10年の手帖を振り返って。~立ち止まる。そして行動。 | ~緑の木陰で、幸せな時を~

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札幌・宮の森 アロマ・ヒーリングサロン Green Arch 

 

いつもご覧頂き、ありがとうございます。

 

12月も中旬になり、今年もあと2週間余りとなりましたね。

 

日々、その時のこと、そしてこれからのことを考えることが多いと思いますが、この時期になるとやはり1年を振り返らずにはいられません。

 

 

 

私事で恐縮ですが、来年60歳を迎えます。

年下の皆さまから見ると、未知の世界でしょうね。 

 

私も若い頃、60代というとかなり遠い年代で、自分がその年代になる姿を全く想像できませんでした。

そして、40代、50代と近づいても、60代はやはり大きな壁の向こうの世界というイメージ。

 

60歳というと、お仕事も定年という一つの区切りがあるからでしょうね。

でもそれは今のように平均寿命が80代ではなく、6,70代だった頃の話です。

確かに、数十年前と比べると、今の60代以上の方は10年、人によっては20年位の感覚でお若いですよね。

それは、4、50代においても・・・。

(平均寿命→http://www.garbagenews.net/archives/1940398.html

 

若い時に持ったイメージというのは、第一印象のように固定観念として残り、意識して変えていかないとずれてしまいます。

 

60代のアロマセラピスト&講師は、まだまだ現役ですよ。(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆

 

あとに続く皆さまの為にも、『あの人、もう70代なのに生き生きと仕事している。私も頑張ろう』という良い見本となれるよう、これから先も精進していきたいと思っています。

 

そして、ブログをご覧の皆さまに、少しでもヒントやプラスになることをと思ってお伝えしています。

決して上から目線ではなく、もうこの年齢まできたら年上の役目とも思うからです。

 

私が特別に恵まれた環境で、若い時から夢を叶えていったなら、それほど身近に感じて頂けないでしょう。

 

でも普通に暮らしていた主婦が40代から夢を描き叶えたことは、同じ境遇の方に親近感を持って頂けることでしょう。

 

         

    

 

          

その当時、短大を卒業して数年勤め、20代半ば頃までに結婚するというレールが主流でした。

 

20代前後は、親の庇護の下に暮らしているので、夢を抱いてもその環境や両親によっては、思うように進めない場合もあります。

 

私は美術系に進みたいという夢があり、高1の時から、春、夏、冬休みなどの長期休暇の度に美大の専門学校にも通ったくらいでした。

その講習料は、自分でアルバイトして捻出しました。(学校では禁止されていたのですけれど、ね)

 

中学から私立の学校に行ったのですが、その学費と定期券代だけでも大変だというのは分っていたので。

中流家庭なのに小学校から2つの塾に通い、都心にある女子校に通わせてくれたのは、両親の深い愛情に他なりません。

中学に入学してからも、家庭教師や有名な塾に通わせてくれた・・・今になって思い出すと、よくそれほどまでに期待と愛情を注いでくれたと感謝せずにいられません。

 

ですから、私も努力してそれなりに成績は修めたのです。

もちろん、真面目というより、横道にずれる時はありましたけれど・・・。

 

 ・・・ 最終的に進路を決める時、美術系でなく同じ系列の国文科に進みました。

 

夢を諦めたのです。

 

美大へは進めませんでしたが、短大、会社に入社後も、御茶の水美術学院には通っていました。

 

女子校で育った私には、その独特の自由な空気が心地よかったのでしょう。

油絵を描くのも好きだったけれど、美大への夢に向かって真剣なまなざしでデッサンする、そんな情熱を眩しく感じていました。

 

      

    

 

         

結婚して子供や家庭が中心になると、その幸せにどっぷりと浸かって10年あっという間に過ぎて。

家庭、家族=幸せの時代。

 

でもそれは永遠でなく、子供たちも其々の生き方を見つけ、やがて旅立っていく。

 

家族揃って初詣に行くのが当たり前だった時代から、親と一緒に行くよりお友達を優先する・・・ 個別行動が多くなっていきます。

成長の証と分かっていても、やはり寂しいことでした。

 

30代の後半、少し空白が出来たのだと思います。

それまでの家庭中心という軸から、自分の軸を考えました。

 

やっと、そこで立ち止まったのです。

 

これからの40代、そしてかけがえのない自分の人生をどう生きよう、と。

 

子供が自立してから、何か始めるのでなく、今から少しづつ始めよう、と。

 

好きなことで、一生長く楽しめることを・・・と。

 

             

    

 

        

ちょうどその頃、家の前に出来た《土香》さんという小さなお花屋さんが気に入っていました。

 

私はお花が好きなので、それをライフワークにしようと決めたのです。

当時、教室はしていませんでしたが、その方のセンスや揃っているお花が好みでしたので是非お願いしますと、教えて頂くことにしました。

 

ほとんど思い出したことがないことでしたが、今振り返ってみると、ここが大きな原点だったことが分かります。

そこで【行動】したことが、最初のスタートになっています。

 

考え方によっては、フラワーアレンジメントを学ぶというのは、レッスン料やお花代もかかりますし、3人の子供がいることを考えれば教育費、住宅購入費などなど、自分の趣味に使うのは勇気のいること。

 

費用だけを考えればその分、子供に、貯金に、と思うでしょう。

 

でも通ったことで得るものも多いのです。

 

それは、実体もなく通帳にも記入されませんが、目に見えない財産になります。

生き方、ものの見方のセンス、心の豊かさにつながるのです。

 

その後の具体的な夢の実現のお話は又、次の機会にしましょう。

         

 

   

 

    

若い時に抱いた夢は叶わなかったからこそ、40代からの遅咲きで夢を実現していった私には、50歳という節目が【最後の跳ぶチャンス】と感じていました。

 

2008年12月に札幌に来て、ちょうど10年という節目もあり、ここ数日今までの手帖を見直しながら、その年のイベントや新しく始めたことなどの項目を書き出しました。

 

手帖に記しておいても、ほとんど見返すことはなく、しかも1年単位でなく10年単位になると人生の好調、不調の波が手に取るように分かりました。

 

1年の振り返り、前年との比較、3年、5年に区切って気づくこと。

・・・そして、10年の振り返り。

 

長くなりました。  続きにしますね。

 

ご覧頂き有難うございました。

 

 

 

          

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