大西巨人編「日本掌編小説秀作選2」 | こつこつ、しています(超雑読ブログ)

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時間は差し迫っていますが、

まあ明日に残したくないからやるわよ。

明日2ラウンド日だし。

だけれども有酸素はなしで場合によって買い出しのみ。

 

 

 

 

大西巨人編「日本掌編小説秀作選2」

日本掌編小説秀作選2
大西巨人

光文社 1981年04月

by ヨメレバ

 

 

【感想】

読むことができるようになるまで

やや時間がかかりましたね。

だけれどもやはり読んでよかった、と思える本でした。

 

 

なぜならば、出てくる作家陣の中に

超有名な人がちらほらと出てくるので。

志賀直哉も出てきますし、安部公房もでてきますし。

あ、と思える先生結構出てきますよ。

 

 

何気に最後があまりに悲しすぎた

(その死は批判を読んだ曰く付きの人)人も出てきます。

うーん、詳しくはわかりかねますが

思いつめすぎたんだろうね、その人。

確かに文章は暗かったな…

 

 

この作品で際立っているのは

貧困、弱者に関してのやるせない作品でしょうか。

「脱走少年の手紙」はまさにそうでしょうね。

ただ、この場合は弱者ではあるけれども

その弱者を本来は元の道に戻してやれるはずの

機関が全く機能していないんですよね。

 

 

ん、これって今もそうなのかもしれません。

確かにこの少年にも非がありますね。

結局わかっていながら罪を重ねましたから。

で、最後に彼に待ち受けていたのは

さらなる罰だったわけでして…

 

 

厳罰化は確かに必要な部分もあるでしょう。

ただ、少年犯罪で明らかに舐め切った場合のやつはまだしも

こういう何だろう、心の貧しさが起因しているのには

まだ救いようがあるように感じました。

 

 

別の作品では貧困を扱っています。

貧困がゆえに親の愛情を受け取ることのできない

5歳の子供。

そしてそんな子供に、悪魔のような考えが

めぐっていくんですよね。

 

 

母の失踪はおそらくあるものが起因しています。

そういう人たちが手っ取り早くお金を稼ぐのは

命を失う危険がある肉体労働です。

そう、子供の父親は…

 

 

最後の締め方が胸をつまされる思いになります。

社会の手から漏れてしまう人は一定数いるのです。

そう、こうやってブログを書いている間にも

その目に光すら見いだせない家庭、子供がいるわけでして。

 

 

でも一番読んでほしいと思ったのは

「世評」という作品ですね。

この作品はSNSがメインを占める世界だからこそ

もっともっと脅威になる事柄が

取り上げられています。

 

 

結末は読んでほしいですが

結局無意識に放たれた嫉妬という名の悪意は

時に人の様々なものを殺すのです。

場合によっては命の場合もあるのです。

 

 

一人に多勢、不条理でしょう?

もう少しその先をきちんと見据えません?

そういう人が多く出てくることで

もう少し生きやすい世の中が来ると思うのですが。

 

 

考えさせられる1冊でした。

さて、残りタスクは1つ。

次は楽しみなやつなのでエンジョイです。

 

 

 

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