昨日は釜山からドクターが来訪。最近韓国づいています。今回もたるみ治療機ウルセラシステムの見学で、韓国内での人気上昇につれ見学者が増加しています。私もそろそろ韓国に行って、逆に情報を集めなければ....。
釜山のドクターと
さて最近新しい機械としては、超音波と高周波がメインになってきています。レーザーでは目新しいものがなかなか登場しません。少し波長を変えたり、ピコ秒で照射される(ピコって10の-12乗秒です。工業製品では従来からあるようですけど、どんなパワーなんだろう?)ものなどが研究されていたり、脂肪に吸収されるものが開発されてはいるようですが、皮膚へ照射する、つまりは吸収が起こるのがレーザーのメリットでもありデメリットでもあるので、このあたりはどうなるのか。
超音波ではウルセラシステムを始め、昨日書いた脂肪溶解の機械、それと同じような他社の製品も登場するようです。
高周波(RF)は、フラクショナル(細かい無数の点状照射を行う)仕様のものが主になってきています。ちょっとマニアックになりますが機種名で言うと、オーロラやリファームを販売しているシネロン社のe-Matrixをはじめ、直接肌に針を刺すイントラセル、それと同じようなpromaeva(今度大手のシネロン社が買収した?とか)などと多彩になってくるようです。特にこのpromaevaは今後どれだけ安価に登場してくるのか、今後の他競合の動きを考えると興味津々です。機械が安ければ施術費用も安くなります。その上、直接照射部の温度を測るそうなので、結構面白いかも。
フラクショナルレーザー(eCO2やフラクセル)の次はフラクショナルRFです。ただ、日本人にはどこまで使えるのでしょうか。
また、痩身では超音波と高周波を組み合わせた機械が登場するようです(新しいウルトラシェイプ)。
今まではレーザーの知識さえあれば美容医療においては問題なしとされていましたが、最近はこの高周波と超音波2つの基礎理論を知っておかないとついて行けなくなりました。しかし、まだ美容系の医学書にはこれらの理論は載っていないのです。進歩が早すぎです。