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こつこつ、しています(超雑読ブログ)

超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。


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今日も、有酸素だぜっ、イエーイ(うれしくない)

まあ何はともあれ、ちゃんとこなすことには

変わりはございません。

 

 

 

 

綾瀬まる「あのひとは蜘蛛を潰せない」

あのひとは蜘蛛を潰せない
彩瀬 まる

新潮社 2013-03
売り上げランキング : 668616

by ヨメレバ

 

 

【感想】

揺さぶられる作品にあたりましたね。

しかも良くも悪くも、日本人の悪い面を

よく示したいい本だと思います。

 

 

主人公の野坂梨枝は繁華街のドラッグストアの店長を

任されている女性。

28歳、いまだに男性経験がありません。

なぜかというと、家族のある事件がゆえに

それが彼女を縛り付けているから。

 

 

その事件からでしょうか、

彼女は意見を言うことのできない人間に

なってしまったのです。

 

 

そして、そんな彼女に好意を寄せたのは

それよりはるかに年下の男子大学生だったのです。

三葉君というその子は

彼女とは違って、思ったことを

正直に口に出す男の子でした。

 

 

その他にも、この三葉を(三葉はイケメンです)

ものにしようとする媚びメス女性がいたり、

序盤では若い子と駆け落ちしてしまう

一見すると優しい男性も出てきます。

 

 

つまり、人は弱いもので、醜いものでもあること。

だけれどもね、この作品中でもわかるでしょうが

人は、あるきっかけによって

いくらでも変わることができるということを

この本では教えてくれます。

 

 

三葉という彼ができた梨枝は

長い間枷だった母親から、一人暮らしをし

離れていくこととなります。

 

 

言っちゃいけないけれども母親は

正直毒親ですね。

自分の子供の死を受け止めきれず、

他者を縛ることによって

その思いを満たしていたわけで。

 

 

離れたからこそ

梨枝は、縛られてきた「~ねばならない」という

概念から離れられて

意見をしないということから、離れられたのかな。

 

 

それは2つの出来事があって

1つは梨枝を見下していて

事あることに嫌味ばかりしてくる男に

強烈に意見をしたこと。

 

 

また言い方が梨枝にしては強烈。

人はここまで変われるということ。

 

 

そしてもう一つは

ドラッグストアにやってくる

市販薬依存の女性に断固とした態度をとったこと。

結果的にその時は無駄にはなったけれども

勇気を出して、行動に移したこと。

 

 

確かにドロドロとする

ちょっとえぐい作品だけれども

救いはきちんとあるのよね。

でも、これは現実も同じで

自分から行動を起こさなければ

変えることもできないし、変われないんだよね。

 

 

なんか自分を見ているかのようでしたね。

人は弱い、だれしも闇を抱えている。

でも、その闇を少しでも明るくしたり、

弱さを少しだけ強くすることは

望めばできること、だと。

 

 

 

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