トマス・H・クック「沼地の記憶」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

こつこつ、しています(超雑読ブログ)

超少数派なスナッグをまといし
シネイド・オコナーの髪型にあこがれる
オトコオンナでございます。


テーマ:

今日はどうも有酸素いけないっぽいぽい?

だとしたら残念だなー。

まあ受け入れますとも。その場合は。

でもね、一時間でいい、小止みになって。

 

 

 

 

トマス・H・クック「沼地の記憶」

沼地の記憶
トマス・H・クック

文藝春秋 2010年04月09日

by ヨメレバ

 

 

【感想】

さあ、鬱々とした気分になろう。

雨の日にはとってもぴったりとしか言いようのない

素晴らしいぐらいにだーれも救われない、

そんな作品が来ましたよ。

 

 

最初から最後までずっとこの本のカラーは

モノクロでしたね。

カラーになることはまるでありませんでした。

 

 

主人公の教え子である

エディが調べることになった

自分の父親の殺人現場ですら

読んでいる限りでも色は付かないのです。

 

 

なんだろう、こんな風に読書をしていて

灰色とか黒しか思い浮かばない作品って

あんまりないんですよね。

カラーがつくのが普通なんだけどな。

 

 

昨日よんだ狂ったマザーが出てくる

傷春譜は感想に明記しなかったやつは

明確にどす黒い赤ですからね。

(何を示唆するかは、お察しください)

 

 

それは主人公が恋人であるノラと

一緒にいるときもそうなんだよなぁ。

なんだろう、文章そのものが破綻に

向かっているのを暗示している感じが。

 

 

現実にそれは提示されるんですけどね。

主人公は父親に読んではいけないと言われるものを

結局目にしてしまうわけですよ。

もうそれはね、破綻が決定的になった瞬間。

そして確かに主人公は特定の生徒(エディ)には

気をかけていたけれども

言ってしまうとダメ教師なんだよね。

 

 

一人明確にダメなやつ(ドクズ野郎)がいるんだけど

それをおめおめと放置したんだよ。彼。

その結果が破滅を後押ししたと言っても

過言ではないんだよね。

 

 

でもこのドクズ野郎は悲しきかな。

出自が決して良くないんだよな。

何代も前から嫌われ者、疎まれ者というのを

提示されていて彼もそれを振り切れなかった。

残酷なわけですよ。

 

 

そしてエディも救われないのです。

やっぱり犯罪者の息子の烙印は…

ということ。

どこの世界もそうだけど一度踏み外した人間に

世間の目は冷たいわけ。

私もその口だから痛いほどわかるわ。

 

 

 

 ←いつも応援ありがとうございます<(_ _)>

            よろしければポチっとお願いします。

 

 

本の詳細に戻る

 

 

miyanさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ