賛成か反対か、議会人ならどちらかに
判断を下さなければなりません。
そして、下した判断が正しいかどうかは
市民が評価します(選挙で)。だからこそ、
なぜその判断をしたのか、議員はきちんと
説明する必要があります。
 
但し、決定に至るまでの判断はあらゆる
角度の考え方や情報や知識で議論をし、
頭から正しい、間違っている、と決めつけ
の先入観は極力なくすことが必要です。
そうでなければそれ以上深く議論することや
考えることができないからです。
 
(仮称)郷土史博物館検討事業は、今は白か
黒かで割り切れるものではありません。
例えば、今の芝川の埋蔵文化財センターには
大量の土器やら資料、古文書がありますが、
保存管理や整理は十分にできておらず、
山積みで、センターに予算をかけていない
ため湿気管理も温度管理もできていません。
 
富士山世界文化遺産の構成資産を含めて
市内には山ほど史跡があります。あの戦国
最強と言われる武田家を籠城して撃退した
大宮城跡地、市内に分散する縄文時代からの
多くの資料など、富士宮市の郷土の資料や
歴史の調査研究機能を高め、資料の保存
管理を行い、後世にしっかりと残して子々
孫々につたえていくことは必要です。
 

 

 

 

 

  ↑令和2年度一般会計予算案(約440億)
   のうち、主な史跡や埋蔵文化財関係
   (単位は千円。300なら30万です)
 
実際に今の予算では史跡や埋蔵文化財の
調査研究や発掘などの関係予算は全体の
約0、2%にしか過ぎません(おおざっぱに)。
ここにはもっと予算はかけて後世に整理し
残す環境をつくることは必要でしょう。
 
ただ、それ以外の展示機能や情報発信の
仕方、資料を伝える方法として、どこまで
必要か、建設の場所の検討、施設の複合化か
単体建設かなど、博物館の機能も含めて
ひとつひとつ検討する必要があります。
 
いわゆるムダなハコモノと批判されやすい
のはこの展示と情報発信機能のあり方、
建設や規模感です。
ただ規模や建設方法によって建設費用が
大きく変わりますので、賛成か反対かは
一言では言えないのです。
 
今後の議論でこれらの課題を整理し、
必要な機能、ムダな機能を整理しながら、
検討する必要があります。(かつての新学校
給食センターの建設時の議論も同じでした)
 
必要な機能はどうするか、必要性がないなら
代替はどうか(ネットやバーチャルの活用
など)、お金の集め方をどうするかも一案
です。
 
もし市民の有志やどこかの財団の寄付で
建設費用のすべてが賄えた❗ってことに
なれば、税金を使わなくて済みます。
 
真偽不確かな情報が流れ(市当局からも❗)、
建設規模や金額のイメージから善か悪かで
早急に短絡的に判断することは残念であり、
だからこそ市民の皆様には冷静に情報を
知り、考えを深めて頂ければと思います。