日本で試験導入から関わっているハートリークリニックの服部先生、そして開発者のAlma lasers社社長Ziv Karni氏がプレゼンをしました。
私は昨年の夏頃にこの機械のセミナーを聴きに韓国まで行ってきました（記事はこちら）。その時はダイエットの機械と思っていて、まあこんなものかなという感じだったのですが、実際の結果を見てみると、部分痩せという感じです。ちょうどジーンズからはみ出す脇腹の肉をちょっと減らしたり、ヒップラインを整えたり、これなら理論から考えてもいけそうな感じです。皮下脂肪がちょっとだけ溶けるという機械であり、体重減少にまでは至りませんが、ボディスタイリングというか、形を整える力はあります。
その日の夜は旧知の仲のZiv Karni氏と一緒にディナーを食べながら理論の疑問点をとことん聞いてきました。事前に色々と知識をつけていったつもりでしたが、やはり毎回 Zivは驚くような話をしてくれます。勉強になりましたし、すごく興味が沸きました。今まででは考えられなかったような理論であり、かつそれが正しいので、発想力というか、そういう力は天才的なエンジニア兼経営者です（自分では科学者だと言い張っています
）。この会社が世界的に急成長しているのは彼の頭脳によるものであると思います。ちなみにこの理論は、夏頃に私が理解していた内容（当時の記事はこちら）では本当の基本だけで、もっともっと面白いものでした。イメージとしては歌手が薄いワイングラスを声で割るように、脂肪細胞という中身が殆ど脂肪という細胞の膜を超音波で割るものです。ちょうどグラスが脂肪の膜に相当するのです。それゆえ皮膚の細胞や血管、神経のような中身が詰まった細胞、密な組織には何ら影響がなく、選択的に脂肪を壊します（もっと難しい話がいっぱいありますが、企業秘密の部分もあります）。光・レーザー以外で選択的な破壊ができるということ自体、画期的です。凍る温度の差を利用したZeltiq（先日ブログに書いた機械）と同様、脂肪を選択的に破壊する数少ない機械ではないでしょうか。
早速クリニックで借りて使用中。妻のお腹にまずはテスト。自分にも少し。
脂肪細胞の周囲はあまり神経は発達していませんので、治療時の痛みも殆どなく、快適な治療です。ただ、若干耳に響くような高音が聞こえるので、ちょっと不快感を覚える人がいるかもしれません。
さて結果がどうなるか。