ステファン・グラビンスキ「狂気の巡礼」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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今日はフルを無事に終了しました。

やったね。

明日も有酸素やるよー。

 

 

 

 

ステファン・グラビンスキ「狂気の巡礼」

狂気の巡礼
ステファン・グラビンスキ

国書刊行会 2016年09月23日

by ヨメレバ

 

 

【感想】

私好みの素敵な作品でした。

ページを繰るごとに色濃くなっていく狂気。

そして日常が、非日常へと変貌していき

作品によっては人が崩壊していきます。

 

 

中にはちょっとした恐怖で終わるもの

(「夜の宿り」)がありますがね。

これは馬車で移動すればいいものを

徒歩で7キロも移動しようとしたがために

途中で野宿をしなければいけなくなった

哀れな男が出くわした悲劇です。

 

 

この男が夜の宿にした場所は…

どえらい場所でしたよ!!

そりゃあ変な夢を見たりするでしょうな。

そしておまけとしてとんでもないものとも

一夜を共にしてしまうのです。

 

 

何かはこうやって伏せていても

察することは可能でしょう。

ええ、そんなのは私とて御免ですね。

ましてやそれが至近距離(密着)でいることなんて

本当にごめん被りたいです。

 

 

他には奇妙な現象に悩んでいる

婦人を診察したことから始まる

「チェラヴァの問題」というのがあります。

これは夫側にとんでもない秘密があったわけで。

(なかなかぞっとする代物ですよ)

 

 

著者の文章は何だろう、少し理屈っぽい

感じを受けるかもしれませんね。

何だろう、最もっぽくさせるために

あえてそのような文章にしているのかな。

 

 

だけれどもその何とも言えないかっちりとした

文章が、恐怖をさらにかきたてるんですよ。

静かな中にだんだんと迫ってくる

恐怖、そして破綻の足音。

思わず登場人物に「逃げて、超逃げて!!」と

本の世界に声をかけたいぐらいに。

 

 

だけれども本の世界は固定化されているので

もちのろんのこと、登場人物は

破綻へと一直線に進んでいきます。

 

 

これは自業自得というか

警告を素直に受け入れなかった男が

災難に遭って命を落とす

「煙の集落」という作品があります。

これがまさに「逃げて、超逃げて!!」と言いたくなる作品。

 

 

だって、現地事情を知っている人が

むやみに採掘をするなと言っているんだから

聞いとかないとまずいでしょ。

でもその民族を下に見ていた男は

その警告を無視して無残な状態になってしまいました…

 

 

他にも著者の作品、いろいろとあるようです。

クルッテイルこの作品たち

ずっと耽溺していたいな。

 

 

 

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