『思い出に浸り過ぎじゃない?』 (〃∇〃) という声もそろそろ聞こえてきそうですが、ここまで来たら最後までまとめなくては先に進めないのです。
50代最後の決算、棚卸し。(*´艸`*)
誰か私を止めて・・・ という感じですが、あと10年したらこれほどまでにまとめられないかも?
覚えているうちに・・・
この世の中、誰でも明日は何があるか分かりません。
よろしければお付き合いの程、ご覧くださいね。
何かプラスになることをお届けできたら嬉しいです。
東京では、引き続きメディカルハーブの講座を受講してハーバルセラピスト資格を取得し、トリートメントの講座や色々なサロンへ体験学習も続けていました。
そして、美術館やコンサート、歌舞伎、一流のお店やホテル、箱根や鎌倉などの素敵なところへと。
最高のものを知ると、その物差しが出来ます。
世界にはまだまだ最高のものがありますが、自分のレベルでの範囲で。
芸術に触れ感性を磨き、一流の接客、サービスを学んだのです。
見るもの全て吸収しました。 インプットの時代ですね。
東京を離れる前に、最初にお世話になったH先生、それから岩間先生もお誘いして、心からのお礼の気持ちとしてトリートメントをさせて頂きました。
《天職》という言葉で励まして下さり、どんなにか有難く心に沁みたことでしょう。
師というのは、ただ技術や知識を教えるだけではない・・・
心の拠り所、自分の指針、支えとなり、折々に初心に帰らせてくれる、まるで故郷のような・・・
尊敬できる師に出会うと、その後の人生が上質な良い方向に向かっていきます。
以前、家族で札幌に住んでいた頃、実家のある東京に拘ることなく、自分の好きな土地に住みたいと思うようになりました。
その頃、友人から五木寛之さんの【林住期】という本に、人の一生を4つに区切った古代インドの考えがあるというのを知りました。
林住期 (幻冬舎文庫)
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誕生して25歳までが、学生期(がくしょうき)、50歳までが家住期(かじゅうき)、75歳までが林住期(りんじゅうき)、75歳以上は遊行期(ゆぎょうき)。
学びの時期を経て、仕事に励み、家族を守り、社会経験を積む時期。
そして、それまでのすべての学びや経験を活かし、人生の真のクライマックスを迎える・・・
ホップ、ステップ、ジャンプ~ ♪~ ヽ(*´∀`)ノ
遊行期は、林住期の生き方で決まる。
人生100年?
健康で90歳生きるとしても、50歳は折り返し地点を過ぎているのです。
子供も自立して、自分も健康で動ける時期という50,60代、70代。
20歳からの2,30年を振り返って下さい。
あっという間でしょう・・・でも一瞬一瞬が光輝いている時間。
学び、経験し、やっと一人の人間として色々な束縛や制約から解き放され、今までにない自由な時間を持てる。
したいことがあれば、この時期自分を優先しないで、いつ出来るのでしょうか。
もちろん人によっては、親の介護の問題もあるかもしれません。でも並行して出来る範囲で好きなこと、興味あることをしましょう。
50歳という大きな節目が、私の背中を強く押してくれました。
札幌へと・・・。
このタイミングを逃したらもう跳べない気がしたのです。
そして、また来年、大きな節目が巡ってきます。
この10年の素晴らしかったこと。
今回振り返ってみて、その前の10年を精一杯努力したからこその実りと感じました。
あの時決心して良かった・・・悔いはありません。
2008年12月4日のブログです。 ━─━─━─━─━─
ANA55便 09:00発
4年前札幌を離陸した時、
大地から引き離される気持ちになって、涙が溢れました。
それから今日まで、
東京のテンポと同じように目まぐるしく変化しました。
東京という環境だったから、進んでいけたのでしょう。
フローリストとしての日々。
アロマセラピストを目指して学んだ日々。
いくつ試験を受けた事でしょう。
いくつ試練を乗り越えた事でしょう。
色々な人との出会いがあって、この道を歩いています。
苦手な人、緊張してしまう人もいました。
でも今は、会えて良かったと思います。
その人がいたから、今の私がいると思えるのです。
「夢を持つ」って良いですね。
10代、20代の夢は叶いませんでした。
叶わなかった悔いがあるから、
30代で持った夢を
40代で叶える力に変えられたのかな、と思います。
夢を実現するのは、実はシンプルな事かもしれない。
待っていないで、自分で切り開いて進む事。
若いとき、50代で夢を持つなんて考えられなかった。
年を重ねるのはマイナスのイメージがあったけれど、
今は、未知の自分に会えるのが楽しみになりました。
60、70代になってもワクワクするような夢に向って
今日の日のように飛び立ちたい。
10:30着
大地に吸い込まれるように着陸します。
そして、根を張り大空に伸びて葉を広げ、いつか優しい花を咲かせたい。
それは雪のように真っ白で、
夢の結晶のような美しい形の花。
北海道のさわやかな風が運ぶ緑の香りと
ナチュラルなハーブの香り
5月に甘く漂ったグリーンアーチのジャスミンの香り
東京で出会った皆さんの温かい香り
そんな香りを合わせた穏やかで心地良い香りのする花・・・・・・
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それから7年経った記念日には、このように綴ってありました。
不安と期待・・・札幌での生活がどうなるか何の保証もなかったのですが、好きなことに対する夢は強く持っていたのです。 それに対する行動力があったのです。
道の向こうに何があるか、それは誰にもわからない。
自分が決めた道ならば、自分の足で一歩ずつ踏み出す。