381系 特急やくも XIV / 岡山駅にて
岡山駅2番ホームへ入線、そして発車までをスナップしました。
国鉄特急色へ復刻されている、特急やくも25号です。
日没後の青い光の中を、黄色いヘッドライトを輝かせての入線です。
381系0番台のように貫通扉が一体化デザインされた両開きではなく、増解結が容易なようにドアそのものをセンターに取り付けた形状。
この武骨なデザインは賛否両論ありますが、36年前に初めて見た時、私はよく考えたなぁと感心した思い出があります。
特急マークも平面化したものが、ちゃんと取り付けられていますし。
1986(昭和61)年11月1日のダイヤ改正で、特急やくもの基本編成をサロ381を連結したままで6両編成に短縮するために登場しました。
中間電動車を吹田工場と後藤車両所で改造した車両で、国鉄のアルミ製車両では初の先頭車化改造車です。
前回はこの貫通型のクモロ381をメインにUPしたので、今日はオリジナルフェイスのクハ381をメインにUPします。
485系や183系に比べて、振り子機能を搭載しているために少し下膨れなデザインですが、それでも国鉄特急電車の正統派フェイスです。
まさに王家の血筋と言ったところでしょうか。
ただ1つ残念なのは、グリーン車の入口のグリーンマークで、往年の四つ葉にGREEN CARの文字が入った、大きなサイズへ復元して欲しいところです。
あの大きなマークを見ると、乗りたい衝動が抑えられなくなるのは私だけかも知れませんが、せっかく国鉄特急色に復刻しているのですから、グリーンマークも復刻して欲しいなと感じます。
ところでこのクロ381ですが、実はこの正統派フェイスも先頭車化改造車だったりします。
元々はこの車両も中間グリーン車でしたが、特急やくもの編成をフレキシブル化するために、車端部に運転台ユニットを溶接したのは、貫通型 クハ380と同じです。
多客時間や繁忙期に合わせて編成を長くしたり短くしたりと、フレキシブルに対応する際にネックとなるのが、中間に連結されているグリーン車。
展望グリーン車を連結した編成が2本存在していることから、出雲市方先頭車へグリーン車の位置を統一するために登場した車両です。
と話している間に特急やくも25号は発車時刻を迎え、貫通型車両を最後尾に青い光の中、出雲市へ向かって旅立って良く姿を見送りです。
さてこの2枚は京都鉄道博物館に保管展示されている、151系 クハ151-0。
国鉄特急色への復刻なら、やはりグリーンマークと同様に今、足りていないのは国鉄特急電車の象徴の1つ、JNRエンブレムでしょう。
この国鉄色の特急やくもへ、JNRマークの取り付けが正式に、JR西日本から発表がありました。
そしてもう1つ、紫色の特急スーパーやくも色も、来年から復刻カラーが営業運転を開始するそうです。
特急やくもの記事には通しナンバーを振っていますが、2008年4月のNo.1ではこのステレオグラフをUPしていました。
夏に山陰観光連盟がTwitterでアンケートを取っていましたが、まさか本当にスーパーやくもカラーが復活するとは驚きました。
2007/11/03 東十条
— No.206 (@hankyabu_01) 2022年12月1日
EF81-79+夢空間(回送) pic.twitter.com/HL3KtvF19b
緑カラーの特急やくもは復刻が見送られましたが、アンケート1位の結果が反映されたのは、尽力された各関係者の方々やJR西日本の気持ちに感謝するばかりです。
さてTwitterにリンクを貼りましたが、国鉄特急色つながりで紹介させて頂きたく思います。
撮影者はEF81-79号機の牽引する24系ブルトレ + 夢空間が撮影したかったのでしょうが、当時は残念だったり悔しかったりしたものの、今では貴重な動画としてお宝なのかも知れませんね。
最後はもう1つの国鉄特急形電車、東の雄 185系です。
西の381系と東の185系はともに、最後の国鉄特急形電車として有終の美を飾っている最中です。
しかし定期運用を失った185系は順次解体が着々と進められているようで、一抹の寂しさが募ります。
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12月18日は東京駅が完成した竣工記念日。
開業記念日は東海道本線の起点が、新橋駅から東京駅へ変わった12月20日。
なので記念日は竣工とも開業とも謳わずに、完成した日を″東京駅の日″と定められています。