにするポイントは、治療する場合は食事に気を遣い、運動もできれば始めて頂くことです。脂肪を減少できても、体の緩みや張りの無さがあると効果も見えにくく、唯一つまんだ時に減ったと感じる程度になってしまう可能性もあります。しかし少しだけ運動したりすると、治療部は非常にボリュームダウンしていくことが実感できます。
また内臓脂肪は減りませんので、もしそれまで改善したいなら、EMSなどの体幹筋肉を鍛える機器を併用しなければいけません。当院ではACボディという機器を用いています。

このアクセントウルトラ、最近色々なクリニックで導入されています。しかしながら、その施術手技が確立されないままに販売開始となり、そのまま販売代理店(ディーラー)が変更になったため、効果の出にくい手技のままで実施し、ドクターなどから相談されることもあります。漫然と12分程度グルグル動かしても効果が出にくいのです。

当院でも初期の頃の効果よりも最近の効果の方が圧倒的に大きく、やはり海外からの情報は重要と実感しております。今はこの機器の日本法人も設立され、正しい情報が伝わり始めていますが、少し前は直接製造業者(イスラエル)に問い合わせたり、相談したりと大変でした。そして手技と効果を比較し、確立していくための学術モニターも継続して実施して、更に検討を進めています。
もちろんどこのクリニックも独自の手法とか、より良い結果と謳っています。しかし、言葉だけではなく、きちんと海外まで行って情報を集め、データを解析し学会発表もしているのか、見せかけの「最新」とは一線を画し、最大限の効果を出していくことこそが重要と考えています。
いつも、新しい機器の最適な設定を検討し、学会発表していく姿勢は守っていこうと思いますが、このアクセントウルトラに関しては、手法による差が大きいため、本当の「コツ」の全てを公開してしまうことは難しいかもしれません。