ケイト・ウィルヘルム「炎の記憶」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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明日は完全休養ではないですね。

半休養となります。(有酸素あり)

 

あの日から8年。

ようやく、亡くなった親族に顔向けできる

わたしになれたような気がします。

 

 

 

 

ケイト・ウィルヘルム「炎の記憶」

炎の記憶
ケイト・ウィルヘルム

東京創元社 1993年10月22日

by ヨメレバ

 

 

【感想】

著者は本来はSFの顔の方が有名です。

確かに聞いたことのある作品がちらほらと…

 

 

ただあとがきに書いてある通りで

残念なことに著者の欠点が結末部分に

強く出てくることになります。

「どこまでも救えない」んですよね。

 

 

原題は「ハムレットのわな」といった感じかな。

ただこれはある種真相を解くカギになってしまうから

変えたのか…

(このタイトルも実は真相の一部分なんですよ)

 

 

オレゴン州の保守的な街で

新たな演出家が新たな脚本家を

読んだがために起きてしまった連続殺人事件を

取り上げています。

 

 

その脚本家はどうも嵐を呼ぶ人間のようで

彼女がうろつきまわるたび、

周辺人物は不快極まりない

思いをしていくのです…

 

 

そして、そんな最中にこの物語のもっとも

悲劇の主人公とでも言いましょうか、

舞台美術家のジニーの交際相手である

ピーターが何者かに殺されてしまうのです。

 

 

その犯行は現場の施設の鍵を持っていないと

行えないものだったので

関係者が真っ先に疑われることになります。

だけれどもこれで終わりじゃあない。

 

 

さらに、今度はこの閉鎖的な街に

風を吹き込むことになった男の

交際相手であるローラが殺されてしまうのです。

 

 

しかも今回はジニーが諸事情により

アリバイを証明するのに弱い場所にいたがために

彼女が真っ先に疑われる羽目になります。

 

 

そんなジニーの無実を証明するために

動き始めたのはある夫婦探偵。

ラブラブなんだよな、この夫婦探偵。

死ぬまで爆発しとけよ、と思うぐらいに。

だからこそ夫が事情により警察を

やめても支えあえたのでしょうな。

 

 

で、見えてくるのはこのタイトルが示す

ある過去の事件。

まあ詳細はここでは語らないでおきますが

ある表面化しなかった事実が浮かび上がってきます。

そう、それがすべての鍵で…

 

 

うーん、これは複雑なことよね。

だけれどもそんな中でも

ジニーは波乱の人生を歩んできたけど

確実に愛されてはいたんだよなぁ。

 

 

犯人指定は非常に素直。

お望みの展開が見えてくるでしょう。

でも、それでも爽快感はなく、

ただただ重たいだけで終わるのは

著者の持ち味なのでしょうな。

 

 

ミステリーには適さないと思うの。

ディッシュのSFのように救いようのない作品はあったから

そのままSF畑のほうがよかったんじゃないかな。

 

 

 

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