加藤哲太郎「私は貝になりたい」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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今日は有酸素行ってきましたよ。

明日はようやくお休みだー。

だけれども日曜日はすでにフルが確定だー…

 

 

 

 

加藤哲太郎「私は貝になりたい」

私は貝になりたい
加藤哲太郎

春秋社 1994年10月

by ヨメレバ

 

 

【感想】

私はこの作品の映画版とかを

観たことはありません。

だけれども、とても驚いたことがあります。

 

 

そう、少し読めばわかることなのですが

実はこの同名の作品のモデルの人は

絞首刑にはなっていません。

数多くの減刑嘆願がなされたことにより

それが認められ、減刑になっているのです。

 

 

なぜならば、著者のやった活動から

そのようなことに加担したとは

到底あり得ないからです。

 

 

著者は確かに俘虜関連の施設に

いたことはありました。

通常ならば敵が憎しということで

とことんまでに相手を懲らしめようとするでしょう。

 

 

だけれども、彼がやったことは

俘虜たちの環境の改善だったわけです。

これが刑期の減刑への

きっかけになったのだと思いますよ。

 

 

ですが、その減刑を待つまで

著者とて死を待たねばなりませんでした。

なぜならば当初の刑は「絞首刑」

確実なる死が待っていたのですから…

 

 

しかも悲しきかな、彼は父親になりつつあったのです。

ですが、その前に彼は捕まってしまったのです。

(終戦後著者は逃亡していてだいぶ後につかまっています)

 

 

書簡にはその描写も書かれているんですよね。

本当に妻を愛していたし、

あらゆる人たちを愛していました。

何気にね、キスマークも書いてあるんですよ。

愛溢れる人だったんですね。

 

 

で…時にはその厳しい施設内の様子も

書かれているんですよね。

減免を待つ人たちもたくさんいたのですが

それがかなわなかった人もいるのです。

そう、その中には絶対に「そうなるのは不適切」

な人もいたはずなのです。

 

 

でも、勝者というのはいくらでも

思うようにできるんですよね。

この本にもそうされたであろう描写は

見受けられますので。

戦争は、だからやってはいけないんだよなぁ…

 

 

人ってどうしてこうも欲をこじらせるのでしょうな。

不思議なものですわ。

 

 

 

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