坂口弘「あさま山荘1972(下)」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。

だいぶ怠惰禁止ルールも慣れてきましたね。

飲むサプリの編成も少しずつ変えていきます。

スタイルも変わるしなぁ。

 

 

 

 

坂口弘「あさま山荘1972(下)」

あさま山荘1972(下)
坂口弘

彩流社 1993年05月

by ヨメレバ

 

 

【感想】

この作品を読み終わって、

違和感を覚えるかもしれません。

なぜかといいますと…

尻切れトンボで終わってしまうから。

 

 

これはどうやら原稿が途中で

喪失する事故に遭ってしまった模様です。

原因はどうやら不明…

何らかの「力」でも働いてしまったのでしょうか。

 

 

内容はそれはそれは

悲惨なものとなっています。

表題の事件が起きる前に起きた

総括という名の殺人が起きる出来事は

まさに凄惨というか、人はどこまでも

残酷になれるんだな、ということを痛感させられます。

 

 

要するに、自分たちの思惑とは違う人たちは

ことごとく消されるのです。

しかも寄ってたかって嬲り殺すのですよ。

男女問わずそれに参加する恐ろしさ。

 

 

これが昔の出来事だ、と一蹴できるのならば

鈍感なのではないか、と私は思います。

ほら、あなたの目の前、画面の目の前。

SNSというツールの目の前。

 

 

正義とか思想という名のもとに

それが振りかざされていませんか?

そこに確かに暴力や、殺人は絡まないことでしょう。

だけれども、やっていることはこれと同じですよ。

やられた側は有無も言わさず消されるのです。

 

 

だけれどもそれをやったところで

事態が解決するでしょうか?

この本中のメインの事件も

それを行ったところで著者たちの

思うようになったでしょうか?

 

 

結果は「ノー」

そして突き付けられたのは著者に対する

確定的な死刑判決です。

どうやら再審請求も棄却された模様。

人というものが暴発するといかに脅威か

見せつけてしまった罪は大きいのです。

 

 

今のSNSもやがてこれと同じ轍を踏む可能性が

高いでしょう。

そして、気付いた時にはもう遅い。

自由は不自由になるのです。

 

 

でもね、この著者もそうだけど

決して頭が悪い人ではないの。

いい人が道を踏み外したの。

そう思うと集団心理は恐ろしいわよね…

 

 

あと1冊あります。

 

 

 

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