黒岩重吾「黒岩重吾全集4」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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今日は予定が入ってしまったけれども

先に終わらせてしまいたい案件だったので

まあ良しとしましょう。

(有酸素への支障はありませんでしたぞ)

 

 

 

 

黒岩重吾「黒岩重吾全集4」

黒岩重吾全集4
黒岩重吾

中央公論新社 1983年04月

by ヨメレバ

 

 

【感想】

著者らしい文章ですね。

どちらの作品にも、「女性」が必ず絡みます。

男が女性を駒のように扱い

成り上がろうとするからです。

 

 

まず、最初の作品「鎖と歯」では

権力を勝ち取ろうとする男の物語です。

まあそれはもう1つの作品である「闇の航跡」でも

同じなんですけれどもね。

 

 

そのためには手段を厭わず、

複数の女性をこまして駒として

用いることも当然なのです。

 

 

だけれども、この作品の主人公である

山根は決して女性が完全に

手なずけきれるものではないということを

自覚できなかったようですね。

 

 

まあ女性蔑視が真の底まで

身についていたのでしょう。

だけれども結果的にそれが山根の

その後の栄光、そして命までも

脅かしてしまう事態へと陥ってしまうのです。

 

 

本当にほころびというのは

思わぬところで起きてくるものなんですよ。

それは山根が思ってもいなかった

敵では「絶対にないであろう」と思った側から。

 

 

それが彼の裏事業を暴いて

恐喝する事態になってしまったんですよね。

まあ、限りなく真っ黒な世界に身を置いている以上

安寧なんかはたからあるわけないんですけどね…

 

 

2番目に出てくる作品がメインでしょう。

この作品は今もはびこっている新興宗教を

テーマにしている作品です。

 

 

新興宗教というと

その過激な手法にて人を惑わせ(?)

時に金を巻き上げますからね。

そんな新興宗教の教祖に取り入って

金をもぎ取ろうとした男が主人公の作品です。

 

 

だけれども、まあその女教祖が

金にとかくうるさかったわけでして

結局まともに金を搾取することは

できなくなってしまうのです。

 

 

で、頭にきたその男(高倉)は

こともあろうか巫女の女性に手を出して

教団を追われる羽目となってしまうのです。

 

 

で、その後起こったのは教団から火災が起きて

教祖は焼死するのですが…

 

 

この物語はとにかく濃いですぞ。

最初に出てくる新興宗教には

バックに超腹黒い政治家がいるのですが

この男がまあまあ食えないのなんの。

 

 

どこまでも女泣かせであちこちで女を食い散らかすのよ。

妻もいるのではありますが

そっちのけで女を食い散らかすのです。

 

 

まあ名前はそこそこ売れているのですが

やることなすことが真っ黒なことばかりです。

まあ、政治家って言ってしまえばそういう人

ばかりなのかもしれませんが…ちょっと悲しいですよね。

 

 

で、これも最初に出てくる作品と同じで

思わぬところからほころびが生じ

手なずけられるであろう人からの裏切りや

事態が思い通りに運ばなくなることから

悪徳政治家(杉岡田)の周りは危うくなっていきます。

 

 

そして、最後には思わぬ事実が突き付けられるのです。

まあ、これは自業自得としか思えなかったな。

だって杉岡田がちゃんと妻である玉代を

一定のところまで尊敬していれば

こんなことにはならなかったんだし…

 

 

後味が大変悪いのでそこのところ、注意。

 

 

 

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