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色彩検定とは
色彩検定は文部科学省後援の試験で、1990年に第1回を開催、累計志願者数は170万人を超えています
感性だけによるものと見られがちであった色に関する知識や技能を理論的、系統的に学ぶことにより、理論に裏付けられた色彩の実践的活用力を身につけることができる試験です
色彩の知識は、アパレル、インテリア、教育など多岐にわたる分野で活用できるだけではなく、文部科学省後援の資格なので、合格すれば公的資格が取得できます
2023年度の受験状況
1級 | 2級 | 3級 | UC | 合計 | |
志願者数 | 2,465 | 15,872 | 29,449 | 5,091 | 52,877 |
合格率% | 41.4 | 72.2 | 74.1 | 83.6 | - |
次回試験日
2024年11月10日(日)
2級試験の内容とレベル
試験は1級、2級、3級と3つの級があります。それぞれの級に応じてテキストがあり、そこから出題されます
色彩検定の公式サイトによると「3級試験の内容に加え、以下のような基本的な事柄を理解し、技能を持っていること」となっています
項目 | |
色のUD | 色のはたらき |
色のユニバーサルデザイン | |
色覚説 | |
光と色 | 光の性質と色 |
視覚系の構造と色 | |
照明 | |
色の表示 | マンセル表色系 |
色彩心理 | 色の視覚効果 |
色の心理効果 | |
色彩調和 | 色彩調和 |
自然の秩序からの色彩調和 | |
自然から学ぶ配色 | |
配色技法 | |
配色イメージ | イメージ別配色法 |
ビジュアル | ビジュアルデザインの色彩 |
メディアデザインの色彩 | |
ファッション | ファッションの色彩と配色 |
インテリア | 住空間のインテリアとは |
インテリアカラーコーディネーション | |
インテリアの配色構成 | |
インテリアスタイルと色彩 | |
景観色彩 | 景観と色彩 |
地域の気候風土つくりだす景観色彩 | |
景観色彩における色彩の基礎知識 | |
生活環境における景観色彩設計 | |
慣用色名 | 慣用色名 |
2級試験の配点傾向
配点は毎年変わりますが、2020年のテキスト改定から3年が経過。次回も傾向は大きく変わらないと予想しています
配点傾向の高い項目は、しっかり押さえていきましょう
項目 | 配点傾向 |
色のUD | 中 |
光と色 | 高 |
色の表示 | 高 |
色彩心理 | 中 |
配色イメージ | 低 |
ビジュアル | 低 |
ファッション | 高 |
インテリア | 中 |
景観色彩 | 低 |
慣用色名 | 中 |
試験対策のポイント
・過去問題集を繰り返し解きましょう。解説も詳しくわかりやすいので理解が深まりますし、過去の類似問題が何度も出題されていますので効率よく学習できます
・公式テキストに掲載されている写真や図がどの用語に対応するかを確実におさえましょう
・ファッションカラーコーディネートの写真を使った配色を答える問題は毎回出題されています
・試験当日、答案用紙に色相環とトーン図をさっと描けるようにしましょう。私は毎日書いて覚えました
2020年テキスト改定対策について
・2020年に公式テキストの改定があり、2021年度以降は新テキストからの出題となっています。2020年度は過渡的にどちらのテキストでも対応可能な出題となっていましたので、過去問題で学習される際には留意してください。詳しくは、オンラインで開催している色彩対策講座の中でご説明させていただきます