ジュディ・バドニッツ「空中スキップ」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。

メンテナンスにきちんといってきました。

体が落ち着いてきましたな。

体を別の使い方に供すると

あっという間に悲鳴を上げますな。

 

 

 

 

ジュディ・バドニッツ「空中スキップ」

空中スキップ
ジュディ・バドニッツ

マガジンハウス 2007年02月22日

by ヨメレバ

 

 

【感想】

表紙のポップさとは裏腹に

著者が放つ言葉は時に、

ナイフのように突き刺さります。

時にそれは深く刺さってしまい

抜けなくなることも…

 

 

おこっていることはいわゆる「非日常」

ありそうに見えてあり得ないことです。

そしてその部分を差っ引いてしまえば、

私たちが日常でほかの人と関係するうえで

ありがちなことも出てくるのです。

 

 

例えばです、一番ベストな選択肢を

選んだ「か」に思われても

それが全然ベストではなくて

むしろワーストともとれるような状態に

なってしまったこと、あるでしょう?

 

 

そんな作品があります。

「借り」という作品です。

主人公の母親は重い心臓病にかかり

周りの親族たちは主人公に

ドナーという重大なことを

善意という名の押し付けで強制するのです。

 

 

その結果は…先ほど述べたとおりの

望ましくない結果どころか

それはそれは悪い状態に追い込まれるのです。

それは周りの人を憎みたくなるほどに

不条理そのものなのです。

 

 

基本的にはそんなどろどろとした作品が

散見されますので、うわー…という

黒い感情を抱きがちです。

ですが、生命とは何ぞ?ともいえる作品も

見受けられます。

 

 

それが著者の関係していた職業(養子縁組関係)

がかかわってくる、赤ん坊を扱った作品。

ただし、著者の文章の鋭さを

生かしたちょっと極端な世界観となっています。

(子供が生まれなくなったり、子供は物理的に

作られたり…)

 

 

結局のところ、それらの出来事は

人の営みを著しく乱してしまうんですよね。

特に物理的なそれは

どんなに公平な立場であっても

やはり、そうでない、不公平な部分も

見え隠れしてしまうのです。

 

 

それが世間目に見て

「そんなことがないだろう」と

思われる人でもね…

 

 

表紙に騙されて(?)

手に取りますと、精神面で

ちょっとズタズタにされてしまうかもしれません。

それぐらいこの作品は、

鋭利な刃物を秘めている作品なのです。

 

 

 

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