吉田雄亮「涙絵馬」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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吉田雄亮「涙絵馬」

涙絵馬
吉田雄亮

祥伝社 2010年12月

by ヨメレバ

 

 

【感想】

今回の作品はちょっと殺された人(最初の殺人)には

ある種の非があったからあまり

作品に入り込むことができませんでした。

(あくまでもこれは個人の感想よ)

 

 

深川では有力な材木問屋が殺されることから

端を発した作品。

その後深川の寺社からことごとく絵馬が

盗まれていきます。

 

 

どうやら敵というのは

残された妻にどうしてもお金を渡したくないようで

なんとかして彼女を貶めようと

躍起になっている模様です。

 

 

そして、敵はさらにその事実を

聞き出そうとして妻のかつていた場所に仕えていた

身の回りのことをやる女性を拷問にかけた末に

首吊りに見せかけて殺してしまうのです。

 

 

何で絵馬にこだわるかと言いますと、

それは彼女が心にしっかりと閉じてしまった

決してかなうことのない恋が

関係しているのです。

 

 

ただこの作品、見た目のリアクションからすると

すげないことになってはいたものの、

疑義も生まれてくるんですよね。

たぶんないとは思うんだけど

設定的には「実は…だった」ということで。

 

 

こういうのって結構こういう時代のだと

あえて表現として残さないものなのよね。

まあ溝口の場合はかつて愛していた女性に

駒として利用されて危うく大変な目に遭いましたが…

 

 

あれはあれで切ないと思うの。

この例も幸せなエンドではなくて

自らで始末を付けねばなりませんでしたからね。

 

 

今回の場合は…

相手が過不足のないやつだったからね。

何せ腕利きの用心棒が相手で

しかもこいつの父親が鞘番所が忌み嫌う

旗本なわけなのですよ。

 

 

そう、それは身のこなし方がまずければ

即仕事ができなくなることを意味するのね。

だけれどこのようになるのは二度目なので

工夫をして錬蔵は難局を乗り切るのです。

 

 

で、その結末もまたね…

たぶん読者が予想する通りになるわけ。

切ないよね。

この恋は決してかなわないの。

今よりも不条理な時代の境遇だから

どうにもならないわけ。

どれだけその想い人は無念だったろうね。

 

 

ただし救いなのは

確かに殺された男はあくどかったけど

やっぱりその妻はたくましかったのよね。

もともと才ある女性だったから当然か。

 

 

評価はちょっと落ちるけど

その代わり今回は錬蔵氏の剣を

たっぷりみられたのでよかったです。

 

 

 

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