前回からの続きです。
22時、23時・・・
道行く人は誰もいません。
かまくらの中にいるような、静かな静かな夜・・・
香りはジャスミンとシダ―ウッド。
薪ストーブの炎を眺めながら、桜のバスソルトでフットバス。
お湯を足しながらゆっくりと。
フットバスの後は、足も丸めてハンモックにすっぽりと包まれました。
母親の胎内のような、安心感・・・。
何も考えることなく、ただ走馬灯のように映し出される映像をぼんやりと。
あぁ、そこには何と優しい人たちの笑顔があるでしょうか。
出会った皆さま、そして家族の顔が。
胸の中から湧き出るのは、感謝の気持ち・・・それが体全体にまで広がっていくような感覚でした。
やがて、幸せな気持ちで部屋中がいっぱいになりました。
自分が60年生きたこと。
健康で迎えられることに対して、自分の入れものである身体にも感謝を伝えました。
誰に遠慮することなく、心のままに『ありがとう』と自然に何回も・・・。
この世に生まれた時、喜びで泣き声を上げたことでしょう。
50代の最終章、一度胎内に戻ったかのように・・・。
60歳への生まれ直しの時は泣き声でなく、
ただ嬉しさと感謝の涙 ・・・。
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24時を回って、休む前にカーテンを開け裏山を見たら神社山からキタキツネ!
真っ先に神様から祝福を頂いたのです。
ありがとうございました。